第一章に登場したキャラ設定集。(ネタバレ注意)
第一章に登場したキャラクターの設定集です。
ネタバレの塊なので、みたい方だけどうぞ!
【ミカ】
本作の主人公。全てが白い人。空虚な灰色の目は虚無を意味する。
HP以外が貧弱な頼りない少女だが、隠された力を持っている。
とある理由により、サディ達に嵌められて世界に絶望する。
前世は『現実世界』よりも発展した世界であり、大企業や富豪達により築かれた【都市】なる区域とそれ以外の【地方】に分かれており、その文明レベルと治安には差がある。
また、前世には超常的な怪物や魔法少女なる存在もいるようだ。
【みぃ】
本作の真なる主人公。稲穂色の狐人の少女。モフモフ。炎のような黄金の目は情熱を意味する。
頭には目を模した装飾品がついており、これは彼女にとって大切なものであるため、常に肌身離さず所持している。
ご主人様の事を本当の親のように慕っており、その思いはもしかしたら親子愛以上のものかもしれない。
弱き者を守り、強き者と励み合い、自分の正義の為に人々にあだなす邪悪を切り伏せる。
しかし、その信条はやや脅迫概念のように感じる…。
【アンリ】
よろず屋【旅人の通り道】の現店主の人間の少女。青いバンダナと高いテンションが特徴的。
ガラスのような空色の目は繊細な純粋を意味する。
一見ただの年頃の乙女のような彼女だが、それなりの修羅場をくぐってきたようでそれなりの実力を持っている。
語学にも堪能なようで、『無一文』などのヒノマル語や『アニメ』や『女子高生』などの別世界の単語も使うようだが、その秘密はわかっていない。
【マリア】
みぃの友達であり、ご主人様に仕える最後の従者。薄いハイライトの桃色の目は優しき博愛を意味する。
クールな振る舞いは自信を強く見せるための物。
あらゆる武器を使いこなし、魔物の軍勢すらも圧倒する実力を持っているが…。
体重は不思議なことに羽のように軽く感じる事もあれば鉛のように重く感じることもある。
【サディ=インモラルシス】
ミカを嫌う赤髪の女性。アーゴット大陸を支配するインモラルシス王国の王女でもある。
深い深紅の目は身を焦がすような憤怒を意味する。
性格はあまりよくはない。日ごろの不満をミカにぶつけている。
しかし、目的はただのストレス発散では無いようだ?
厄介な御隣の帝国とは戦争状態にあり、彼女率いる茨騎士団による防衛活動と彼女によるプロパガンダにより、戦争は膠着状態を維持できているようだ。
【ダスト】
サディの彼氏であり、茨騎士団の副団長でもあるイケメン。
透き通った金色の目は偽りの愛情を意味する。
変わった力を持っているようで、相手と目を合わせるとその者の感情を操作できるようだ。
サディの事を彼女だと認めているが、彼自身は彼女に対してなんだか冷ややかな感情があるようだ。
【騎士団長もしくは豪華な騎士】
茨騎士団の団長の立場にいる大男。
本名はマキシム=ローケルト。
スローガスト大陸で生を受けた生粋のスローガスト人だ。
サディに心酔しているが、その思いは少し一方的で、実はサディのストレスの一つでもある。
ミカを襲ったが、別に彼がロリコンとかだからではなく、彼の女癖が悪いからだ。
しかし、今回は何故か自分の欲望を押さえられなかったようだ。
【サディを護衛する茨騎士】
茨のようにとげとげしい鎧に身を包んだ青年。
本名はアレイ。
恐らくはエターナルスノゥ系の獣人。
アーゴット大陸と地続きとなっているエターナルスノゥを支配する帝国出身であり、少し訳アリのようだ。
居場所を作ってくれたサディに忠誠心を抱いているが、実は彼女に恋をしている。もっとも、その恋が実ることが決してない事は彼自身がよく知っている。
【裁判官を装った茨騎士】
ミカの裁判を担当した老人。本名はサリヴァン。
性格は悪辣で何故か(スリープ)を使える。
スリープ系の魔法は一部の者しか使えず、その存在を知る者すら少ない。
【回復の祈祷を使う3人の茨騎士】
ミカに回復を施した3人の灰色信徒。
元は生命の信仰者であったが、今彼らが心から尊敬しているモノは、サディただ一人。
常に三人で一緒にいるが、別に血がつながった兄弟とかではない。
【ペコラ=シノウーニャ=スカーレット】
露出度の高いアラビアン風ドレスを着た死体のような女性。濁った赤色の目は盲目的な敵意を意味する。
エターナルスノゥにあったシノウーニャ小国の関係者のようだ。
かの国では『男は剣術を磨き、女は風の魔法を熟知させる』と言う価値観があるのだが…ペコラはどういう訳か剣と魔法の両方を使っている。
さらに言うと、そもそもペコラという名前は男の名前である。しかしペコラは女の一人称である『妾』を使っている。
崇高なるお方の為に、【穢れの書物】を探しているようだ。
【クレイン=ジョルジェ】
≪無敗の剣聖≫の二つ名を持つ伝説の英雄。アーゴット系精人。
その実力は英雄の域を超えるとされており、一部では災害に近かったとされている。
彼の逸話は数多くあるが、全てがその通りと言うわけではなく、作家や詩人により誇張されている話もある。
ある理由により最近他界したようだ。
【謎の声】
ミカにのみ聴こえた悍ましい存在の声。
その正体はまだ不明だが、人間ではないことは明白である。
【ライフ】
三日月海をミカとして生まれ変わらせた神。
エメラルドのような深みのある緑色の目は脅迫的な善意を意味する。
