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一回り年上な皇帝陛下に溺愛結婚されました  作者: アルケミスト


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 ポーカーフェイスの彼を恨めしく見つめながら、そっと唇を嚙みしめる。


 すると、フッと彼の表情が和らぎ、唇を寄せてきた。


 引き結んだ唇の表面を滑らかな舌がくすぐってくる。


 くすぐったくて心地よくて、誘われるように薄く唇を開くと、瞬く間に舌が奥まで侵入してきた。


「ン……っふ……ンン……ぅ……」


 舌を絡め合う大人のキス。


 それはひどく官能的で、全身の力がたちまち抜けきってしまう。


 彼の舌先が歯茎をつっとなぞったかと思うと、舌の裏側の太い血管を強めに弾いてきて、かと思えば、再び舌を絡めて情熱的に吸いたててくる。


 その獰猛とも言えるキスに、たまらず私も応じてしまう。


 すると、彼の舌遣いはさらに激しくなり、口中を搔き回してきた。


 とろみのついた唾液が混ざり合って、口端から顎へと伝わり落ちていく。


 息継ぎしようと顔をわずかに逸らしただけでも、すかさず顎をクイっと引き寄せられ、さらに深くキスされてしまう。


 息が苦しい。


 だけど、これほどまでに彼が私を求めてくれているのだと実感することができて胸が熱く震える。


 頬と脳が火で焙られたかのように熱を帯びている。


 彼は淫らなキスを味わいつつ、片方の手で私の胸を愛撫し、もう片方の手を下腹部から下着の中へと差し入れていった。


 ああ…そこには知られたくない秘密が隠されている。


 咄嗟に彼のその手を押さえるも、すでに長い指先は恥ずかしい箇所へと到達してしまっていた。


 足を閉じようにも彼の膝にまたがっている状態ではそれもできない。


 彼の指が入口の柔らかな箇所をまさぐり、ぐちゅぐちゅと恥ずかしい水音をたてる。


 とてもまともに聞いてはいられず耳を塞ぐ。


 しかし、そうこうする間にも彼の指はぬるりと奥へと侵入してきた。


 同時に秘所の端にある肉芽をも、揷し入れていない指先で弄ってくる。


 あまりにも巧みな指使いに翻弄されてしまう。


「ひっ!?

 あっ!

 あぁああっ!」


 不意に鋭すぎるほどの快感が爆ぜ、思わず切羽詰まった声をあげてしまう。


 蜜に濡れた指の腹で感度の塊をねっちりとこね回されるたびに、恐ろしいほどの愉悦の波が押し寄せてきて彼の膝上で身悶えてしまう。


 そんな私を見つめながら、彼は丁重に指をピストンしつつ腹壁を解していく。


 奥から新たに溢れ出てくる蜜が、彼の手の平の蜜溜まりに滴り落ちていっているのが恥ずかしくて仕方ない。


 甘酸っぱいいやらしい香りが彼の香りに混ざり、私の胸を搔き乱してくる。


「ん、あぁ、ああぁ……やめっ……ンン……恥ずかし、い……」


「そんなに蕩けた表情ではまるで説得力にかける。

 もっと素直になりたまえ。

 身体はこんなにも素直に応じているというのに」


「っ!? きゃっ!

 あぁっ!

 ダメぇええっ」


 奥に挿し入れられた指を不意に鉤状にされ、敏感な壁を抉られたそのとき、まぶたの裏が明滅し、一瞬だけ意識が飛んだ。


 刹那、下腹部に力が入ってしまい、彼の指を思いっきり強く締め付けてしまう。


 蛇口をひねったように蜜潮が大量に放たれ、彼の手の平のみならず膝上まで濡らしてしまった。


「あ、あ……すみ……ません。

 スーツが……」


「そんなことなど気にしなくていい」


 慌てふためく私に、彼はため息まじりに呟いた。


 気にしなくていいとか言われても……オーダーメイドの高価なスーツ。


 気にするなというほうが無理。


 その内心を見透かしたように、彼はゆっくりと首を左右に振って困り果てた私の頰を撫でると、自嘲めいた笑いを浮かべてみせた。


「まだ余計なことを考える余裕があるようだな。

 いけない子だ」


「……え?」


 いつも冷静沈着な彼の目の奥に危うい炎が垣間見えた気がして、思わず凝視してしまうも、じっくりそれを確かめる余裕は残されていなかった。


 濡れて用をなさなくなったショーツを片側に寄せられたかと思うと、いきなり熱くて太いものが雄々しく食い込んできたのだから。


「っう、あっ! あ、ああっ!」


 この凄まじいまでの圧迫感はいまだに慣れない。


 思わず目をきつく瞑り、全身をこわばらせてしまう。


 すると、彼はそんな私をいつものようにいたわってくれる。


 きつく寄せられた眉間を優しいキスで解してくれ、私が落ち着くまでじっと動かずに頭を撫でていてくれる。


 やがて、私の表情がわずかに弛緩するのを見てとると、ゆっくりと腰を動かし始める。


 肉芽をくすぐることによって太い肉棒による挿入の痛みを和らげながら。


 こんなときですら彼はどこまでも紳士で隙がない。


 獣の本性を垣間見せはするものの、驚異的な自制心で己を律してしまう。


 生まれたときからそうあらねばならなかったのだから当然のことだとは思うけれど、それでもいつか彼のポーカーフェイスの仮面を外すことができたなら。


 そんなことに考えを巡らせるも、徐々に彼の腰の動きが大胆になっていき、頭の中が愉悦一色にたちまち塗りつぶされていく。


 彼に告げられたとおり、他のことは何も考えられなくなってしまう。


 彼のほんのわずかな動きをも強烈に意識してしまい、それだけでいっぱいいっぱいになる。


 太い肉槍に最奥をつかれるたびに、痺れるような快感が体の芯に響いてきて、全身の隅々にまで拡がっていく。


「あ! あっ!

 あぁ……あああっ!」


 腰のストロークに合わせて、上ずって引きつれた声をあげてしまう。

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