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一回り年上な皇帝陛下に溺愛結婚されました  作者: アルケミスト


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「君も訓練に興味はあるかね?」


「それはもちろんです。

 あれこれ気にしすぎな性格を直せるものなら直したいです」


「いいだろう。

 教えてあげよう。

 もうアルコールも抜けたようだし問題あるまい」


「え?」


 まるで今すぐ訓練を始めようとでも言わんばかりの彼に驚かされる。


 だが、すぐにその意図を身を以て思い知ることになった。


 彼がグラスの水を口に含んだかと思うと、口移しで飲ましてきたのだ。


「ン……?」


 いきなりのキスに戸惑い目を瞠るも、さらには舌までが口の中に侵入してきて、ようやく彼の言う「訓練」の内容を察した。


「や……だ、駄目……です。

 まさか……こんなとこで……だなんて……誰かに気づかれてしまっては……」


「そういう風に他からどう見られるか気にしすぎる癖を直したいと言ったのは君だ」


「……そ、それは確かにそうですけれど」


「紳士同様淑女にも二言はない。

 観念したまえ」


 いくらレストランが貸し切りだとはいえ、オーナーその他もろもろの人たちはきっとこちらの様子を窺っているに違いない。


 彼が声をかけたときにすぐに対応できるように。


 そんな中で淫らな行為をするなんて……とんでもないこと。


 完全にプライベートが約束された二人きりのときですらいまだに恥ずかしくて抵抗があるというのに。


 しかし、そう思う一方で、彼の提案にどうしようもなく惹かれる自分もいて困り果ててしまう。


「コースはデザート前で中断してしまったことだし、君をデザートとしていただこう」


「うぅ……そんな……」


「夜の予定が前倒しになっただけだと思えばいい。

 それに礼をしてくれるという話だったはずだが」


「……」


 そこを突かれると痛い。


 彼が私にしてくれたことを思うと、彼が私に望むことがあればなんだって叶えたいという強い思いに駆られる。


 おそらく彼は私のそんな心中を全て見通しているに違いない。


 恨めしく思いながらも、私はおずおずと彼に頷いてみせた。


 すると、彼が私の手をとって下半身へと導く。


 そこはすでにはっきりと存在を主張していて、手の平に雄々しい動きを感じ取った瞬間、つい熱いため息をついてしまう。


 その反応を見てとった彼はベルトを外し、ズボンのホックを外してから私の手を中へと入れて直に半身に触らせた。


「……あ、あぁ」


 灼熱の剛直は私の手を誘うようにひくついていて、私は手を筒状にして半身を包み込むとぎこちなくスライドさせてみる。


 すると、彼の息がわずかに弾んで肉槍がしなった。


 その反応に背中を押されて、私は手の動きをもう少し強めてみる。


 私の手の中で彼がよりいっそう硬くなっていくのを感じながら、しみじみと喜びがこみあげてきた。


 いつもされる一方だったけれど、その彼に一矢報いているような、それでいてもっと気持ちよくなってもらいたいという思いだとかが入り混じって、自然と愛撫にも力が入る。


「口でもできるかね?」


「……は、はい。

 やってみます」


 珍しくやや上ずった彼の声に胸が熱く締め付けられるのを感じながら、私はその場で両膝を床についた。


 すると太い血管が浮き出た迫力の肉棒と濡れた光を放つ先端とが目と鼻の先に迫ってきて圧倒される。


 そういう方法もあるようだと、なんとなくは知っているものの、具体的にどうすればいいかまでは分からない。


 とりあえず思った以上にずっしりとした太い肉棒を両手で捧げ持つと、肉棒にそっとキスをしてみておっかなびっくり舌を這わせてみる。


「ああ……そうだ手を動かしながらでいい」


「はい……」


 言われたとおりに手で肉竿をしごきながら、舌先で血管をなぞってみる。


 すると、私を挑発するかのように彼の半身が上下にひくんっとしなった。


 まるでもっと欲しいと言わんばかりに。


 もっとしてみたら、どんな彼を見られるのだろう?


 そんな思いがこみあげてきて、私は粘膜を露出させた先端の出っ張りへと勇気を出してキスしてみた。


「っ!?」


 いつもはポーカーフェイスの彼の表情がわずかに歪んだのを見て、私はそこも舐めてみることにした。


 つるりとした感触にすこししょっぱ苦い味がする。


 だんだんと慣れてきて口に頬張ってみるや否や、彼が腰を動かし始めた。


「ン!?

 ンぅ……んむっ……ん、っふ……ンンン……」


 口いっぱいに亀頭を頬張った状態で、さらに口の内側から外へと頬を押され、さらには時折奥へと挿し入れられてしまう。


 私を気遣ってくれているに違いなく、彼にしては控えめな動きではあるけれど、さすがに喉の奥を突かれるとえずいてしまう。


 でも、彼のためだと思うと我慢できるし、奉仕しているのだという実感が強まって、口を犯してくる肉槍を吸いたてては舌まで絡めてしまう。


 苦しいはずなのに、かえって愛している人に服従させられているのだと強く感じられ、背徳的な欲情がこみあげてくる。


 気づけば、私は彼の腰の動きに合わせて、自ら頭を動かすようになっていた。


 しんと静まり返ったレストランの個室で、誰かがやってくるかもしれない状態なのに、ものすごくイケナイことをしている。


 しかも、彼に私が奉仕するという形で。


 淫らな湿った音と口を出入りする濡れ光る雄々しい半身にこれまでになく異様なまでの興奮が煽られる。


 身体の奥が疼いて疼いて、やり場を失った欲望が出口を渇望している。


 腰が落ち着かなく揺れ動いてしまい、ショーツが濡れていくのを感じる。


 彼が、欲しい。


 口にではなく……私の膣内へ。


 早く早く一つになりたい。


 もどかしい思いが渦を巻いて肥大していった。


 それが爆ぜてしまう寸前で、ようやく彼は私の口から肉槍を引き抜く。


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