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お金持ちと力持ち  作者: T20
お金持ちと力持ち {ウィザード王国編}
25/27

{ウィザード王国編}その24 『総力戦』

 ダイクーンを追い払い、戦線から離脱に成功したゼイア達。彼らはため息を吐きながら走る馬車に揺られていた。


「なんとかアスタが間に合って良かった……」

「アスタは今まで何処にいたのですか? ゼイア殿」

「私の弟と共に揺動を頼んでいました。終わり次第駆け付けて貰う指示を出していましたが、まさかあそこまでダイクーンが早いとは」

「恐ろしい男です……」

「女王。我々はこの後、屋敷にて立て籠もります。恐らく、ダイクーンとの戦闘になるでしょう。そこで彼とは決着をつけます」

「……ゼイア殿、もし貴方がそう判断したのなら……最悪の場合、彼を……」

「私達は決してダイクーンを殺しません」

「えっ……」

「ダイクーンを殺す事は我々の敗北です。もし我々が力で奴を殺せば、奴は部下達の英雄のままです。そして奴の名前は国を変えようとする者のシンボルとなる」

「ダイクーンの死が象徴になる……」

「だからと言って、筋書き通りに奴を処刑しても勝ちです。ダイクーンの不安定な理想が成就する」

「で、ではどうすれば……」

「我々が奴に勝つ方法は一つ。虐殺を完遂する前に生きてダイクーンを捕縛する事にあります。奴の政策を阻止し、女王である貴女がダイクーン暴走の責任を取る。これで奴の思い描いた理想は失敗になる」

「……」

「貴女を理想の国の王にしたいダイクーン。それが自分のせいで責任を取らし、当人は生きて牢屋に居る。これが奴にとって“耐え難い罰”となる」

「……分かりました」

「勿論、茨の道です……国民からの非難轟轟でしょう。しかし、私達アドレグループは全力で貴女を支えます」

「……ゼイア殿はお強いのですね」

「はい?」


 ゼイアがダイクーンをどうするべきか語っていると、エドリガムは俯きその心中を語り出した。


「ワタクシはあのダイクーンを見た時、国民の総意は彼にあると思っていました。とても逆らえない、勝てる気がしませんでした。あれだけ部下に慕われ、ワタクシには想像もつかない重荷を背負っている……と」

「……確かに、ダイクーンは魅力的に映りますね」

「アレをカリスマと呼ぶのでしょう。私にはそれが無い。それでも……“彼のやり方は好きでは無い”」

「私も同意します」

「ゼイア殿……恐らくこの国で、ダイクーンを止めようと動いているのは貴方だけです。こんな未熟な王ですが、ワタクシに協力して頂きませんか?」

「勿論です。私は女王の決断を心より尊敬します」


 ゼイアはエドリガムの前に手を出す。

 すると彼女もそれへ応える様に彼の手を握り、強い握手でダイクーンを止める決意を固める。


「ゼイア! そろそろ屋敷に着くぞ!」

「分かった、アスタ」


 戦車でゼイアの馬車と並走するアスタが声を掛けると、眼前にゼイア邸の姿が見えて来る。

 恐らく、数時間と経たずにダイクーンは隊を引き連れここに現れるだろう。


 それまでの僅かな時間、ゼイア達は覚悟を決めて準備しなくてはならないのだ。

 国の行末を賭けた決戦は刻一刻と迫っていた。


 それから少し時間が経ち、ゼイア邸会議室。

 そこではゼイア、アスタ、ダオン、ボルクス、そしてエドリガムの姿があった。


「上手くいったのか? ゼイア」

「まあまあ……だな、ダオン。一応退けたが、ダイクーンはこれから本気で私達を潰しに来る」

「そ、それって……」

「私達が負ければ、お前は序でに処刑されるだろう」

「マジかよ……ぜ、絶対勝てよ……」

「負けた時は私も終わりだ。戦闘中は危険に晒される、ダオンは使用人達に従って屋敷に隠れていろ」

「ああ……そうさせて貰う。あ、それと……」

「何だ?」

「ありがとうな、ゼイア。この程度で借りは返せたと思っていない、また俺に出来る事があったら言ってくれ」

「ふっ、助かる。因みに、アスタの護衛はどうだった?」

「……俺がお前の暗殺に失敗した理由が分かった」


 ダオンは皮肉めいて苦笑いを見せる。

 こうして陽動役を終えたダオンは、一人早めに会議室を後にするのであった。


「さて……この後はどうされますか、ゼイア様」

「そうだな、ボルクス……恐らく、ダイクーンの国騎士隊は使用人達を殺す様な事はしない。だが、鎮圧はして来る。此方も国騎士を殺す訳にはいかない。殺傷力の低い武器で武装させ、拘束鎮圧を目指す様に通達してくれ」

