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お子ちゃま西瓜

作者: タマネギ

夏の終わりにもらっていた

小玉西瓜の二分の一個を、

食べてしまうことにした。

冷蔵庫を占領していた。


スプーンでまあるく、

くりぬくように食べていく。

これがまた、嬉しい。

童心に戻れてとことん嬉しい。


冷たく冷やした西瓜を、

思う存分食べること、

真夏は過ぎたけれど、

これも暑い時期の楽しみだ。


とにかく、スプーンで

くり抜いては食べて、

くり抜いては食べて、食べて。

でも、うううっ、ちょっと。


もったいないって言葉が、

世界でも通用する昨今、

いくら、童心に戻れるからって、

少々、早まったかもしれない。


うううっ、お腹いっぱいというか。

調子にのって食べ始めたものの、

冷えたお腹が痛くなってきた。

少し休憩、少し寝転んだ。


実は昔、ぼくは時々、

家族にお子ちゃまと呼ばれていた。

冷たいものを食べすぎて、

うううっ、と大人しくなるからだ。


とりあえず、ポットの白湯を飲む。

とりあえず、冷蔵庫に西瓜を戻す。

残りは二分の一個の三分の一。

うううっ、六分の一個は明日食べるぞ。


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