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一回り年上な皇帝陛下に溺愛結婚されました  作者: アルケミスト


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 すると、それに呼応するかのように抽送の動きが徐々に大胆になっていく。


 一番奥まで貫かれるたびに、きつく閉じたまぶたの裏がチカチカして眩暈を覚える。


 頭のてっぺんにまで鋭すぎる快感がはしりぬけていき、全身が緊張と弛緩とを幾度となく繰り返し続ける。


「はぁはぁ……あ、深……い……」


「もっと深くがいいのかね?」


「っ!?」


 嗜虐的な色を帯びた彼の低い囁きに、思わずびくっと大げさなほど反応してしまう。


 それを彼は肯定と捉える。


「いいだろう。

 全ては君の望みのままに」


 そう囁くと、私の腰を自分のほうへと引き寄せて腰をゆっくりグラインドさせた。


「ひっ!?

 あ……あ……」


 子宮口に肉槍の先端がめり込んできて揺さぶりをかけられ、私は目を大きく見開くとそのまま天井を見上げて激しい絶頂を迎えてしまう。


 すると、彼はいったん動きを止めて私のこめかみに口づけると、私が落ち着くのを待ってくれる。


 そうしておいてから、ややあって再び抽送を再開させる。


 余裕を感じさせる緩急をつけた腰つきに、私は恥ずかしいほど翻弄されてしまう。


 とても丁重でありながら、じっくりねっとりと深くを雄々しく搔き回され、ワケが分からなくなる。


「っあ……あぁ……こ、怖、い……」


 自分が自分でなくなるような感覚に、無我夢中で彼にしがみついてしまう。


 彼はそんな私の頭を撫でながら、


「大丈夫だ。

 私に全てを委ねていたまえ」


 と囁き、腰の動きを徐々に速めていく。


「あぁっ! あぁあっ!

 や、ああぁあ……」


 くるったように髪を振り乱し、彼の手に爪を立ててしまう。


 にもかかわらず、彼は平然とした様子で慈しむようなあたたかなまなざしを私に注ぎ、私の腰をより深く抱え込んだまま後ろを向かせてピストンを続けていった。


「っ!?

 お、奥……そ、そんなにしたらっ……あ、だ、だめ……ま、また……」


 今にも身体の芯で肥大していった悦楽の塊が爆ぜそうになり震えがはしる。


 逼迫した私の訴えに応じるかのように、彼は私の身体をしっかりと抱きしめたかと思うと、一番奥を深々と穿ってきた。


「ああぁあああああっ!?」


 刹那、深く激しく鋭すぎる絶頂に打ちのめされ、私は甲高い悲鳴混じりの声をあげながら彼をきつく抱きしめ返す。


 今までに味わったことがないほど深い深いエクスタシーに浸りながら、全ての悩みから解放された充足感が全身の端々までを緩やかに満たしていくのを感じる。


 ずっとこのまま一つになっていたい。


 そんな衝動に駆られるも、彼は私の身体が弛緩するのを待ってから注意深く半身を引き抜いた。


 次の瞬間、熱いものが腹部にかかるのを感じる。


 彼の気遣いがうれしくて、私は彼の肩に頭をもたせかけると、静かに目を閉じた。


 ここまで男性に大切に扱われるのは初めてのような気がする。


 どこまでも彼は紳士で、行動の一つひとつが安心できる。


 彼の振る舞い、言葉、それらの全てが心地よくて、 このまま眠ってしまいそうなほど。


 ついさっき見知ったばかりの人とはとても思えない。


 まさかこんなに深くつながりあえるなんて。


 心身は密接につながっているとどこかで聞いたことがあるけれど、まさにそんな至福感に満たされていく。


 ちょっと前まで悩んでいた自分がちっぽけに思えるほどに。


 絶え絶えになった呼吸が落ち着いて、ようやく私は薄く目を開いた。


 すると、すぐそこに彼の穏やかな目があった。


 どこまでもまっすぐで透明なまなざしになぜだか無性に泣きたくなる。


 ようやく出会うことができた。


 そんな思いに駆られて目をしばたたかせる。


 理屈ではない何か、運命じみたものを感じずにはいられない。


「やはり我々は結ばれる運命にあったようだ。

 君も今ならそれを信じられるだろう?」


 彼の甘い囁きに思わず頷いてしまう。


 本能がむき出しにされた状態では、懐疑的な思いも全て溶け消えてしまっていた。


 恋は理屈でするものではない。


 ようやくそれがどういったことなのか腑に落ちたような気がする。


「まだまだ本当の君を知りたい。

 男女において直接愛を確かめ合うことは万の言葉に勝るのだから」


 そう言うと彼はいったん引き抜いた半身を再び埋めこみ、つながり会ったまま私を抱きしめてその場にゆっくりと立ち上がった。


「っあ、あ……あぁ……」


 自重がかかる分、さらに深くつながり合うことになって、私はたまらず彼の身体にしがみついて声を詰まらせた。


 早くも復活した雄々しい肉杭に深く貫かれたまま、隣の部屋へと運ばれる。


 隣の部屋は寝室になっていた。


 天蓋つきの立派なべッドの上に静かに降ろされると同時に、彼のがっしりとした身体がのしかかってくる。


 乱れた熱い吐息が耳や首筋に触れて、舌が這わされる。


「っん、あ……はぁはぁ……っふ……あぁ……」


 自分でも信じられないくらいに敏感になっていて、彼の愛撫に恥ずかしいくらい反応してしまう。


 恥ずかしい言葉が口を出てしまいそうになって口を塞ぐも彼の手によって阻まれる。


 彼は、私の両手に自らの手を重ね合わせて長い指を絡めさせてきた。


「君の声をもっともっと聴かせてほしい」


 低い声を震わせると、鎖骨につっと舌先を這わせて胸へと移動させていく。


 ただし、敏感な先端をわざと避けるように、周囲だけを執拗に責めてくる。


「あ……ああああっ……」


 彼の舌に焦らされて私は身体をのけぞらせた。


 下腹部の奥が激しく疼いて、無意識のうちに肉棒を締め付けてしまうのが恥ずかしくてならない。


 きっと、彼には言葉にしなくても何もかも一つに溶け合った箇所から全部伝わってしまっているはず。


 そんな激しい羞恥に抗いながら、私は彼をじっと見つめた。


 すると、彼は分かったという風に頷いてみせ、腰をいったん引いたかと思うと、最奥へと自重をかけて押し込んできた。


 それと同時に固くしこった塊を熱っぽく吸い上げる。


「きゃ、あぁああっ!」


 焦らされた挙句の同時責めに、たまらず嬌声をあげて全身を硬直させる。


 そんな私の乳首に交互にキスの雨を降らせながら、彼は奥深くを果敢に責め始めた。


「あぁあっ!

 あ、あぁっ!

 めちゃくちゃに……な、って……」


「ああ、それでいい。

 存分にくるいたまえ」


 彼の淫靡な囁きに誘惑されてか、瀬戸際でなんとか耐えていた羞恥のタガがついに外れてしまう。


「あっ!

 あああぁっ!

 イっちゃ……あぁああっ!」


 あられもない声をあげ、激しく身悶えながら彼の両手を力いっぱい握り締めた。


 絶頂に次ぐ、より深い絶頂に眩暈がして、蕩けきった意識がみるみるうちに暗闇の果てへ沈んでいく。


 そんな最中、彼の手が私の手を強く握り返してくれたような気がして。


 まるで私の全てを受け止め包み込んでくれるような安心感に満たされながら、私は意識を手放していった。


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