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ボイスドラマ用台本「おとぎ前線」第1期(挿絵入り/完結済み)  作者: かたしよ


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第1話「祐徳稲荷神社門前商店街」⑨

◎こちらはノベル形式ではなく台本形式になっています。ノベル形式と違い台詞と簡単な状況説明のみで構成されています。


第1期全12話(各話ごとに10節構成)の台本(約20万文字程)は完成して、只今、1年がかりでボイスドラマ化中です。ボイスドラマをアップするごとに更新いたします。この作品は「小説家になろう」、「カクヨム」、「アルファポリス」にも掲載しております。

関連するボイスドラマは各作品の公式サイトとYoutubeチャンネルでも公開しています。また、両作品はボイスドラマ公開ごとに当サイトにて台本の公開も随時アップいたします。


※場所は前線カフェ店舗内(但しオープン前日=2019年4月28日)。⑧からの続き。時間の頃は⑧の数日後21時くらい (※)内は演出指示です。<>はセリフ以外の演出ほかシュチュエーションです。※傍点は佐賀弁です。


神那(かんな):「もう大分、準備できたんじゃない」


祈里(いのり):「可愛いくレイアウトできたと思うよ!()()()()()w」


美琴(みこと):「あとはもう、明日の開店を待つだけですね。それにしても、人間の方が言うゴールデンウィークの人出の多さが凄いですね。」


祈里(いのり):「(かめ)さんもバタバタしてたね。”せんべいどうですかー、せんべい美味しいですよー“って」


稲穂(いなほ):「外国の人も多かったね!いーっぱい色んな言葉が聞こえてきてたもん。」


亜都(あと):「(※少し驚いた声で)鬼神(おにがみ)様みたいな大きな方もいらっしゃいました!」


神那(かんな):「店長、接客なんてしたことがない私たちに、しかも、こんな人が集まる時にオープンなんかしていいんですか?」


蒼羽:「(※少々、怒り気味で)仕方なかったんだよ!保健所からの飲食店許可も、なかなかおりないわ。仕入先とかの兼ね合いもあって…。しかも当てにしていたバイト募集も全くなし!衣装がコスプレが不味かったのか…。(※しばらく間を空ける)まあ、ウチの社長の言う”どうにかなる”と言う通り、結果的には君たちが現れてくれたから助かったんだけど…。」


神那(かんな):「店長、私たちを労働の当てにはしてほしくないんだけど…」


蒼羽(あおば):「兎に角、3食飯付きだし、住み込みだし、小遣い程度だけどバイト代もあげるから…(※しばらく間を空ける)悪くない話だと思うけど…」


稲穂(いなほ):「私、ここのカレー好き♪」


亜都(あと):「私もここのカレーは美味しいとおもいますよ!」


蒼羽(あおば):「稲穂(いなほ)ちゃんも亜都ちゃんもありがとう」


美琴(みこと):「(※少し声を張りながら)神那(かんな)さんも皆も、店長さんのご厚意に甘えてるから文句は言わない。それにウカノミタマ様より、"おとぎ前線"の監視と…稲穂(いなほ)ちゃんの教育を頼まれているのは間違いないから…。私たちも、どちらにしても神社周辺からは出ることができないし…。」


蒼羽(あおば):「その噂の結界とやらは、どこまで大丈夫だったんだ。」


美琴(みこと):「稲荷神社(いなりじんじゃ)境内(けいだい)と…この門前(もんぜん)商店街(しょうてんがい)までみたいです。そこから先は私たちも、"編みぐるみ"の姿になってしまう…」


蒼羽(あおば):「何で"編みぐるみ"なんだ?」


美琴(みこと):「神社内にご神体(しんたい)とかご神木(しんぼく)とかあるのはご存じですよね?通常、神様達は普通に人間界へ降臨することは容易ではありますが、余りにも力が強すぎて、人間の方々が言う奇跡やら、神様によっては災害と呼ばれる超常現象が起きるんです。だから、いつも、神様たちの多くが人間界では力を抑えるために違う形をとられているんです。」


蒼羽(あおば):「それが、ご神体(しんたい)やご神木(しんぼく)とかか…。」


美琴(みこと):「そうです。神様達はご神体(しんたい)やご神木(しんぼく)からでも、自分の意志で自由に元に姿に戻れますが、眷属と呼ばれる神気のないものや、亜都(あと)ちゃんみたいに神気があっても力が弱かったり、コントロールできない物は…"おとぎ前線"が完全に開かれている時間しか人間界では本当の姿でいることはできません。もし、人間界にいる状態で突然、前線が閉じると、何かしらの物に変わってしまいます。その…石ころとか、草花とか…(※小声で口を濁らせながら)偶に良く分からない物になることも…(※普通の口調に戻る)変わる姿はそれぞれですけど…」


蒼羽(あおば):「それで君たちは、"編みぐるみ"になるってことだね?」


祈里(いのり):「"編みぐるみ"になるのは、この"おとぎ前線"から出入りしたものだけみたい…。亜都(あと)ちゃんは分からないけど…」


亜都(あと):「私は父から…いや隠神刑部(いぬがみぎょうぶ)様から、私たちのいる伊予国(いよのくに)の"おとぎ前線"から出るときに"編みぐるみ"に変えられて…薄っすらとですが、父がどなたかに私を預けたところ……まででは覚えてます。その後は…、皆さんのご存じの通り…。」


神那(かんな):「誰かね…。でも、亜都(あと)ちゃんの"編みぐるみ"は、店長のところの社長さんだっけ?その社長さんが持ってきたんでしょう?」


蒼羽(あおば):「社長からは、”可愛い編みぐるみをもらったから、お店に飾って”って言われただけだ。兎に角、明日は記念すべきオープンだし、準備もこれ以上にない位に用意できたら、あとは決戦の日を待つのみだよ。」


沢山の方に作品を知っていただきたく、こちらに投稿しています。私は佐賀県でアニメや漫画などのキャラクターで佐賀の良い所や特産品を紹介する小さな企業の代表をしています。佐賀は田舎です。昔の風潮も濃い場所です。新しい物を、まず理解もせずに拒絶したりする人も多いです。特にキャラクターやアニメを忌避する人は多いです。そのような理由から、佐賀から都会へ出て今、夢を叶えようとしている人が多く、出生率に反比例して若者の数は少ないです。私の独りよがりかも知れませんが、超高齢化による過疎化や、優秀な若い才能が故郷から流出を少しでも防ぐための受け皿になるべく、多くの方へ自社のキャラクター達を知ってもらいその方達の働く場所を作りたい。そして、人生1度きり、若い時に1度は断念したファンタジー作家の夢を、真似事でも良いから再開して、自分の書きたい作品を書き綴けて、自分の生きた証明を残そうと書くことを再開することにしました。ただ、会社は令和元年、令和3年と全国ニュースになった豪雨による度重なる被災とコロナ禍に見舞われ、尚且つ、この事業を故郷で理解していただく事さえも困難な状況です。佐賀からでて夢に向かって今も頑張ってる方、ただ、意外と面白いと感じてくれた方、どなたでも構いません。ただ、1人でも楽しんでくださる方がいてくださったら幸いです。

感想などは基本、本業と台本書き、本作品の以外の作品の出筆と更新やボイスドラマの制作等で多忙の為、受け付けておりませんが、少しでも見て下さる方がいらっしゃれば嬉しく思います。


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