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突然の神気の暴走、無意識に力を使う


燈、渉、朱雀、朝顔の4人は、突然、はっ!っとする·····


燈は、噴水の前で

空気が変わったのが分かった、辺りを見渡してみるが、空気以外何も変化はない


渉は、電車に乗っていた、周りを見渡すが、何も変化が怒っていない、ただ、分かるのは、周りの空気の変化


胸のざわつき、冷や汗を少しだけ流す


朱雀は、寝ていたはずなのに、パッと起き上がる

訳が分からない表情をするが、燈、渉、朝顔の顔が脳裏に浮かぶ



朝顔は、さっきまで、合コン気分だったのだが、急に立ち上がると、ごめん!!と、謝り、お金を置いて店を出た



何が起こってるの?何で、何で、何で

燈と、渉と、朱雀の顔が浮かんでくるの?

外の空気も、何か違う·····



朝顔は、すぐ近くの噴水公園に着いた

朝顔「燈!!!!」


燈「朝顔!!!!」

2人は心配した顔をしながら、手を取り合う


朝顔「この感じ一体何!?」

燈「分からない·····空気が変わった·····」


朱雀から、朝顔に電話が入る


朱雀「おい!今どこだ!」

朝顔「噴水公園!」

朱雀「分かった、すぐ行く!」


朱雀は、着替えて、天狗の羽を付けると、ナールを連れて外に飛び出した



何が起きてるの?

私確か、渉と電話して、噴水の公園に来て

何だか、嬉しいなって思った時だった??


『無意識に、力使ってる?私が?』


燈は、よく分からない顔をして

自分の鳩尾の服を握りしめる


何でこんな声が聞こえるの?

無意識に力を使うって、誰の声?