≪生命と救済の神≫であり、生命の信仰者によって信仰されているらしい。
美少女に見間違うほどの美貌を持つ可愛い少年。
彼が登場する【ライフの治癒物語】はかつて彼に助けられた人々が流した噂を基に生命の信仰者であるアルブミールの貴族によって宗教的に改変したものだ。
【バイトボール】
ありふれた魔物の一つで、オレンジ色のボールみたいな姿をしている。
通常時はマスコットのような見た目で愛くるしいが、戦闘時は一つ目の怪物に豹変する。
そのため小さい子がこの魔物と遭遇すると、必ずトラウマになる。
とても弱いがこれでも古竜の眷属である。
世代を超えても本能的に妖竜に忠誠心を抱いており、人間などの他の神竜の眷属とは敵対している。
【マージバイトボール】
バイトボール系の魔物の上位種。
天からの啓示を受けたことで魔法を行使できるようだ。
かつては、主である妖竜の代弁者として仕えていたと、古竜崇拝者から信じられているが真相は定かでは無い。
【ワイルドバイトボール】
バイトボール系の魔物の上位種。
厳しい環境に適応したことで身体能力が上昇した。
かつて主である妖竜の代行者として仕えていたと、少数の歴史学者から提唱されていたが、その記録はマギア魔術協会によって秘匿されている。
【イビルトレント】
古い老木に悪霊が取りついたことで生まれるアンデット。
硬い防御力と一部属性耐性を持っているため苦戦するが、火で燃やせばかなり楽に倒せる。
この世界の植物の多くは草竜の創造物だが、イビルトレントは古い老木に悪霊や異次元生物が勝手に取り憑いて生まれた存在であるため、植物でありながら草竜への敬意は無い。
【グラトニービースト】
狼とクマの中間のような獣。
群れで行動し、他の魔物とも結託する事もある。
獣竜の眷属の末裔であり、そのことに誇りを持っているようだが、人類には知られることはないだろう。
彼らは他の魔物と結託するときは自分たちこそが最も偉大だと振る舞っているが、他の魔物達からはあまりよく思われていない。しかし、この世は結局弱肉強食であり、配下の魔物はそれを受け入れている。
【ケイブストーカー】
灰色の毛をした小柄な体と緑色の目を持った猿のような知的な獣。
その名の通り、暗い洞窟や地下に生息している。
かなり危険で驚異的な魔物でグラトニービーストと同じ獣竜の眷属である。
元々は獣竜が智竜の造物である人間を真似て作った物であるため、人と同じく感情的に動き知恵を使い狡猾に敵を陥れる事ができる。
【ラフィンコープス】
穢れにより自我を失い腐敗した哀れなアンデット。
生前の動きを再現して生者たちに襲い掛かるが、肉体の損傷がひどく、動きが悪い。
【ストレンジピープル】
廃村に巣食う亡霊。
元々村に住んでいた者だけでなく、この場で死んだ旅人や冒険者のなれ果てもいる。
こう言った一度死に霊体を持って復活したものにも、HPなどの概念が存在しているが、これには明確な理由がある。
生物は【実体の世界】に肉体を置いており、死した時、肉体との繋がりを失った魂は【虚像の世界】へと向かう。
そこで永遠に彷徨うか異次元生物に捕食されるのが基本であるが、例外的に【虚像の世界】で新たな肉体を得る事がある。そうして新たな肉体つまり霊体を【虚像の世界】で得て再び【実体の世界】に現れたモノが、私達が幽霊と呼ぶ存在の正体である。
【ロストメイジ】
廃村に巣食う上位アンデット。
かつてはこの村の守り人であり、氷魔法の使い手であった。
この廃村はかつては平和な場所であったが、この森を調査しに来た魔術師達によって強奪され、口封じのために全員残虐な方法で殺されたようだ。
【名前を知らぬ者】
4つの豪腕と黒い尻尾と捻れた角を持ち、顔には縦に裂けた口だけしかない、不気味な化け物。
聖なる者や清らかな肉体に惹かれる性質を持っているが、これはいち早く器の存在を見つけ出し排除するためにあるアルゴリズムのようなものも。
一体だけに見えるが、その肉体は数え切れない程の穢れた霊魂や邪悪な苦痛によって形作られている。
こうした穢れた存在は、黒星の眷属と呼ばれ、倒す事で縛られた魂は解放され、パンドラの箱を生成する。
【通り魔】
三日月海を刺した連続殺人犯。
【都市】で流行っている違法化学物質【煙】を多量接種したことで、感覚や判断能力を失っている。
かつてはそれなりに美人な女性の方であったが、有名な結婚詐欺師に騙され全てを失ったことで、世界に絶望してしまったようだ。
【噂をしていた女子高生達】
主人公と同じ学校に通っていた女子高生。
特に噂好きというわけではないが、話のネタとしてよくどうでもよい事を口にする。
旧時代の言葉を時々使って友達や周りのクラスメイト達を驚かせるが、本人は特に気にした様子は無い。
三日月海が刺された後、何人かはちゃんと心配して近くの人に助けを求めたが、残念ながら間に合わずに三日月海は死亡する。しかし、彼女たちの働きによって、通り魔は制圧されることになった。
【三日月海】
陰キャ。
思春期特有の過剰反応で全てが疑わしく見えてしまっている可哀想な少年。
ただ、家族からの扱いは本当に酷く、彼が歪んでしまったのはそれが原因なのかもしれない。
それでも、彼が嫌われるのは彼の他人に対する振る舞いが一番の原因である。
読者の皆様も、日ごろの態度に気を付けよう…。
割り込み設定ミスってやり直しました。