謎の魔法
あの事件から1年経ち高校3年生となった。あれからこれといった出来事はなく、また平凡すぎる生活をしていた。「流星、魔法使えたらお前は嬉しいか?」「あるわけないじゃん、ラノベの読みすぎだよ〜」確かに間違ってはいないので2人で微笑する。あの時本当に爆発は俺ではないのか?俺はまだ疑っている。でもそんなラノベ展開あるわけないと思いつつまた試してみる。「エアカッター」シュッと指先から扇状のものが出て壁が切れた。前はなぜかできなかったが今回はできた。「……なぁ、雪人。お前いつからマジシャンになったんだ?」と言いつつ頬をピクピクしてる。流星と友達じゃなくなるのかもしれないという恐怖に襲われる。
「「…………」」お互いに沈黙する……
「なぁ」先に沈黙を切り開いたのはのは流星だ。
「お前………………」あぁ、友達を失ってしまった。
「すごいな!!!!」はぁ……は??ポカーンとしてると
「どーやるんだ?それ。俺もやりてー!」普通そうなるか?流星は時々外れているのでそこは無視しよう。
「いや技の名称唱えるだけだよ。」事実このとおりなのでそのまま説明する。しかし、流星がいくら「ファイヤーボール!」と唱えても、何回も唱えても何も起きない。
「「………………」」また2人して沈黙する。
「とりあえず2人だけの秘密にして貰えると助かる。」
バレたらどうなるのやら、検討すらつかない。
「もちろん、それは分かってるって。」こうは言っているがこいつは学年で1位、2位を争う口の軽さだ。なんとか今月に出る本を奢ると言って解決した。
「じゃあ、転移とかも使えるのか?」ラノベ定番の、か。やってみる価値はありそうだ。行くならトイレかな。お腹痛いし……「転移!」目の前の景色が変わった。眩しくて目が開けられない。光が収まり目を開けると……トイレだった。
「えぇー?!夢でも見てるのか??」頬をちぎるほどの強さで引っ張っても痛い!現実なのかよ……俺怪しい粉でも吸ったっけ?などとありもしないことを考えつつ用を足す。手を洗っているとドタバタと足音が聞こえる。「雪人!大丈夫か!!」
かなり興奮してるな、流星〜「大丈夫だけど?いやー、便利すぎて太っちゃうかもな〜」なんて言い2人で笑い合う。
「おいおい、もしかして異世界行けるか?」
「なわけねーじゃん、行けたらこれラノベネタだぜ?」
正直興味しかない。やってみたい!!
「よし、やるかー!!!!」と同時に流星が肩に手を乗っけてきた。
「行けるかもしれないじゃんー?俺も行けたら行きたくてな」ニヤニヤ笑っている。行っちゃったら笑えないんですけど?
「やってみるか!」「おう!」
「「転移!!」」目を開けるとトイレ……ではなく知らない
変な色をした森の中だった……
ストーリーを考えていたら電車を2駅通り過ぎてしまい頭を抱えるすぅです!
2巻ですね〜笑
1巻1巻の量が少ないと言われますがこれが自分流です、すみません!
また投稿しますので楽しめていただけたら幸いです♩