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私の記憶  作者: かりんとう
第3章 みんなと一緒
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第24話 ライバル再び

マリアとクーダの対決でマリアがクーダにやられ、敗北かと思った途端、クロスにやられたはずのビスが助太刀に入った。


クーダはビスのパンチを食らい、やられたかに見えたが受け身をとっていた。


クーダ「はぁ…よいしょ…」


壁から出てくる音「バゴッ」


ビス「ちっ…簡単にはやられねぇーか…マリア、大丈夫か?」


長の側近·マリア「ビス…さん…」


ビス「こんな綺麗な顔に傷つけやがって…休んでろ。傷開くぞ。」


長の側近·マリア「は…い」


クーダ「クズ野郎のビス。私は今からあなたをぶっ殺すことに決めました。」


ビス「そうかい!それはよかったな!」


クーダ「調子こいてんじゃねぇーよ!あほんだら!その無能な女もまとめてぶっ殺すからよ!」


ビス「マリアは…無能なんかじゃねぇ…」


クーダは少し考え、口調が敬語に戻った。


クーダ「フッ…これは失礼。少し取り乱してしまいました。では、2人まとめて殺させていただきます。」


長の側近·マリア「ビス…さん…逃げて…」


ビス「何言ってんだよ。逃げるなら一緒だ。それ以上は何も言うな。」


長の側近·マリア「は、はい…」


ビスとマリアは一旦クーダから逃れることにした。一方リリーとインパクトは。


リリー「凄い…家が崩れてがれきの山になってる。取り残されてる人いるかな。

誰かいますかー?」


リリーの問いかけに微かに答える声が聞こえた。


里の住民「こ…こ…だ…」


リリー「んっ?あっ!大丈夫ですかー!今助けます!もうちょっと頑張ってください!」


インパクト「リリー殿。どうされました?」


リリー「がれきの中に人がいました!救出できますか?」


インパクト「やってみましょう」


リリーとインパクトは、がれきの中から里の住民を無事救出することができた。


リリー「全部見回りましたが、逃げ遅れた人はいませんでした。」


インパクト「わかりました。リリー殿は我々天鬼族を人と呼んでくれるんですね。嬉しいかぎりです。」


リリー「えっ!そんなことないです!インパクトさんがかっこいいから!じゃなくて!そんなこと言われたの初めてです…」


インパクト「ふふっ…ありがとうございます。実は私、こう見えて、もう還暦を迎えています。」


リリー「そうなんですか。」


リリー〈んっ?還暦?ってことは、60。〉


リリー「えっー!インパクトさん!60歳なんですか!その見た目で!?」


インパクト「はい。」


リリー〈私、私は…私は…おじいちゃんに恋してたの?いや、見た目がかっこいいから良しとしよう。〉


リリー「あのインパクトさん…」


インパクト「ところで、鬼男達が今もクロスと戦っているかもしれません。行きましょう。」


リリー「あー…はい…」


里の住民の救出を無事終え、鬼男達の所へ向うリリーとインパクト。だが、この時秘めたる力を持っていることをリリー自身はまだ知る由もなかった。

一方、ビスとマリアは。


ビス「はぁ…とりあえずまいたか。」


長の側近·マリア「ビスさん…ありがとうございます…」


ビス「何がだ。」


長の側近·マリア「あの、助けてくれて…」


ビス「俺はただ、女に手をあげるやつはクズだと思ってる。それに、お前は無能じゃない。知性があり、魅力的だ。」


長の側近·マリア「ビスさん…こんなときに何を言い出すんですか…」


ビス「すまん。つい…」



穏やかに話をしている所にクーダが頭上からやってくる。



「シュッ!」


ビス「あ、あぶない!」


「ドゴッーン!」


クーダ「探しましたよ。ビス…それにマリア…」


ビス「お前…ストーカーか?」


クーダ「何を言ってるんですか。あなた達が逃げるからでしょ。逃げてばかりでは私を倒せませんよ。」


ビス「安心しろ。逃げんのは疲れた。このままお前をぶっ潰して、終わらせてやるよ。」


クーダ「できればいいですがね。」


ビス「できるできないじゃねー…やるんだよ…」


今ここに、ビスとクーダによる戦いが始まる。



クロス「感じるか?鬼男…クーダとビスが戦うぞ。」


鬼男「そのようだな。」


クロス「そろそろ俺たちも、決着をつけよう。お前が勝ってこの里を救うか、俺が勝ってこの里を滅ぼすか。どちらにしても2つに1つだ。」


鬼男「ふっー。1つだけ聞かせてくれ。お前はなぜ里を滅ぼしたい。」


クロス「天鬼族という種族が人間と共存しようとしたこと自体がそもそも間違いだ。人間は天鬼族をただの脅威としか見ていない。恐竜が人間と共存できないのと同じように、天鬼族と人間も共存はできないのだ。それに、天鬼族の世界は少しずつ衰退していってる。滅ぶ時なんだ。なら一層のこと俺の手で滅ぼし、人間界も滅ぼす。」


鬼男「そうか…だがなクロス、人間は理解してくれない人ばかりではないぞ。リリーのように受け入れてくれる人もいるんだ。望みを捨てるな。必ず共存できる道はある。」


クロス「そんなことばかり言ってるから…衰退していくんだよ…」


クロスの身体から黒い漆黒の黒煙が溢れ出し、火花も散らしながらクロスを覆ってしまった。


クロス「うああっ!」


鬼男「くっ!クロス!」


クロス「はああああっ!はあっ!」


クロスを覆っていた黒煙が消え、そこには肌を露出させた服装に全身の筋肉量が増し、瞳が赤く、髪の毛も赤茶色に染まったクロスがいた。


「ブワッ!」


鬼男「うっ!あ、あれは…」


クロス「ふー、んっ。」


姿が変わってしまったクロス。力技では勝てそうにないと思った鬼男だが、勝ち目はあるのか。その頃リリーとインパクトは急いで鬼男達の元へ向かっている最中だった。


インパクト「ところでリリー殿。マリアに預けた代物は受け取りましたか。」


リリー「受け取りましたけど、このブレスレットは何に使うんですか?」



マリアから受け取った代物はブレスレットであった。これが鬼男達の勝敗を左右することになる。はたして、里を無事守ることはできるのか。

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