「了解致しました」


 ボルクスはゼイアから指示を受け、早速会議室を飛び出して使用人達を束ねに向かうのであった。


「ゼイア殿の使用人達は優秀ですね」

「全て、ラキヤタの教育の賜物です……女王」

「ダイクーンは憎いですか……?」

「……ラキヤタを奪うキッカケを作ったのは確かです。でも、私は奴を憎みません。例え、奴の筋書きだったとしても……一時は友でしたから」

「ゼイア殿……必ず勝って下さい。そして、戦いが終わった後の事は全てワタクシが始末を着けます」

「かなり大変でしょうが、宜しくお願いします。女王」


 エドリガムはゼイアに激励を飛ばし会議室を後にする。

 全てが終わった後、勝っても負けても彼女の仕事は山程あるだろう。

 この国の王という立場は伊達じゃないのだ。


「ゼイア、お主はどうするのだ」

「私は戦況を見て指揮を取るつもりだ……」

「我輩も最前線に出るか?」

「いや、ダイクーンを確認するまでは動くな。奴を止められる戦力はお前しかいない。奴もそれを知って動いて来るだろう……出し抜かれる訳にはいかない」

「口惜しいが、待機か……」

「コレは私のカンだが……アイツは状況次第で殺しを躊躇わないだろう。もしかすると、私かアスタ辺りを殺そうとするかもしれん」

「……奴ならやりかねんな」

「アスタ……死ぬなよ。私にはお前が必要だ」

「愚問。我輩はお主を置いて死んだりせん。タコ殴りにしたダイクーンを連れて来てやる」

「ああ……頼むぞ、アスタ」


 ゼイアはアスタをしっかりと見つめて頷く。

 この戦いはダイクーンとアスタをどう戦わせるかに掛かっている。

 二人のうち片方が欠ければ、勝負は瞬く間に決する事になるであろう。


 そして、緊張が漂うまま時間は過ぎ、運命の時はやって来るのであった……


 ゼイア邸の敷地付近には国騎士の隊列が並ぶ。

 制服の上から部分的な鎧を装着し、短い棒や刺股、盾などを装備している。

 この装備は暴徒鎮圧などで使う非殺傷装備である。

 また、国騎士の隊列はゼイア邸を囲む様に配置されており、既に見えるだけでもかなりの人員が確認できる。


「ボルクス、首尾はどうだ」

「使用人各員、武装及びに配置に着きました。既に防衛準備は整っています、ゼイア様」

「絶対に前へ出ない様に戦え、屋敷や地形を武器にして戦うんだ。敵の数は此方の倍はある」

「了解しました」

「国騎士が動き出したら“アレ”を使え。戦力が少ないのなら、此方は装備で上を行く」


 ゼイアはボルクスと話しながら屋敷を周っている。すると、少しの間彼の元を離れていたアスタが合流した。


「アスタ、いたか?」

「いや。一通り国騎士隊を観察したが、ダイクーンの姿が見当たらない……少なくとも前線にはいない様だ」

「……何を企んでいる。此方にアスタがいる以上、奴が出動しない事は無い。必ず何処かに潜んでいる筈だ」

「うむ。そこで提案なのだが……」

「どうした?」


 アスタが提案を出してから数分後……

 そこには、いつかの時の様に背負い紐で赤子の様にゼイアを担ぐアスタの姿があった。


「むっ……こ、これをしなきゃダメか? アスタ」

「無論! 戦いで混乱が起きる中、いちいち車椅子で屋敷を周るのか? お主の身の安全と情報伝達を考慮し、最適解がこの姿と言う訳である」

「お、お前がそこまで言うのなら……仕方ないな……ん? おい、ボルクス。何を見てる……」

「え? あ、別に何でもありませんよ、ゼイア様」

「ミルクいるか? ゼイア」

「アスタ、お前。少しふざけているだろう」


 こうしてゼイア達の戦闘準備が整い、もう暫く時間を置いてから事態は動き出す。

 屋敷前方を陣取る国騎士隊列から一人、隊長帽を付けた者が前へ出て来たのだ。


「ゼイア・アドレメナクに告ぐ!! 貴様は現在、女王誘拐及び、監禁立て籠もりによる罪を犯している!! それにより、現在の最高責任者であるダイクーン・フェナメノンは貴様達の強制鎮圧を指示した!!」

