突然な出来事
「あー、暇すぎる。」俺はラノベが好きな鈴木雪人、高校2年生だ。「暇か?そーいや、今日『転生したらプニプニだった件』が発売されるぞ?買いに行くか。」相変わらずうるさいやつだ、こいつは俺の幼なじみの渡辺流星だ。「はいはい、これ食い終わったら行くから。」「先に行ってるぞ〜あとから来いよ?」話を右から左に通して読んでいる本に目を通す。魔法がこの世界にあったらな、なーんて思いつつ本に書いてある魔法攻撃の名称を部室で呟いてみる。「ファイヤーボール!」と呟くと同時に部室が爆発した。
「ーーッ!!」ジメジメと蒸し暑く、扇風機すらないこの部室にテラスができた。「は???」何が起きた?爆発したのか?訳が分からずただボーっとしていると流星が戻ってきた。「何したんだよ!」手には本が入っているビニール袋をぶら下げている。
「いや、これが原因かわっかんねーけど……」と事情を説明していると先生が警官と一緒に部室に入ってきた。
「おい!何があった!?怪我はないか?」顧問の大島先生だ。「また爆発するかもしれないから避難しろっ!」流星と校庭に走りでる。築20年くらいの古汚い校舎の右側が…見事に天井がなくなっている。困惑しながら眺めていると警官が2人来た。「少し話があるからこっちに来てもらえるかな?」抵抗する理由も無いのでしばらく歩いて校庭の端にあるベンチに腰を下ろす。「何か不審な人物を見たりしたかな?」警察は爆破事件として捜査する方針らしい。事故なのに……
2時間近い事情聴取から開放されたが当面の間学校は休みらしい。つぶったーなどのSNSではすでにトレンド入りしていた。俺のせいなのか、あれ。「ファイヤーボール」と呟いてみても何も無かった。「やっぱり俺じゃないのか。」と安心し、ベットにはいりすぐに意識を手放した。
初めての投稿です。
実際自分自身ラノベが好きでこんなふうになったらな!と妄想を広げて面白いストーリーにして行きます!
被らないようオリジナルストーリーを作っています!よろしくお願いします。