第10話「三十三代目塩善」⑥の1
◎こちらはノベル形式ではなく台本形式になっています。ノベル形式と違い台詞と簡単な状況説明のみで構成されています。第6話目以降から「チームおとぎ」と「チームIS:T」の2つのキャストグループにそれぞれの台本を渡しています。チームごとにジャンルが異なった物語が今後展開していきます。交差することはありますが、それぞれ異なる物語です。
第1期全12話(各話ごとに10節構成)の台本(約20万文字程)は完成して、只今、1年がかりでボイスドラマ化中です。この作品は「小説家になろう」、「カクヨム」、「アルファポリス」にも掲載しております。R15は作品内に1部戦闘シーンなどがある為、運営様のボーダー分からないので、念のため、R15にしていますが、ほぼ、残酷シーンなどはありません。
関連するボイスドラマは各作品の公式サイトとYoutubeチャンネルほか、twitter(@otogi_zensen)でも公開しています。また、両作品はボイスドラマ公開ごとに当サイトにて台本の公開も随時アップいたします。
※場所は佐賀県鹿島市前線カフェ内(7月6日)。第10話「三十三代目塩善」⑤の2の続き。午後10時頃(※)内は演出指示です。<>はセリフ以外の演出ほかシュチュエーションです。★は出来ればお願い項目。
<前線カフェ店内にて。帰宅の準備をする"蒼羽"と、"おとぎ前線"4名と、"稲穂"と"亜都">
蒼羽:「本当に今日はみんな、お疲れさん。お客様はあの少年1人と、その後、数人位で暇ではあったけど…濃厚な1日だったね…」
美琴:「(※困惑しながら)て、店長。あの…」
蒼羽:「美琴さん、どうしました?」
美琴:「(※困惑しながら)あの、"天女の編みぐるみ"はどうされますか?今は厨房の棚の上に置かれてあるんですよね?」
蒼羽:「(※う~~~と少し考えこみながら)社長から可愛いからお店に飾ってとは言われたけど…あの編みぐるみは”あちらの方の編みぐるみ”なんですよね?」
美琴:「は、はい…。間違いないかと思います。」
蒼羽:「今のところは突然、"本物の赤ちゃん"になってはいませんけど…。俺には無理かな…」
美琴:「(※申し訳なさそうに)差し出がましいお話とお願いなのですが…」
蒼羽:「美琴さんが、そんなにあらたまって何ですか?」
美琴:「(※申し訳なさそうに)今晩、その"天女の赤ちゃん"の"編みぐるみ"をお預かりしていいでしょうか?少し、奥の院まで持って行って、ご相談したい方がいらっしゃいまして…」
蒼羽:「(※ハハハハと苦笑い)いえいえ、問題ないよ。俺ではどうしようもできないですから…。社長命令でも、"リアルな赤ちゃんまで俺は見れません"。社長も正直、どこまで知ってるのかも謎だし…」
美琴:「(※安堵した様子で)店長、ありがとうございます。今晩、何か、その"編みぐるみ"の"謎"が少しでも解ければと…」
蒼羽:「(※申し訳なさそうに)いや、こちらかお願いしたいくらいだから…(※しばらく間を空ける)"美琴"さん、宜しく頼みます。とりあえず、最悪、元の姿になった場合も考えないといけませんしね!」
美琴:「店長、ありがとうございます。」
蒼羽:「じゃあ、俺はもう帰ります。"編みぐるみ"の件はお任せします!」
<"蒼羽"、裏口の扉へ向かい店舗外から出る。ガチャガチャと施錠する音。"蒼羽"が帰宅した途端、"美琴"の周りに集まる面々…。>
神那:「店長…"美琴さんにお任せするって言ってましたね」
美琴:「(※安堵した声で)黙って持って行って、もしもの事があればと思ってたんだけど…(※しばらく間をあける)店長も同じことを考えてたみたい」
祈里:「"美琴"さん、それでは店長も帰られましたし、私達も"おとぎ前線"を通って、"奥の院の郷"へ向かい"命婦大神"様の元へ行きましょう。」
稲穂:「善は急げって言うしね!」
沙希:「(※不安そうに)なにか少しでも分かれば…」