「……ようやく始まるか」

「よって我々、国騎士隊は!! これよりゼイア及びにその味方をする者達全員を武力にて拘束する!! 覚悟せよ!!」

「アドレメナク使用人諸君……現当主ゼイア・アドレメナクの名において命ずる。決戦だ!!」

「国騎士隊、突撃ー!!」


 敵味方その場にいる全員が声を上げ、全てを決める戦いの火蓋が切って落とされた。


「出鼻を挫くぞ! 大拘束装置一斉発射だ!!」


 ゼイアがアスタの背から使用人達に指示を出す。

 すると使用人達は屋敷の窓を割り、車輪付き設置方巨大弩弓を出現させる。

 弩弓の先端は敷地の庭を走る国騎士隊に向けてあり、直ぐにその張り詰めた弦を解き放った。


「あ、ありゃ何だ!?」

「飛んで来るぞ! 防御しろ!!」


 弩弓から放たれたのは巨大な錘が付いた網。

 ゼイアとエドリガムが馬車で逃げる時に使った物の巨大版である。


 錘付きの網は前進する国騎士達を絡め取り、その動きを止める。更に、出鼻を挫かれて国騎士の隊列が乱れる中、使用人達は更なる準備を始める。


「このぐらい何だ! 全隊進め、進めぇえ!!」

「“鉄砲隊”、射撃開始!!」


 ボルクスがそう叫ぶと使用人達が屋敷の窓や隙間から身を乗り出す。

 使用人達は長銃を持って構えており、前進する国騎士隊に衝撃を与えた。


「じゅ、銃だ!! 総員、盾を構えろ!」

「クソッ! 俺達を殺す気か!?」


 隊列が乱れて上手く盾を構えられない国騎士達、その隙を狙って使用人達による一斉射撃が始まる。


「ぐああっ! い、痛ぇえっ!」

「くっ! な、何だ!? “弾じゃない”!?」

「コレは……“ゴム”だ……」


 銃撃を受けて昏倒していく兵士達、だが彼らに死人は出ていない。

 ゼイアの使用人達が使っている銃は、弾が全て非殺傷性を持つゴム弾だったからである。


「よし。敵の士気と数が減っていくぞ、ゼイア」

「……急ピッチで用意された人員達。迅速に集められるダイクーンの手腕は見事だが……その無理は“兵士の装備に現れた”な」


 今の国騎士達はダイクーンに急遽呼ばれて集まった。

 その際、ダイクーンの手際良さもあって頭数は揃えられたものの、やはり時間や準備が足りず装備が鎮圧用の接近武器しか用意出来なかったのだ。


 しかし、対するゼイア達は潤沢な財力や技術を使い、これを想定した最新装備を使用人達に配備させたのだ。


「盾隊、陣形を組め! 相手は飛び道具があるぞ!!」

「クソッ、何が一般人の鎮圧だ! ただの一般人が国騎士隊に先手が取れるかよ! ありゃ軍隊だ!」


 ゼイア達の激しい反撃に想像の数倍手を焼く国騎士隊。

 何とか遠距離攻撃を掻い潜って屋敷に接近する兵士達もいるが、屋敷から現れた使用人達により瞬く間に返り討ちあう。

 ゼイアの使用人達は武術を嗜んでおり、国騎士といえど容易に倒せる相手では無いのだ。


「執事長! 敵が屋敷に入りました!」

「私に任せなさい!!」


 ボルクスが屋敷の廊下を走り、侵入した兵士達を補足する。対して兵士達は盾や警棒を構え、彼女と対峙した。


「女一人に俺達国騎士が負けるかぁ!」

「なら、ラキヤタ流の技を見せてあげましょう!!」


 ボルクスは走りながら飛び上がり、廊下の壁を蹴って一瞬にして国騎士達の背後を取る。

 そして、服の裾下に隠した三又の十手で国騎士達を叩き倒してみせた。


「ぐえあっ!? バ、バカな……」

「アドレメナクは戦いも一流です」


 こうして屋敷内外、敷地の凡ゆる場所で国騎士と使用人達の戦闘が巻き起こる中。

 ゼイアとアスタもまた屋敷内を駆け巡っていた……


「くっ! どこもかしこも国騎士だらけだ!」

「だが、使用人達の士気は高いぞ、ゼイア! あの数を相手に屋敷を守れている。戦果は上々と言って良い」

「しかし、これだけ騒いでも“大将”が見えない……警戒は怠れない。よし、アスタ。女王のいる場所も見回ろう」

「了解した!」


 アスタはゼイアを背負ったまま、使用人と共に屋敷内へ侵入して来る国騎士達を倒す。

 そして、エドリガムを匿う一室の前までやって来た。


「はっ! 見つけたぞ、ゼイア・アドレメナク!!」

「ちっ! 既にこんな所にも!」


 部屋前まで来たゼイア達は、そこで屋敷内に侵入した国騎士達と出会う。

 兵士達は警棒を構えて警戒を見せているが、アスタはゼイアから命令を受けるまでもなく、瞬く間に敵との距離を詰めた。


