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私の記憶  作者: かりんとう
第1章 リリー
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第8話 悪魔の監視員·ビスとクイ

突如として現れた悪魔の監視員·ビスとクイ。お店のガラスを割ったおかげで亭主が激おこなんですけど!てか、あのクイってやつがかなり気持ち悪いんですけど…


店の亭主「おい!いきなりガラス割って!どういうつもりだ!」


ビス「なんだい?ガラスぐらいで怒って。ラーメンにちょこっとガラスが入っただけだろ?心配ない」


店の亭主「てめぇら!馬鹿なのか!喧嘩ならよそでやれ!」


ビス「うるさいな…殺すぞ?」


その時、背筋が凍るような威圧感を感じた。本当にヤバいかも…


リリー「天子さん…あの二人…」


天子「ええ。冗談ではないようね」


鬼男「おい。ビス、亭主は関係ない。俺に用があるんだろ」


どうやら、天子さんいわく二人は因縁のライバル関係にあるみたい。


ビス「てめぇ…人間の味方しないんじゃなかったのか?

人間のクソみてーな考えに洗脳されたか?それとも…また人間に戻って、クソな人生に戻りたいのか!あぁ!自ら守護神になりたいってほざいて、俺は!まだてめぇを認めてねぇーからな」


鬼男「認める認めないは勝手にしろ。

だが、その程度では俺とお前とでは対等な位置にはつけない。この意味がわかるか?」


ビス「あぁ?うるせぇーんだよ。ボケが。」


鬼男「さっきからどうした?口調が荒くなっているぞ。冷静さを失ったか?」


ビス「それがうるせぇーって言ってんだよ!おい!クイ、コイツ殺せ。」


クイ「ひっひっ!いいのかー?殺しても?」


ビス「ああ、八つ裂きにしちまえ。」


鬼男「はぁー…ったく、話の通じないやつらだ。店を壊してすまない、亭主。ビス、場所を変えるぞ」


場所が変わり、鬼男さんとクイの真剣勝負が始まった。

一瞬の間にクイのパンチが鬼男さん目掛けて飛んでくるが鬼男さんはそれを簡単にかわしてしまう。


パンチする音「ヒュッ!」


かわす音「スウッ」


クイ「なっ!何だ?」


鬼男「遅い」


鬼男さんの強烈なパンチがクイの顔面に入る。


パンチする音「ボコッ!」


顔面にパンチを食らったクイはその場に倒れこんでしまった。さすが!鬼男さん!


クイ「ビス…やられちまった…でも…いい、あぁ…」


ビス「おい、大丈夫か?一瞬でやられてんじゃねぇーよ。だらしねー」


鬼男「次は貴様だ、ビス。」


ビス「おっとー?余裕かましてていいのか?てめぇの仲間がおろそかになってるぞ?」


天子さんとリリーの足元に黒い影が浮び上がり、天子さんとリリーの足を掴んで動けなくしてしまった。この事態に鬼男の判断が鈍ってしまう。


鬼男「くっ!貴様…汚いぞ!」


ビス「汚い?あっーはっはっはっ!

あーあぁ…笑わせんな。てめぇを倒す為ならなー、手段なんか選ばねーのが俺様なんだよ。なぁー、鬼男、俺と取引しねぇーか?てめぇが大人しく俺にやられれば、あの二人は解放してやる。もしくはー?天子をこっちに渡してもらう。」


鬼男「何?」


ビス「何だよ。不服か?女1人取られるのが悔しいか!そうだよ。てめぇはこの状況を受け入れるしかねぇーんだよ!決めろ。大人しくやられるか、天子をこっちに渡すか。」


鬼男さん絶対絶命の危機。このままやられちゃうのか、天子さんを渡しちゃうのか、どっちに転んでもいいことないよ!鬼男さん!







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