第1話「祐徳稲荷神社門前商店街」⑤
◎こちらはノベル形式ではなく台本形式になっています。ノベル形式と違い台詞と簡単な状況説明のみで構成されています。
第1期全12話(各話ごとに10節構成)の台本(約20万文字程)は完成して、只今、1年がかりでボイスドラマ化中です。ボイスドラマをアップするごとに更新いたします。この作品は「小説家になろう」「カクヨム」、「アルファポリス」にも掲載しております。
関連するボイスドラマは各作品の公式サイトとYoutubeチャンネルでも公開しています。また、両作品はボイスドラマ公開ごとに当サイトにて台本の公開も随時アップいたします。
※場所は前線カフェ店舗内(但しオープン準備中の状態)。④からの続き。時間の頃は昼頃 (※)内は演出指示です。<>はセリフ以外の演出ほかシュチュエーションです。
亀さん:「蒼羽さん、お客さんです。」
蒼羽:「(※不思議そうな声で)お客さん?」
亀さん:「神社の巫女をされてる葵さんです。宮司さんの娘さんの…」
葵:「こんにちは。私、鍋島 葵といいます。突然、お伺いして失礼します。(※怪訝そうな声で)あなたが蒼羽さんですか?」
蒼羽:「え、はい。私が蒼羽です。今度、こちらのお店を商店街の方でオープンさせていただきます。宜しくお願い致します。」
葵:「今日は、蒼羽さんにお渡しするものがあって、こちらにお伺いしました。これです。」
蒼羽:「狐、(※非常に驚いた声で)"狐の編みぐるみ"ですか!?」
祈里:(※非常に驚いた声で)「うえっ」、神那:「えっ」、美琴:「こ、これは…」
葵:「夢をみましたの。あと、この4人の方、人間ではございませんね」
沙希:「この"編みぐるみ"もまさか…」
<蒼羽、4人を一度みる>
蒼羽:(※非常に驚いた声で)「うっ、うーーーーーん」
葵:「私は稲荷神社の宮司の血脈にあるもの。それぐらい分かります。そして、私には夢見のチカラがあります。」
亀さん:「葵さんは何と夢で神様と話ができるんだよ。宮司さんの家系の人の中に、たまにそういう力をもった人が生まれるって親父が言ってた。神様いうより予言者みたいな感じしか俺に分からないけど。今までも色々なことを当ててきてるんだよ。災害がおきるとか、商店街の誰かがケガしてるから早く救急に電話してとか…。言われた事、全部当たってるんですよね。俺、神社の参道内にずっと住んでるけど、神様も余り信じてなくて…(へへっ)。でも葵さんの話だけはマジであたるっすよ!」
葵:「亀さん、私は予言者ではありません。ウカノミタマ様やほかの神様たちが、私の夢の中に降臨されて、お告げをされていくのです。私はそれに従ってるだけ。そして、昨晩も私の夢の中にウカノミタマ様が現れました。この門前商店街内にあるおとぎ前線が開かれた。
だから、これをそこにいる私の娘たちに渡しなさい…と。そして、この"小さな狐の編みぐるみ"が私の枕元にありました。だから、ウカノミタマ様の言われる通り、この編みぐるみをこの場所に持ってきました。それだけです。」
亀さん:「何か…可愛いすけど普通の"狐の編みぐるみ"すよね?葵さん?」
葵:「この皆様は何か分かる筈です。私が今回受けたお告げはこれをお渡しする。それだけです。それでは失礼します。」
<踵を返し立ち去る葵と、1度軽い会釈して葵の後ろを駆け足でついていく亀さん>
沢山の方に作品を知っていただきたく、こちらに投稿しています。私は佐賀県でアニメや漫画などのキャラクターで佐賀の良い所や特産品を紹介する小さな企業の代表をしています。佐賀は田舎です。昔の風潮も濃い場所です。新しい物を、まず理解もせずに拒絶したりする人も多いです。特にキャラクターやアニメを忌避する人は多いです。そのような理由から、佐賀から都会へ出て今、夢を叶えようとしている人が多く、出生率に反比例して若者の数は少ないです。私の独りよがりかも知れませんが、超高齢化による過疎化や、優秀な若い才能が故郷から流出を少しでも防ぐための受け皿になるべく、多くの方へ自社のキャラクター達を知ってもらいその方達の働く場所を作りたい。そして、人生1度きり、若い時に1度は断念したファンタジー作家の夢を、真似事でも良いから再開して、自分の書きたい作品を書き綴けて、自分の生きた証明を残そうと書くことを再開することにしました。ただ、会社は令和元年、令和3年と全国ニュースになった豪雨による度重なる被災とコロナ禍に見舞われ、尚且つ、この事業を故郷で理解していただく事さえも困難な状況です。佐賀からでて夢に向かって今も頑張ってる方、ただ、意外と面白いと感じてくれた方、どなたでも構いません。ただ、1人でも楽しんでくださる方がいてくださったら幸いです。
感想などは基本、本業と台本書き、本作品の以外の作品の出筆と更新やボイスドラマの制作等で多忙の為、受け付けておりませんが、少しでも見て下さる方がいらっしゃれば嬉しく思います。