「少し眠っておれ」

「全員防御だー!」


 身を守る体勢を取る兵士達。

 しかし、アスタはその上から拳を振るう。

 それにより兵士達は全員吹き飛ばされ、廊下の壁や天井に減り込み動かなくなった。


「アスタ、女王の安否確認だ!」

「了解!」


 先を急ぐ二人は兵士達を放置し、先ずはエドリガムを匿う部屋を開ける。

 するとそこには棒を構える彼女と、脱出する際に連れて来た宮廷使用人の面々がいた。


「ゼイア殿でしたか……」

「すみません、驚かせて。大丈夫ですか? 女王」

「私達に問題はありませ……」

「そ、そこに隠していたかっ!!」

「なにっ!?」


 それは、ゼイアがエドリガムの安否確認をしていたその時のことであった。


 廊下で倒れていた先程の兵士の一人が突然声を出す。

 ゼイアとアスタは素早くその兵士の方へ振り返るが、兵士は既に懐から図太い口径の拳銃らしき物を持っていた。


「くっ! ゼイア、我輩を盾にせい!」


 アスタは咄嗟に腕で顔を覆い、ゼイアを背中に隠す。

 だが、彼女の予想とは裏腹に、兵士は拳銃の銃口を廊下の窓へ向けて引き金を引いたのだ。


 銃口はけたたましい音を立て、その銃身から赤い煙の様な物を放ちながら窓を割って外に弾を放つ。

 弾は赤い煙を常時撒き散らしており、とにかく“目立っていた”。


「な、何だ!? コイツは何をしたんだ!?」

「これは“信号弾”だ、ゼイア!」

「信号弾? 何を誰に伝えたんだ……」

「そんなもの“一人”しかおらんだろう!! 奴がエドリガム目掛けて飛んで来るぞ!!」


 一方その頃、信号弾が放たれたゼイアの屋敷から少し離れたとある高台……


 そこには、“小型の設置投石器”が置かれていた。

 一台だけ置かれたその装置は、発射先をゼイアの屋敷に向けている。

 だが、肝心の弾となる石は無く、その付近を国騎士数名とダイクーンが囲んでいた。


「ダイクーン様、確認が取れた様です」

「オッケー。じゃ、真打登場って行こうか」


 頭までフードで隠した黒いマントに身を包むダイクーンは、信号弾の煙を見るなり投石器の先端に座る。

 どうやら彼は、“自身を弾にして”投石器を放つつもりの様だ。


「それではダイクーン様。楽しい空の旅を」


 目配せをしながら兵士が投石器を起動し、勢いを帯びた先端は弧を描きダイクーンを射出した。

 景気良く空へと投げられたダイクーンは、空中で体勢を整えながら黒いマントを脱ぐ。


 雲一つ無い快晴の空。

 そこに突如現れたダイクーンの全身。

 黒色の金属装甲に囲まれ、所々見える関節部分に防弾防刃の外皮を纏っている。

 肩の装甲は頭部まで盛り上がって首を守り、頭部と思わしき部位は流線型の兜が装着されていた。


「この移動の仕方、クセになりそうだぜ!」


 すると彼は、脱いだマントを広げて手脚にマントの先端を装着、宛ら滑空するモモンガの如く浮力を操る。

 空中を飛ぶ彼が見下ろした先には、屋敷敷地内で使用人と国騎士が戦う光景が広がる。


「正直、ゼイアを舐め過ぎたな。野郎、アスタいなくても普通に厄介だぜ……この勝負、俺にかかってんな」


 こうしてダイクーンは、屋敷の窓から上がる赤い煙を目指して飛び続けるのであった……


「女王、部屋を移動しましょう!」

「は、はい!」


 ゼイアとアスタは、エドリガムとその使用人達に進言して部屋を出る。

 信号弾を許してしまった以上、真っ先に狙われるエドリガムを同じ場所に置いておく事は出来ない。


「アスタ、私を降ろして車椅子に乗せろ! ダイクーンが来たら私が邪魔になる!」

「すまぬ、ゼイア」


 アスタは近場から車椅子を調達してゼイアを乗せる。

 するとゼイアは、そのままエドリガム達を先導しながら屋敷を自力で移動し始める。


「コチラです、じょ……」


 その時であった。

 大きな破砕音を響かせ、ゼイア達後方の信号弾が放たれた辺りの屋根に穴が開く。


 驚く皆が振り返るとそこには、屋根から漏れる日の光を纏い、瓦礫を下敷きにする黒鉄の巨人が降り立っていた。


「まさか、アレか……?」

「おお、皆居るじゃねぇか」

「ダイクーン!!」

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