表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私の記憶  作者: かりんとう
第1章 リリー
2/26

第2話 そんなことある?

居間のドアを開け、電気をつけるとなんとも理解しがたい状況になっていた。


そこにはすらっとした体型で髪の毛をアップにして、真っ黒の服を着ている女性が座って優雅にお茶を飲んでいる。


てか、そのマグカップ、私のなんですけど?


知らない女性がこっちの存在に気付きこう言った。


「あら、おかえりなさい。いつもこんな時間に帰って来るの?あっ、マグカップ勝手に使ってごめんなさい(☞゜∀゜)☞」


何を言ってんだ?この人…


平然とお茶飲んでるし、てか、不法侵入なんですけど?


リリー「あのー… なんでお茶飲んでるん…ですか?どっから入ったんですか?」


謎の女性「それは置いといて、あなたを助けに来たの」


状況が飲み込めないまま話を続ける。


謎の女性「いい?このままだとあなたは人生を一生棒にふることになるわ。そんなの嫌でしょ?今こそ!羽ばたく時なの!自由になるのよ!」


リリー「あー…えっ?あー…う…んうん?待って?私の何を知ってるの?助けに来たってどういうことなの?」


天子「私は天鬼(てんき)天子(てんこ)

空からあなたを見守る守護神?みたいなものよ笑」


なんで笑ってんだ?そんなに可笑しかったかな?


天子さんによると、雲の上には天鬼(てんき)という地上を見守る守護神がいて、天子さんはその内の一人なんだとか。最高にクールで物凄くぶっ飛んでる。そんなのいるわけないと思った。いや、ガチでいないと思う。新手の詐欺師かなにかに違いないと思った私は、とりあえず擬物の守護神を外に出すことにした。


リリー「あの、天子さん?気分転換に外の空気吸いながら話しません?部屋にいられるのはちょっと嫌っていうか、まぁ…そんな感じです。」


天子「ん〜、それもそうね。完全に不審者だものね。」


ちょっとおかしいのは自覚してんだ…

ますます何を考えてるのかわからなくなった。だが、真実を知るまでは疑いの目でいるつもりだった。


リリー「そもそも、その、雲の上とか、守護神?とか、そういうファンタジー系はあんまり信じないんで。てか!現実にそんなこと起こったら地球滅亡しません?」


天子「それは大丈夫よ。それに、地球の中心軸は私達天鬼族が握ってるのよ。私達がいることで地球の安定が保たれてるの。って言ったって信じないでしょ?実際に私達の住んでる所に連れてってあげる。そしたら信じざるおえないでしょ?<( ̄︶ ̄)>」


えっ〜!?なーにを言ってんだこの人?

天鬼族?地球の安定?てか、地球の中心軸って地球儀か何かのことかな?


天子「それじゃ早速私達の住み家に行きましょう。あなたを助ける為に私の素性をあなたに教えるわ。」


真相を知りたい私は、ちょっとだけついていくことにした。信じたわけじゃない。ただ、何かが変わるようなそんな気がした。







評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