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彼女までの体験談

作者:前田俊介
篠原和樹は妊娠中の妻、万由美の看病を母親に任せある人物を待っていた。高校生の時に死別した最初の彼女、二条ゆきである。渋谷のスクランブル交差点で突然霊能力に目覚めた篠原は、死んだはずのゆきと本当に最後の会話を交わすために、公園で麦酒を飲みながら物思いに耽っていた。するとつい先日知り合ったタコ型火星人、後藤さんがやって来て――――? この物語は彼女までの体験談。人生をテーマにした小説です。
一章 カルパッチョ
2017/09/30 15:06
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