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私が入部した部活は超絶めんどくさい部活でした。  作者: 橘葵
一年生後期  全く訳が分からない
6/9

5  練習試合前の朝

 次の日、私たちは朝七時半に校門前に自転車で来ていた。

……ああ、眠い。

 私は眠たい目をこすりながらののと喋っていた。

 他の一年生はって?そんなの皆オフに決まってるじゃないですかー。

ようは、一、二年合わせて八ペアしか行けない練習試合なのだ。

本当にめんどくさい。というよりも、一年が二人しかいないのはちょっとさびしいから本当に勘弁してもらいたい。


「でもさー、何で私たち一ペアしか呼ばれないんだろうね―」

「さー? あー、でもあれ以来私たち見切られてるからねー、しょうがないか―」


 あれ、とは運動会の時の事だ。

 私は皆のせいで先生の鬱陶しく、それでいて長い、同じ話を三回もされた。

あのときは本当に先生が嫌いになってしまった。


 他の人から見ると、あの顧問はいい人のように見えるが、当事者たちはたまったものじゃない。

というよりも、あの先生は今年この学校に来たのだが、――なんにせよ、考え方が古くてついていけない。

前の学校ではあの顧問との別れを惜しむ声もたくさん上がっていたらしいが、意味が分からない。


 それが、学校のカラーの差、というやつなのか、

というよりも、私たちの学校、地区で一番と言われる成績を持っていて、地域の人たちから一目置かれている公立中学校。基本的におとなしく、真面目だ。


 先生はそれが気に入らないらしい。

おとなしくて真面目な事の何が悪いんですか――そう先生に盾突いてみたいものなのだが、私にそんな勇気はない。多分、運動部なんだからおとなしかったらだめ。ここは茶道部とかじゃないから。


 と、少し偏見の混じった考え方などではじき返されるだけであろう。

ああ、めんどくさい。


 とまあ、そんな風に雑談していると、もう出発時間になっていた。

先を行く先輩に続き、私たちは練習試合先の学校――南田中学校へと自転車を走らせた。



ちょっと今回から短めの投稿にして、更新頻度を上げたいと思います。

この小説は一話が長いとやりづらい……

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