表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
とある世界のとある話  作者: おっふ
3/4

この世界は……。

「ん?そう言えばいつの間にか殺したはずの魔族もいないわね」


「ふむ、それは我が生き返らせて別のところに移したのである。」


「はぁ?なんでまたそんな事を?」


「そうだよ、なんで生き返らせてるの?そんなことしたらまた来ちゃうじゃないか。」


「ふむ、お主らはなぜそこまで魔族のことが嫌いなのだ?」


「そりゃ、だって魔族はケダモノで、私たちにいきなり襲いかかってくるし、私たち人間をたくさん殺したもの。」


「ほぅ...」

珠を細い目で見て言うアル


「な、なによ。大体あいつら、さっきだっていきなり襲ってきたじゃない。野蛮なのよアイツらは。」


「ふむ、本当にそういうふうに思っておるのか。」


「「「ん?なにが?」」」


「奴ら、魔族も人間も自らの仲間がやられ、互いに恨みあっているだけである。なんとも愚かなことよ。初めに魔族と人間が我輩によって作られた時は何も無かったのだがな...。蛇にそそのかされて我の言うことをしっかり聞いておらずあのようなことをしたから、こんな結果になってしまったのである。」


「え?あのようなことって何よ」


「ふむ、まず初めに人間が創造された時...」

アルは懐かしむような遠い目で空を見上げる。

ーーーーー

ーーーーー

ーーーーー

時は世界が創造された時に遡る。


「我は言った「光、あれ。」すると光があった。」


「我は光を良しと見た。我は光と闇を分けた。」


「我は光を昼と名づけ、闇を夜と名づけた。」


夕があり、朝があった。第一日。


「我は言った。「大空よ、水の真っただ中にあれ。水と水の間を分けるものとなれ。」」


「大空を造り、大空の下にある水と大空の上にある水を分けられた。すると、そのようになった。」


「我は大空を天と名づけた。」


夕があり、朝があった。第二日。


「我は言った。「天の下の水は一つの所に集まれ。乾いた所が現れよ。」すると、そのようになった。」


「我は乾いた所を地と名づけ、水の集まった所を海と名づけた。我はそれを良しと見た。」


「我は言った。「地は植物を、種のできる草や、種の入った実を結ぶ果樹を、種類ごとに地の上に芽生えさせよ。」すると、そのようになった。」


「地は植物を、すなわち、種のできる草を種類ごとに、また種の入った実を結ぶ木を種類ごとに生じさせた。我はそれを良しと見た。」


夕があり、朝があった。第三日。


「我は言った。「光る物が天の大空にあれ。昼と夜を分けよ。定められた時々のため、日と年のためのしるしとなれ。また天の大空で光る物となり、地の上を照らすようになれ。」するとそのようになった。


「我は二つの大きな光る物を造った。大きいほうの光る物には昼を治めさせ、小さいほうの光る物には夜を治めさせた。また星も造った。」


「我はそれらを天の大空に置き、地の上を照らさせ、また昼と夜を治めさせ、光と闇を分けるようにされた。我はそれを良しと見た。」


夕があり、朝があった。第四日。


「我は言った。「水には生き物が群がれ。鳥は地の上、天の大空を飛べ。」


「我は海の巨獣と、水に群がりうごめくすべての生き物を種類ごとに、また翼のあるすべての鳥を種類ごとに創造した。我はそれを良しと見た。」


「我はそれらを祝福して、「生めよ。増えよ。海の水に満ちよ。鳥は地の上に増えよ」と言った。」


夕があり、朝があった。第五日。


「我は言った。「地は生き物を種類ごとに、家畜や、這うもの、地の獣を種類ごとに生じよ。」すると、そのようになった。」


「我は、地の獣を種類ごとに、家畜を種類ごとに、地面を這うすべてのものを種類ごとに造った。我はそれを良しと見た。」


「我は言った。「さあ、人をわれわれのかたちとして、われわれの似姿に造ろう。こうして彼らが、海の魚、空の鳥、家畜、地のすべてのもの、地の上を這うすべてのものを支配するようにしよう。」


「我は人をわれわれのかたちとして創造した。神のかたちとして人を創造し、男と女に彼らを創造した。」


「我は彼らに言った。「生めよ。増えよ。地に満ちよ。地を従えよ。海の魚、空の鳥、地の上を這うすべての生き物を支配せよ。」


「我は言った。「見よ。わたしは、地の全面にある、種のできるすべての草と、種の入った実のあるすべての木を、今あなたがたに与える。あなたがたにとってそれは食物となる。また、生きるいのちのある、地のすべての獣、空のすべての鳥、地の上を這うすべてのもののために、すべての緑の草を食物として与える。」するとそのようになった。


「我は我が造ったすべてのものを見た。みよ、それは非常に良かった。」


夕があり、朝があった。第六日。


こうして天と地とその万象が完成した。


我は第7日に、していた全てのわざを完成し、第七日に、していた全てのわざをやめた。我は第七日を祝福し、この日を聖なるものとした。その日に我がしていたすべての創造のわざをやめたからである。


ーーこれは、天と地が創造されたときの経緯である。神である主が、地と天を造られたときのことーー。

なんで世界の創造の話をし始めたんでしょう。あのようなこと?とは?気になりますねぇ

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