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何故か合コンに参加させられます…………


燈は、スマホを何度か見ていた

既読はついているのに、返信が来ないからだ


怒ってんのかな…??


燈「朝顔さん、私やっぱり行けませんわ」

と、ミコトの口調を真似して言ってみた


朝顔「何言ってんのよ!さ、化粧するわよ、目閉じて!」


圧に、耐えられなかった燈、仕方なく目を閉じた

スクナが、雑誌を見ながら、メイクされる姿を見ている


燈「スクナ、何故いるの?」

スクナ「いちゃ悪いの?今日はバイト休みなの!」

スクナの部屋はない、朝顔の部屋で同居しているからだ


スクナ「久々に紅月も仕事だから、ゆっくりできると思ったのに、あんた達がメイクしてるから、終わったらさっさと出てってよね?」


朝顔「……スクナ、ここ、私の部屋」

スクナ「そんなこと知ってるわ!よ!あと、燈、ミコト様のモノマネ辞めなさい、似てない!」


燈は少しだけショックを受けた、メイクされてるのに、動くなとか、喋るなとか、注文が多い朝顔に、燈はため息をつきそうになったが、とりあえず黙った


その時、玄関の方でドタバタ音がして、朱雀が帰ってきた


朱雀の部屋は隣の部屋にあって、隣の扉をバン!と閉める音がした


朝顔「あいつ、静かに扉閉めろって毎回言ってるのに、ちょっと燈待ってて、蹴っ飛ばしてくるから」


燈「はーい、」片目だけアイラインを引かれて、放置された燈は、スマホでゲーム画面を開いた



朝顔は、朱雀の部屋にノックも無しで入る


朝顔「ちょっと、朱雀!毎回毎回、静かに扉閉めてって!きゃ!」

汚い朱雀の部屋に入って、物を踏んづけた葵陽は、寝転がってた朱雀の上に、転ぶ。


朱雀「///////」

朝顔「///////」


朱雀「…分かったから退けよ」

朝顔「/////退くわよ、あと、片付けろ!!」

朱雀「休憩してからなーってか、燈いんのか?」

朝顔「いるわよ」


朱雀「渉が放心状態だったぞ、合コンなんて誘うなよ、時雨と別れるって?」

朝顔「…だって、凪じゃないんだもん」


朝顔は、寂しそうな顔をした

朱雀は、寂しそうな顔をする葵陽の顔を見て咄嗟に


朱雀「俺にしとけば?」

朝顔「はぁ!?///////」


朱雀は、自分でも驚いて、起き上がった



朱雀「今、俺何て言った?はぁ?こんな凶暴女と?ありえない」


と本人の前で言うと、朝顔は思いっきり腹を蹴っ飛ばして、朱雀を気絶させると


その辺にあるものを、ベッドに投げつけて

朱雀の部屋の扉を思いっきり、音を立てて閉めた


信じらんない!!あいつ


自分の部屋に戻った朝顔は、扉の前で立って、イライラした顔になっていた、燈は、咄嗟に、スマホのゲームを辞めて、朝顔を見た


燈「何か凄い音してたけど、喧嘩?」

朝顔「そうよ、喧嘩!さ、燈、とびきり可愛くなって、彼氏ゲットするわよ!」


燈「いや、 私参加するだけ…って、聞いてないのね」



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



バッチリメイクをした、朝顔&燈

燈は、初めてのメイクで、自分じゃないみたいな感覚に陥った


鏡をじっと見て、朝顔と二人で自撮りした

その写メを、渉に送信してみた


既読つかない、、あ、バイトかな?