燈は、噴水公園の前で蹲った

朝顔「燈!?どうしたの!?」



燈「はぁ、はぁ、」


燈の息が上がるーー



その時、渉が息を切らして、全速力で駅を降りて走っていた



渉「グラッド・シエル・ヒーラー」


渉は、弓矢を取り出す

空の雲行きが、澱んで、黒い雲が出ている


渉は、桜の弓矢で空に向かって、放った


渉「·····!!北欧の神界の入口!??」


渉は、立ち止まった


人間界に現れたのは

北欧の神界の入口だった

渉は、その空気を読み取って、ロキの命令通り

入口を塞いだーー



渉「何でいきなり·····」


渉は、深呼吸すると、噴水まで足を急がせた


朱雀も、飛んでいたので、渉が弓矢を放った事を確認した後、急いで噴水公園に向かった



その息苦しさは、5分ぐらいで治まってきた


燈「なん、だったの?今の·····」



噴水の前に降り立った朱雀、息を切らして駆け寄った、渉も合流した



渉「落ち着いた、みたいだな、、」

朱雀「敵かと思ったが、何も無かった?」


朝顔「··········あんた、寝てた?」

朱雀「·····ああ」

朝顔「ヨダレのあと」

朝顔は、朱雀にハンカチを渡す


燈「·····何か·····疲れた·····」

燈は、その場で寝てしまった、渉がすぐに駆け寄ると

燈を背負った


渉「何があったんだ?朝顔」

朝顔「分からない、分からないけど、苦しんでたみたい·····」

朱雀「·····よく分かんねぇけど、まぁ、何事もなくて良かった、良かった」

朝顔「はぁ·····何か力抜けた·····


朝顔も、その場で座り込んだ

ナールが朝顔に、ぴっとりとくっつき、大丈夫?と心配していた


朱雀が、乗れと、背中を向けて

朱雀は、朝顔をおんぶした


渉「変な状況だな」

朱雀「はは、女は弱っちーな、いて!」


朝顔は後ろから、朱雀の頭を軽く叩く


朱雀「そういえば、渉弓矢、打ってなかったか?」

渉「ああ、さっき、北欧の神界の入口が開きかけてた」

朝顔「何で分かったの?」


渉「空が歪んで見えたんだ」

朱雀「まーた美味しいとこだけ持ってきやがって」


ー朱雀様、いい加減渉様を見習ってくださいー


朱雀「うるせぇ·····ナール、あと、もう敬語はいらね」

朝顔「!!良かったね、ナール」


ナールは嬉しそうに笑って、4人の周りをゆっくり飛んだ。


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


天狗堂に居た、三葉と四葉にも、異変は届いていた。


三葉と四葉が、出遅れて、青い龍に乗って到着した


朱雀「かっこいい·····」

青い龍は、神界へと戻ったのか、月の方へと飛んで行った


渉「·····三葉様、四葉様」

三葉「渉、いつもすまない·····」

渉「いえ、大丈夫です、あの、水無月が」


三葉「大丈夫だ、力を使って眠っている」

朝顔「力を使って?」


朝顔は、朱雀におんぶされていたが、三葉と四葉に見られて、恥ずかしいのか、自ら降りた。


四葉「·····何の神気を使ったのかまでは、分からないけど、これは·····無意識に神気を暴走させてるのかもしれない」


三葉「··········」

朱雀「それはつまり?」


朱雀は少し考えようとしたが、分からなかったので、考えるのをやめた


渉「つまり、3つの神気が暴走している可能性も?」

三葉は、コクリとうなづいた


朝顔「ちょっと待って、じゃあ燈は、このままだと、どうなるの?」


朝顔は少し青ざめる


三葉「事例がないからな、それが分からない·····」


四葉「とりあえずは、天照大御神様が、修行をして下さっているから、その修行が鍵だと思う·····けど、ん?僕たち、封印が解けたら、記憶を消すって約束だったよね?」


渉「そんな約束があったんですか?」

三葉「ああ、封印を解くのは、燈しかいないと言われてな、こないだ巻物で、神の姿は維持出来たはず·····」


噴水が止まっていたが、噴水が噴射する

公園の街灯が、水に反射していた。


四葉「妖力の違和感·····」

三葉「そうだな、妖力が中に入っている」


渉「??」

朱雀「つまり、記憶を消さなくてもいいと言うことか?」


三葉「うむ、そういう事かもしれぬ」

四葉「明日、燈が修行に行く時に、僕らも言って、あの、おばさんに聞くしかないよね·····嫌だけどさ」


朝顔「それって、私達も行けますか?」


三葉「心配かもしれないが朝顔達は待っていてくれ」


ナールは、心配そうな顔をする朝顔にピッタリとくっついた。


朝顔「はい·····分かりました」


燈「んーーー、ドーナツ食べたい·····」


深刻な話をしているのに、当の本人は、寝言をかます


四葉「はは、いつもの燈だ」

三葉「しょうがない、ドーナツを買って帰るか」

渉「あ、もうこんな時間だ、コンビニしかお店やってないです」

朱雀「はぁ?もう0時かよ、」


朝顔「え!?ちょっとまって、終電!!」

朱雀「俺の背中に乗って帰ればいーだろ!?」

渉「俺らは?」


三葉「大丈夫だ渉、さっきのドラゴンを呼ぶから」

渉「ドラゴンに乗れるんですか?ラッキー」


朱雀「え!なら、俺も、葵陽重そうだから、そっちが、ってぇーな!すぐ叩くな、蹴るな!喚くな!」

朝顔「朱雀、覚悟出来てるんでしょうね?」


朝顔は、指を鳴らすと朱雀目掛けて、炸裂パンチとキックをかました。


朝顔「ふん!伸びてろ!」


朱雀は、ボコボコにされて、その辺に放置された

ナールは、少し慌てていたが、朝顔達と一緒に、並んで飛んだ。


ドラゴンの上には、三葉と四葉、渉に支えられて寝ている燈と、朝顔が乗っていた



三葉がボソッと呟く


「時間のズレも生じるとはな·····」


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



燈は、朝5時に目が覚めた


燈「何かよく寝たな·····」


小さなテーブルの上に、コンビニで買ったであろう、袋に入ったドーナツが置いてあった



燈「あ、チョコのやつ」



燈は、顔を洗って、歯を磨き、ドーナツを持って、キッチンへ、ホットミルクを入れて、朝ごはんにした


朝ごはんを食べながら考えていた



えっと、あれ?昨日どうやって帰ったんだっけ?

んー、合コンしてたら、渉が迎えに行くって言ったでしょ?そこから、ドーナツ食べて、ん?今ドーナツ持ってる、ってことは、ドーナツ食べてるのは夢?


