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私の記憶  作者: かりんとう
第3章 みんなと一緒
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第26話 師弟

私リリーは、天子さんの死を受け入れられず、テンションガタ落ちの中、なんと、ビスさんが強敵のクーダを倒したんだって!凄いね!そんでもって、マリアさんといい感じになったり、ならなかったり〜

ビスさん達も鬼男さんと合流するらしいんだけど、こっちは今ファムさんちで作戦会議中…


リリー「あのー…申し上げにくいんですけど、ファムさんはいいとして、鬼男さんは何をしてるんですか?」


鬼男「んっ?何がだ。」


リリー「いや、何がだ。じゃなくて!作戦会議で寝転ぶ人います?」


ファム「ふふっ…お主達は仲がよいのじゃな。お互いに言い合える仲は大事にせねばな。」


鬼男·リリー「仲良くないです!」


ファム「……息ぴったりじゃな。」


鬼男「とにかく、戦い続けた体は疲労が蓄積されてきついんだ。休息も取らねば。」


リリー「そうでしたね…」


鬼男「まったく…YKだな。」


リリー「んっ?何です?YKって。」


鬼男「読めない…小娘…?」


リリー「えっ?何ですか?その、読めない小娘って。」


鬼男「いや…すまない。」


なんとも言えない空気が漂う。そもそも、YKとは何か、誰もわからなかった。


リリー「あっ!YKじゃなくて、KYじゃないですか?」


鬼男「KY…何の略だ?」


リリー「空気読めないの略です。」


鬼男「空気は読めないぞ?見えないからな。」


リリー「いや、そうじゃなくて…」


このあと、何度説明しても鬼男に理解してもらえないリリーだった。その後、ビスとマリアが合流し、作戦会議を始める。


鬼男「では、流れはこれでいいか?カールは、ファム様。クロスは、俺が。そして、マックは、ビスとマリアでそれぞれ相手をする。」


リリー「私は、何をすれば?」


鬼男「リリーは、ここでインパクト様の看病を頼む。」


リリー「わかりました…」


鬼男「…」


鬼男はリリーの元気のない返事が気がかりで仕方がなかった。鬼男達はクロスの反撃に備えて、身を隠しながら外で待機する。


リリー〈やっぱり、鬼男さんは私が戦いの邪魔になるって判断したから、ここに残るように言ったのかな…〉


すると、インパクトが目を覚まし浮かない顔のリリーに問いかける。


インパクト「リリー殿…」


リリー「インパクトさん!?大丈夫ですか!」


インパクト「私は大丈夫ですが、リリー殿の方こそ大丈夫ですか?」


リリー「えっ…」


インパクト「なんだか、浮かない顔をしていますね。何か思い悩んでいるのですか?」


すると、リリーは思っていることをインパクトに打ち明けた。


リリー「私って…戦いには邪魔ですか?」


インパクト「なぜ、そう思うのですか?」


リリー「だって…魔法は使えないし、足手まといになるだけだから…」


インパクト「うん。ですが、リリー殿が私を看病してくれなければ、私は今頃目を覚ますことはなかったと思います。」


リリー「インパクトさん…」


インパクト「リリー殿。必要のない人はこの世にはいないのです。リリー殿の力が必要です。今一度、お力を貸してはくれませんか?」


リリー「でも…」


インパクト「必ず、その時が来ます。」


インパクトは嘘偽りのない目で、しっかりとリリーを見つめ続けた。


リリー「わかりました…でも、少し考えさせてください…」


そう言うとリリーは奥の部屋へ行き、窓から外を眺めた。


その頃外で待機していた鬼男達の前にカールが現れる。


鬼男〈カール…〉


カール「ん…あー…」


するとカールは疾風の如く動き、一瞬にして木の上にいた鬼男の前にカールが現れる。


「シュッ!」


鬼男「くっ!」


カール「死ね…」


カールは鬼男に回し蹴りをし、鬼男を木の上から落とす。


「ボゴッ!」


鬼男「うわぁ!」


鬼男が落ちる音「ザッザッ!ドンッ!」


鬼男「かはっ!あぁ…」


カールの足音「ザッ…ザッ…」


カール「終わりだ…」


カールは鬼男の近くまで近寄り、手に持ったナギナタで鬼男にトドメを刺そうとした瞬間、ファムが止めに入る。


カール「死ね…」


ナギナタを振る音「ヒュッ!」


金属音「キンッ!」


鬼男「あっ…ファム様…」


ファム「鬼男!立て!反撃じゃ!」


ファムは刀で抑えたナギナタを振り切り、カールとの距離を取る。


ファム「カールよ。お主はいつまで操られるつもりだ?いい加減目を覚ませ。」


カール「うっ…うぅ…うるせぇ…」


ファム「んっ…」


カールはファムの言葉を聞き入れず、本能のままにファムに攻撃を仕掛ける。


カール「貴様は…俺が…倒す!」


ファム「なんと。困った弟子じゃ。良かろう、かかってこい。貴様にわしを倒せる実力があればな…」


お互いの殺気が濃くなり、ぶつかり合う。今ここに、師弟対決が始まる!













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