燈「ねぇねぇ、朝顔、今から合コンだけどさ、その前に寄りたいとこある」

朝顔「え?寄りたいとこ?いいけど、そんな長くは無理よ?」

燈「うん、長くならないから大丈夫」


燈は、寝間着を脱いで、朝顔の服を借りて、ギャルに変身した、ますます見慣れない自分の姿に感心した


朝顔「似合うじゃん」

燈「えへへ、ありがとう」


電車に乗る前に、神社を通る朝顔と燈

ちょうど、神社の掃き掃除をしていた、渉と遭遇した。


渉は、持っていた、箒を落とした、ミニスカートを履いていた燈の足を見て、顔を赤くする


燈「何で返信くれないの?」

渉「何でって、何て返せば良いか分からないだろ?合コン行くなんて言われても」

燈「じゃあ、何も言わずに行けば良かったの?」

渉「いやいや、まずさ、行くなよ!」


朝顔「渉、私と燈はね、経験を積むのよ、いい?何事も、人生はけ、い、け、ん!」

燈「·····いや、私は別にそんな経験いらない·····」

朝顔「さ!行くよ、燈、こんな女々しい彼氏は、放っておきなさい!」


朝顔は、燈の腕を組んで渉を見ないように仕向ける


渉「··········っ、マジで行くのかよ·····」


渉は、仕事をしながら、複雑な気持ちだった

彼女が普段は着ないような服装で、しかも、無理やり合コンに連れていかれる様子を、バイト中に見てしまったからだ·····


渉「はぁ··········どうしたら·····」

渉は、スマホを取りだした、朱雀を選択して、メッセージを打ち始めた


ーー水無月が、朝顔の服着て、合コン行った、バイト終わったら行くから、止めるの協力してくれーーー


送信


渉は速攻、朱雀に助けを求めたが、朱雀は修行で疲れていて、仮眠を取っていた

すぐに既読を着くことはなかった


渉「くそーー、何で見ないんだよ、、あと2時間か·····」




┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



燈の住む街から少し離れた、少し都会の街に到着した、燈は久々の地元の都会に、うきうきしていた。


燈「ここに来るの久しぶり♩」

朝顔「え!?そうなの?」

燈「うん、だってパリピが来るとこだと思ってたから、遊びに来たのって、あんまない、あ!親と買い物に来たぐらいかな?」

朝顔「パリピって、、今はね陽キャと陰キャって言うのよ?」


燈「陽キャと陰キャ?何それ?YOYOキャワイイじゃん、そこのインフルエンサーみたいな感じ?」

朝顔「ごめん、何言ってるか、よく分かんない、とりあえず燈、合コンでは適当にニコニコ笑ってなさい?」

燈「?うん、分かった」



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



待ち合わせ場所には、2人の女の子が来ていた


奈美「あ!きたきた、葵陽ー」

朝顔「奈美、お待たせ!」


奈美「んで、この子が燈?よろしく、うちら二人とも、葵陽と同中」

琉月「琉月·······よろしく」


奈美は、語尾が少し上に上がる、昭和のギャルのような、喋り方をしていた

琉月は、少しだけ物静かだ、人見知りみたいな感じがする


燈「水無月燈です、よろしくお願いします」

奈美「何で敬語なの?うけるっ」

燈「つい」


燈は、朝顔以外の女の子とは、あまり喋らないので少し緊張していた


奈美「てゆーか、葵陽から、彼氏が欲しいなんて連絡、初めてもらったから、急いでセッティングしたんだよ?」

朝顔「ありがとう、奈美、本当にいいやつぅー」

奈美「照れるなッ、そんなに褒めるなら、アイス奢ってよね?」

朝顔「OKOK、シングルにしてよね、私金欠だから」

奈美「金欠ぅー?葵陽が?珍しい、バイト人生まっしぐらな感じなのに?」


朝顔「ま、色々あってね、最近」


燈は、朝顔が、バイトに行けない理由を知っている

最近修行以外は常に一緒にいるからだ。


妖怪とか、神とか、彼氏とデートとかで、そりゃあ、バイトする暇もないだろうなぁーと、後ろで見ていた


葵陽と奈美は、二人で並んで久々なのか盛り上がっていた、私は、琉月の隣を少し離れて歩いた


琉月は、ギャルではなくて、普通の女の子だった

奈美って子に無理やり連行されたのかな?と燈の妄想が膨らむ


奈美「燈は、彼と付き合ってどんぐらいなの?」

燈「え?えーっと、んーと、ん?分かんない」


朝顔「確か、修学旅行の時には、付き合ってたわよね?二学期始まった頃は、まだだったはず、鬼嫁とか言って噂はされてたけど、で、今はもうすぐ11月だから、2.3ヶ月ぐらいじゃない?」


燈「朝顔さん?何でそんなに詳しいの?」

朝顔「2人が面白すぎて影で見てたからよ」

奈美「何それうける」

琉月「彼氏がいるのに、合コンに行くの?」


燈「·····行くのと言うか、無理やり·····」

琉月「無理やり、なのに、気合い入ってるんだ?」

燈「これも、無理やり·····」

琉月「??よく分からないけど·····」

燈「私も分かってない·····」


琉月「流れに身を任せるのね」

燈「う、うんそんな感じ」


この子人見知りだと思ってたけど、普通に喋るんだなーと、燈は、普通に女子の会話を楽しんでいた


一方その頃、三葉と四葉は


天狗堂で最高な休日を過ごしていた

天狗堂の山奥には、温泉があり、その温泉に3人は浸かりながら、お酒を飲んでいた


烈も久々に仕事が早く終わって安堵していた

これも四葉の事務仕事が、スピーディーだったお陰だ。


烈「2人はいつまで、ここに居てくれるんだ?」


四葉「どうしようかな?でも、ここいいよね、ゆっくりできる、うるさいのも居ないし」

烈「はは、うるさいのって燈だな?」


四葉「そう、燈はさ、本当にうるさくて、ゆっくり出来る暇も与えてくれない、学校に行ってる時は静かだけど」


三葉は、無言でお酒を嗜んでいた。


四葉「兄者?さっきから黙ってどうしたんですか?」

三葉「いや、、少しな、寂しくなってきたなと思ってな」

四葉「え!」

四葉は嘘だ!と言う顔をする


烈「三葉様は、燈の父上的な感じだからな、離れると寂しいのだろ?」


三葉「そうだな、ここまで離れたことは、うん、ないな、、」


四葉は、目を閉じて、燈が今何をしているのか、見てみようとしたが、前みたいに千里眼が使えなかった


四葉「前は見えたのに、今は見えません」

三葉「ん?何の話だ」


四葉「前に、燈が円の中に閉じ込められた時です、その時は千里眼で様子が見れたんですが、今は見れないんです」


烈「あの時か、、すぐに助けが来て、驚いた·····」

烈は自分が燈を連れ去った事を思い出して、お酒をゆっくりと飲む


三葉「まぁ、見えぬと言うことは、楽しく過ごして居るんじゃないか?」

四葉「そういう事ですね」


烈は、この2人の事を見て、燈を思い出し

お父さん、燈、弟か、、と頭で連想しながら、またお酒を飲んだ。



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