第22話 襲撃
長の側近·マリアと合流したリリー達。鬼男を連れて里に向うはずだったが、鬼男は自分の力の未熟さに打ちひしがれていた。天子に里に行くか自分で決めることを告げてリリー達の元へ戻っていく。里の襲撃に備える為急いで里に戻るリリー達だった。
クロス「さぁて、懐かしいなぁ…ここは…今日で最後になると思うと、フッ…笑いが止まらない!」
マック「お前、相当な悪趣味してるぞ…」
クロス「よし、手始めにインパクトの魂を頂くとしよう。マック、まずはお前の番だ。」
マック「わかった」
長·インパクトの魂を奪う為長の元に向う。一方、リリー達は。
長の側近·マリア「到着いたしました。急いで長の元へ行きます。」
リリー「インパクトさん大丈夫でしょうか…」
長の側近·マリア「多分大丈夫だと思います。ただ、相手の数で負けなければいいですが…とにかく急ぎましょう。」
長·インパクト「んっ?来たみたいだな…」
「シュッ…」
長·インパクトの目の前にクロス達が現れる。
クロス「お久しぶりです。インパクト様…いや、インパクト…」
長·インパクト「……」
クロス「今日ここに来たのはほかでもない。あなたのお命を頂戴しに来た。大人しく奪われてくれれば仲間の命は助けてやる。」
長·インパクト「嫌だと言ったら?」
クロス「力ずくで奪うまで…」
長·インパクト「へぇー、お前達にできるかな?」
クロス「舐めるなよ!」
「シュッ!!」
クロス「食らえー!」
ガラスが割れる音「バリンッ!」
敵の攻撃を避けながら、インパクトが窓から飛び降りる。
「シュー…ドンッ!」
長·インパクト「いつも言ってるだろ。隙だらけだ。それに技も一定じゃない。」
「ドゴッン!」
クロス「あんたの側近は退屈なんだよ!」
インパクトとクロスの激しい死闘が繰り広げられる。行き着く暇もなく、攻撃が出る。
クロス「あんたの時代は終わりだ!これからは私の時代だ!」
そこにマックが割って入る。
「シュッ!」
マック「あんたの相手は俺だ。」
長·インパクト「君は、そうか…マックか。」
マックの鬼のような攻撃がインパクトを襲う。
「シュババババ!」
長·インパクト「くっ!なんのこれしき!」
インパクトがマックの攻撃を跳ね返した次の瞬間、マックがインパクトの背後に瞬間移動する。
「シュッ!」
マック「隙ができたな。インパクト…」
長·インパクト「なっ!いつの間に…だが、まだ挽回でき…」
マック「拘束術·南京錠」
インパクトの腕と足に拘束具が着けられ、身動きがとれなくなった。
クロス「でかしたぞ!マック!」
長·インパクト「私に隙を作らせるとは大したものだ。」
クロス「フッ。貴様がとろいだけだ。さて、マック、やってくれ。」
マック「わかった。」
そこにリリー達が駆けつける。
長の側近·マリア「インパクト様!貴様ら…インパクト様に何を!」
クロス「おっ!これはこれは!マリアにファムじゃないか。」
ファム「クロス…」
リリー「お父さん!やめて!復讐の為にこんなことするなんてやっぱりおかしいよ!一緒に帰ろう。お父さん。」
マック「リリー…」
クロス「余計な邪念は祓え。計画の邪魔だ。」
長·インパクト「マック、お前は娘の言葉を聞いて何も感じないのか。」
マック「何をだ…」
長·インパクト「本当はわかっているはずだ。こんなの意味ないと。だが、こうでしか答えを出せなかった。」
マック「やめろ…」
長·インパクト「お前は答えの出し方を知っているんだ。何が本当に正しいのか。今ならまだ間に合う。復讐から手を洗うんだ。」
マック「そうか…」
クロス「お喋りはそこまでだ!どうしたマック。血迷ったか。お前の成すべきことはなんだ!目的を果たせ!」
長·インパクト「クロス…貴様…」
マックに復讐をさせようとするクロスに対し何としてもマックを救いたいインパクト。そこに何かが頭上から近づいてくるのを感じた。
「シュー…ドンッ!!」
クロスを睨見つける「ギロッ」
インパクトの目の前に降りてきたのは、鬼男だった。
鬼男「お待たせしました。インパクト様。今拘束具を切ります。」
拘束具を切る音「シュキーン」
長·インパクト「鬼男…来ると信じてたよ。」
鬼男「遅れて申し訳ありません。」
長·インパクト「いいんだ。それより里を守ろう。」
長の側近·マリア「今里では大混乱が起きています。」
クロス「何処へ行くつもりだ?里を助けたいのなら、私達を倒してからだ。」
リリー達「んっ…」
クロス「インパクトの魂を奪えなかったが、それも想定内だ。一気にかたをつける。」
クロス·マック·クーダ·カール。
インパクト·鬼男·天子·マリア·ファム。そして、応援のリリー。一対一の勝負が今、始まる。