待って頭混乱してきた、整理しよう·····

いつもの脳内会議する?いや、しない


んーーーーーーー


あ、そうだ思い出した、無意識に力を使ってるとか何とか言ってたけど、なにそれ??


今日の修行で天照に聞かないと、あ、たこ焼き、忘れずに買ってかないと、修行増やされそだな·····



三葉「燈、起きたのか」


燈「あ、ぱぱ、おはよう、ドーナツありがとうね」


燈が珍しく、自然とぱぱと呼んだことが、三葉はとても嬉しくて、はにかんだ笑顔を見せた


燈「何笑ってんの?気持ち悪いな」

三葉「いや、ドーナツ美味しいか?」

燈「うん!あ、でも足りないから、いちごのやつも食べたいなー」

三葉「·····後で買いに行くか、修行行く前」

燈「うん!そうする、たこ焼きも買わないと」

三葉「たこ焼き?」


燈「天照が、たこ焼き気に入ったみたいで、買ってこいうるさくて」

三葉「なるほど、メモっておこう」


三葉は、メモ帳を取り出して、何やらメモを取っている


燈「何そのメモ帳·····」

燈は、若干引いていた




┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



朝顔は、スマホを取りだして、時雨に電話をする


時雨「んー?葵陽どうした、こんな朝早く」

朝顔「別れる!!」

時雨「はあ!!?」

朝顔「だから!別れる!」


時雨は一旦考えた、時雨の選ばれし者☆の記憶は、徐々に薄れていて、現実に戻っていたからだ。


時雨「·····凪の事はもういいのか?」

朝顔「だって、凪じゃなくて、時雨じゃん、演技してんのバレバレ」

時雨「演技って、ひどいな、ちゃんと記憶はあるのに」


朝顔「だから、複雑なのよ!分かった?だからさ、別れよ?」

時雨「分かったよ、葵陽は、朱雀とお幸せにな?」

朝顔「…///何でアイツの名前が出てくんのよ」


時雨「気づいてないのか?」


朝顔「はぁ?何が?」


時雨「俺とデートしてた時、あいつの話ばっかしてたって事·····」


朝顔「!!!!」


時雨「短い間だったけど、ありがとうな、たまには連絡くれよ?」

朝顔「うん、分かった、ありがとう時雨」


スマホを切った葵陽は、顔を真っ赤にした


スクナが、まだ寝てて良かった


どうしよう·····何か、、、、気づいたら、照れる·····



葵陽は、朱雀の部屋に入ると、寝ている朱雀の顔を見て、考えた



私がこいつを好き??


脳裏にあのセリフが過ぎる



「俺にしとけば?」


幼なじみ、なのにな·····

こんな近くにいるから?



あー、今日からまた修行始まるのに!!




┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



ここまでトラ神をご愛読いただき、ありがとうございます。

作者、とても感激しています。


ここまで辿り着いてくださった読者様へ。

これまでの物語の構成を振り返ります。


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


1幕:邂逅/度

ファンタジー × 日常 × 成長

── 出会いと、心が動き始める距離。

不思議な事って考えすぎちゃダメって事もある。


2幕:至宝/零

ファンタジー × ラブコメ

── 大切なものが増えていく、賑やかな日常。

普通じゃなくてもさ、どうにかなるもんだよ?


3幕:唯一/美

ファンタジー × バトル × ラブコメ

── 戦いの中で選び取る、“唯一”の答え。

スローライフもいいけど、こんなハチャメチャだって楽しいと思う


4幕:無二/不

ファンタジー×ラブコメ×日常×キャラとの別れ

── 唯一無二の相棒が不憫だけど、何とかなる

仲間がいれば、何だって出来る、生きてる実感が湧く


次章⇒ 5幕:縁結/空


5幕はこちらから⇒ 次で親世代最終章です。

燈は、決断できるのか、、


少しでも、面白い!続き気になるーと思ってくれた読者様は、ブクマして応援してくれると、作者は、喜んで踊ります♩


そして、評価の☆☆☆☆☆を押してくれる方が現れたら、Xで叫ぶかもしれません。


あなたの応援が、私の執筆の速度を上げます(´・ω・)つ


これからも一緒にトラ神を読書しましょう(*´ `*)

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