第1話「祐徳稲荷神社門前商店街」③
◎こちらはノベル形式ではなく台本形式になっています。
第1期全12話(各話ごとに10節構成)の台本(約20万文字程)は完成して、只今、1年がかりでボイスドラマ化中です。ボイスドラマをアップするごとに更新いたします。この作品は「小説家になろう」「カクヨム」、「アルファポリス」にも掲載しております。
関連するボイスドラマは各作品の公式サイトとYoutubeチャンネルでも公開しています。また、両作品はボイスドラマ公開ごとに当サイトにて台本の公開も随時アップいたします。
※場所は前線カフェ店舗前。早朝、祐徳稲荷神社門前商店街内。昨晩の事を社長に電話する蒼羽。 (※)内は演出指示です。<>はセリフ以外の演出ほかシュチュエーションです。
<スマートフォンの着信音。カチャっと電話が繋がる音が聞こえる>
??:「おはようございます。お疲れ様です。どうですかお店の準備?」
蒼羽:「おはようございます。社長、俺のメールみました?」
??:「喋る狸の人形と4人の女の子が扉から出たーって内容?」
蒼羽:「大家さんが言ってたんですが、社長、何か知ってます?知ってますよね?あの狸の人形も社長が…」
??:「狸の人形?(※少し間を空ける)あー、亜都ちゃんね。可愛いでしょ。昔からの知り合いが、お店オープンするからと言ったら、開店祝いって言ってくれたの。稲荷神社に狸の編みぐるみってのもおかしな話だけど。可愛いでしょ?」
蒼羽:「社長、そ、それも何ですが、4人の女の子が扉が現れて…(※少し間を空ける)、い、いや夢じゃないんですよ。」
<プープーという電話が切れる音が聞こえる>
亀さん:「(※蒼羽の怒声に驚きながら)蒼羽さん、お、おはようございあす。」
蒼羽:「ふーーーっ(※大きなため息を1つ)。亀さん、おはようございます。」
亀さん:「なんかあったんすか?あ、そいいえばお店のスタッフもう雇ったんですね。お店の中で待ってるみたいですよ。女の子4人、みんな可愛いじゃないですかー。服は衣装ですか?巫女さんのような衣装を着てもらうって言ってたっすよね」
<蒼羽、店内で思い思い自由にしている"おとぎ前線"4名の姿を見る。>
蒼羽:「(※驚いた声で)か、亀さん…。」
亀さん:「(※驚いた声で)、なんすか蒼羽さん、オープン間近ですし夜遅くまで準備してるから、疲れてるんですか。スタッフの女の子達にできることだけしてもらって、休んだ方が良いっすよ。」
蒼羽:「いや、大丈夫ですよ。(※ボソリと小声で)大丈夫じゃない…(※間を空ける)か」
沢山の方に作品を知っていただきたく、こちらに投稿しています。私は佐賀県でアニメや漫画などのキャラクターで佐賀の良い所や特産品を紹介する小さな企業の代表をしています。佐賀は田舎です。昔の風潮も濃い場所です。新しい物を、まず理解もせずに拒絶したりする人も多いです。特にキャラクターやアニメを忌避する人は多いです。そのような理由から、佐賀から都会へ出て今、夢を叶えようとしている人が多く、出生率に反比例して若者の数は少ないです。私の独りよがりかも知れませんが、超高齢化による過疎化や、優秀な若い才能が故郷から流出を少しでも防ぐための受け皿になるべく、多くの方へ自社のキャラクター達を知ってもらいその方達の働く場所を作りたい。そして、人生1度きり、若い時に1度は断念したファンタジー作家の夢を、真似事でも良いから再開して、自分の書きたい作品を書き綴けて、自分の生きた証明を残そうと書くことを再開することにしました。ただ、会社は令和元年、令和3年と全国ニュースになった豪雨による度重なる被災とコロナ禍に見舞われ、尚且つ、この事業を故郷で理解していただく事さえも困難な状況です。佐賀からでて夢に向かって今も頑張ってる方、ただ、意外と面白いと感じてくれた方、どなたでも構いません。ただ、1人でも楽しんでくださる方がいてくださったら幸いです。
感想などは基本、本業と台本書き、本作品の以外の作品の出筆と更新やボイスドラマの制作等で多忙の為、受け付けておりませんが、少しでも見て下さる方がいらっしゃれば嬉しく思います。




