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私の記憶  作者: かりんとう
第2章 きっとそう
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第20話 操り

クーダによって鬼男とカールが封印されてしまい、成すすべを無くしてしまったリリー達。そこに元·長の側近ファムが合流する。はたしてクロス達を止めれるのか。


クロス達は鬼男とカールを封印したまま残党のアジトへ連行されてしまった。


封印内の鬼男とカールは。


カール「鬼男…鬼男!しっかりしろ!」


鬼男「うぅ…ここは?」


カール「クーダの封印術の中だ。異次元空間みたいになってやがる。」


鬼男「俺達はどれぐらいここにいるんだ。」


カール「わかんねぇー。けど、長時間いるのはやばそうな気はする。」


鬼男「そうか…早くここを出なければ。」


すると、いきなり周りが光だし、鬼男とカールは外へ出された。


「シューン!」


「ドンッ!」


鬼男「うわぁ!」


カール「いってー!いきなり放り出すなよ。」


クーダ「申し訳ありません。多少手荒なことをしても大丈夫だと聞いておりまして。」


カール「なわけあるかー!丁重に扱え!」


鬼男とカールの手足には縄が縛られていて、身動きがとれないようになっていた。


クロス「はいはい!茶番はそこまでだ。君達に出てきてもらったのはほかでもない。」


鬼男「その前にこの縄を取れ。」


クロス「その縄を取ったら君達は私達に攻撃をしてくるだろ?まるで腹を空かした、獣のように。」


カール「当たり前だろ。てめぇを潰す事しか考えてねぇからよ。」


クロス「どうやら、カールは調教がいるみたいだな。クーダ、やれ。」


クーダ「かしこまりました。では、失礼いたします。」


すると、クーダはカールの頭を鷲掴みにし、そのまま魔術を出す。


クーダ「では…抹消術…クリア。」


クーダの手から電流が流れ出し、カールの記憶を消していく。


クーダ「さぁ、記憶を消し去るのです!」


カール「あああ!くっ!うぁぁっ!」


鬼男「カール…やめろ!それ以上やったら…カールが…」


クロス「どうだ?仲間のやられる様は。何もできない自分が情けなく思うだろ?それがお前だ。鬼男、仲間の最後を見届けるんだ。」


鬼男「カール…くそっ…」


クーダの抹消術により、カールの記憶は完全に消え、新たに戦闘マシンと化す。


クーダ「カール、里を潰すのです。」


カール「はい…」


クロス「フッフッ…素晴らしい!カールが我が配下の一員となった!鬼男、貴様にもう勝ち目はない。そこで指をくわえて見ていろ。行くぞ。」


クーダ「はっ。」


カール「はい…」


カールがクロスの仲間になり、里はさらに危機的状況になろうとしていた。その頃、長の側近マリアがリリー達の元へ向かっていた。


長の側近·マリア「はぁ…はぁ…リリー様…」


ファム「んっ?」


リリー「んっ?誰だろう?大丈夫ですか!」


長の側近·マリア「はぁ…リリー様。これを。」


リリー「えっ!私に?なんだろう?」


ファム「お主、もしや、マリアか?」


長の側近·マリア「左様でございます。」


リリー「えっ!知り合いですか?」


ファム「マリアはインパクトの娘でもあるのじゃよ。」


リリー「そうなんですか!娘…」


マリアがインパクトの名で持ってきた物とは一体何なのか。そして、里の運命は。


里の襲撃まで残り…2日



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