亜都:「"沙希"様に何かあれば、先ず、私が!」
沙希:「(※申し訳なさそうに)あ、"亜都"ちゃん。いつもゴメンね。私は大丈夫だから…」
美琴:「皆さん、"奥の院の郷"へ帰る準備は出来ましたか?」
祈里:「はい、は~い♪準備完了です!」
神那:「"天女の編みぐるみ"も、ちゃんと厨房の棚から持ってきました」
美琴:「"神那"さん、ありがとう。それでは行きましょう。"命婦大神"様の元へ…。」
<ガチャリと"おとぎ前線"の扉をあける音が聞こえる。>
祈里:「アイドル活動も頑張らなくちゃいけないのに…。何だか大変な事になってきたね。」
神那:「そうね…。とりあえず、8月1日の夏祭りまでは、何も起きないでほしいわ!」
稲穂:「(※少し嬉しそうに)本当に"赤ちゃん"のままで元の姿に戻るなら、私達の方がお姉さんっていうことだよね。亜都ちゃん…」
亜都:「(※少し困った口調で)"稲穂"ちゃん、そうだけど…。"美琴"さんの話だと、この"編みぐるみ"は"有明海の天女"なんでしょう。」
稲穂:「(※不思議そうに)何か困ることがあるの?"亜都"ちゃん?」
亜都:「(※少し困った口調で)"有明海"然り、"海の天女"といえば、"戦乙女"ですよ。戦う乙女と書いて"戦乙女"。遠い異国では"ヴァルキリー"とか"ワルキューレ"って呼ばれている"怖いお姉さま達の事"です(※不安な声で)それが本当なら私は怖いです。」
稲穂:「(※驚きの声で)そうなの?(※少し間を空ける)それは…私も少し怖くなってきた…。」
美琴:「"稲穂"さん、"亜都"さん、立ち話は一旦やめて。まずは先に"おとぎ前線"を通って、"奥の院の郷"へ…。みんなも、2人のあとから続いてください。私は最後にお店に異常がないか確認してから入ります。」
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あと、心優しい方がいらっしゃいましたら、当作品は評価もほぼ0状態…でPV数も0の時も多々あり、同じ方からの★が1つしかありません(2021年12月31日時点)。この作品って、そんな駄作なんでしょうかね(笑)非常に自分でも悲しいので、良かったら『ブックマーク』、『評価』をいただけると嬉しいです。勿論、強制ではないです。ただ、投稿してもPV0と評価0だと、自分でも何で書いているのか分からくなりそうですので…(涙)
沢山の方に作品を知っていただきたく、こちらに投稿しています。私は佐賀県でアニメや漫画などのキャラクターで佐賀の良い所や特産品を紹介する小さな企業の代表をしています。佐賀は田舎です。昔の風潮も濃い場所です。新しい物を、まず理解もせずに拒絶したりする人も多いです。特にキャラクターやアニメを忌避する人は多いです。そのような理由から、佐賀から都会へ出て今、夢を叶えようとしている人が多く、出生率に反比例して若者の数は少ないです。私の独りよがりかも知れませんが、超高齢化による過疎化や、優秀な若い才能が故郷から流出を少しでも防ぐための受け皿になるべく、多くの方へ自社のキャラクター達を知ってもらいその方達の働く場所を作りたい。そして、人生1度きり、若い時に1度は断念したファンタジー作家の夢を、真似事でも良いから再開して、自分の書きたい作品を書き綴けて、自分の生きた証明を残そうと書くことを再開することにしました。ただ、会社は令和元年、令和3年と全国ニュースになった豪雨による度重なる被災とコロナ禍に見舞われ、尚且つ、この事業を故郷で理解していただく事さえも困難な状況です。佐賀からでて夢に向かって今も頑張ってる方、ただ、意外と面白いと感じてくれた方、どなたでも構いません。ただ、1人でも楽しんでくださる方がいてくださったら幸いです。
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