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私の記憶  作者: かりんとう
第3章 みんなと一緒
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第21話 秘策

クーダの抹消術·クリアによってカールの記憶が消されてしまい、クロスの配下となってしまった。それと同時に長の側近·マリアがリリー達と合流し、インパクトから預かった物を手渡す。


長の側近·マリア「インパクト様からのお預かり物です。リリー様、お受け取りください。」


リリー「はい…あの、あなたは?」


長の側近·マリア「大変失礼いたしました。私は長の側近·マリアと申します。クロスに変わり側近を務めさせていただいております。」


ファム「そうか。マリアが側近なら安心だ。ところで、クロスは何を企んでいるんだ。」


長の側近·マリア「はい。クロスは天鬼族の残党を引き連れて里を襲うつもりです。至急、里に来てください。鬼男殿も連れて。」


天子「わかった。私が連れてくるわ。」



鬼男を連れて里に向うことになったリリー達。だが、己の未熟さに打ちひしがれる鬼男だった。



鬼男「カール…俺は…全然…強くない…みんなに…助けられてばかりだ…無力だ…くそっ…」


己の未熟さに悔し涙を流す鬼男。そこに天子が鬼男を探す声が聞こえる。


天子「鬼男!鬼男!」


鬼男「はっ…天子…あっ…でも」


天子「鬼男!あっ!鬼男!?鬼男!どうしたの?今、縄を切るから」


縄を切る音「シュキン!」


天子「さぁ、行くよ!里を守るわよ!」


鬼男「俺には無理だ…」


天子「何言ってんの?早く…」


鬼男「カールがクロスの手下になった…」


天子「えっ…」


鬼男「俺はカールを助けれなかった。」


天子「だから、自分は無力だと言いたいの?そうね…だけど、そんなことで、おじげつくような鬼男じゃないと思ってるわ。来るかは鬼男自身が決めて。無理事はしないわ。」


そう言うと天子は、そのままリリー達の所へ戻って行ってしまった。はたして鬼男は来るのか。その頃クロスは。


クロス「さぁて、そろそろ行こうか。潰しに。」



ついに動き出したクロス一派。里の襲撃を聞きつけリリー達が急いで里に向う。


クロス「まずは、インパクトを手にかける。その後、里全体を焼け野原にする。男も女も子供も全員…皆殺しだ…」


クロス·マック·クーダ·そしてカール。後ろには100を超える残党達が今かと待ち構えていた。はたして、リリー達は里を守れるのか。里の危機が刻々と迫っている…



里の襲撃まで残り…1日



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