表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
君のことを殺せない  作者: きなこ餅
1/1

ウィスタルの朝


愛しているよ。世界で誰より。

そう言えたらどれほど幸せか。



「あなたも私を殺そうと近付いてきた人だったのね」


またこの夢だ。悲しそうに笑う彼女の顔が目に浮かぶ。いつかこの光景を目にする為に生きている。



「おはよう!さっさと着替えて行くわよ!」

「…おはようございます。朝から元気ですね…」

「あったりまえでしょ!今日はデートなんだから!」

「デートって…街の様子を見に行くだけです!」

「ふふふ」

この元気で大きな瞳を持つ陽に照らされた髪が美しく金色に輝く少女。

ウィスタル公国第一王女であり王位継承権を持つ次期国王候補 アリシア・ウィンスタン__。

「お二人さーん!仲良くするのはいーけどアリシア様にまたお見合い希望のリストが来てるよ!」

「テレジア!これで何回目?私は誰とも結婚する気はないわ!どうせどっかのナルシスト貴族ばっかでしょ!」

テレジアはアリシアより5歳年上のこの国最高峰の研究者の1人だ。その才能を買われて昔からこの城にいるらしい。

「ナルシスト同士気が合うんじゃないですか?笑」

「あのねぇ自信を持つこととナルシストは別よ?私は自分に自信を持つようにしてるの!そうしないとやってけないしね」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