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アリシア、分かってくれる?

何故、首かというと、心臓の前には胸骨がある訳で……

 

 ……5日後、聖女ソフィアの葬儀と、諸々の処理が終わった。


 ロイナは、闇ギルドからのスパイだった為に犯罪奴隷となった。

 マリベルは、闇ギルドに暗殺の依頼をした事で奴隷となり余罪も発覚した為犯罪奴隷となり、ロイナと共に別々の場所の鉱山労働送りになった。

 因みに、2人には完全避妊の術式を施されている。

 ……まあ、そういう事だ。


 司教ブルタスは、これを期に、神殿内の掃除を敢行して神殿内の浄化を目指した。

 そして、残念な事に神殿内から人員が2割消えた。


 そして、俺達は街ガランダルを見下ろしていた。


「行きましょう、我が主君」

「ソレ、やっぱり変えないか、ソフィア?」

「イヤです。変えません」

「……分かった」



 ……死者蘇生しました。

 とりあえず、万が一的な未来テンプレが訪れない様にする為に、先にマリベルとロイナを追い出してから、司教ブルタスに魔法誓約書にサインさせて、ソフィアをFRファンタズマレアの「牡羊座アリエスの聖乙女ルシア」でソフィアを蘇生した。

 カードを使ったのは、勿論、司教ブルタスに俺を「神の使徒」だと勘違いさせない為だ。そして、手品の要領で、使用後に燃え尽きたみたいに演出したのは、これも司教ブルタスに、利用されない為だ。

 当然、「牡羊座アリエスの聖乙女ルシア」を召喚する時に、俺は「最後の1枚だ」と言ってある。


 こうして、生き返ったソフィアと司教ブルタスと話し合った結果、聖女ソフィアを完コピした人形(ゲーム内アイテム)を使って死亡の偽装して、聖女の肩書や外見から迫る特権階級からのしがらみを重く感じていたソフィアは、俺達の仲間になった。

 それで、生き返ったソフィアの話を聞いた後の俺に対しての呼び名が「我が主君」となった訳だ。


 因みに、地面に届く程の長い髪を、背中の真ん中辺りでばっさり切っていて、そして、ソフィアは見事な朱髪紅眼だったりする。

 どうやら、聖女のイメージ戦略で、特殊な染料液で銀髪に染めていたらしい。


 こうして、仲間が1人増えて俺入れて6人となった。

 だから、ソフィアの装備を整える為にドワーフ国のイポスとテーファの所に転移して、装備の製作を依頼した。


「こんな気楽な旅は初めてだわ」

「そうなのか?」

「当たり前よ。周りが五月蠅うるさくて雁字搦がんじがらめだったんだから!」

「ふ~ん」

「田舎の村で生まれて、教会の司祭様に見出されて、先ずは最寄りの神殿で聖女見習いとして修行して、実力が認められるとマリベージャル国の王都の神殿で奉仕する事になって、そこで正式に聖女に認定されたけど、上位の貴族令嬢並みの礼儀作法とかを叩き込まれたわ」

「……お疲れ様」

「ありがとう、アリシア。そんな訳で、礼儀作法とかが身に付くと、貴族達を相手にする様になって、本当~に大変だったわ!

 一度や二度じゃないのよ、夜の相手をしろって、言われたのは!」

「あははは……」

「勿論、麻痺と睡眠の魔法等を使って逃げ切ったけどね!」


 こんな感じで自由になったソフィアは、聖女時代の愚痴を流していると、何時もの盗賊共アレが現れた。


 ……処理が終わってソフィアの反応を見ると、どうやら大丈夫みたいだ。

 流石に、盗賊共アレとそれ以外の人達を一緒の存在と認識していないみたいだ。


 アリシア達を馬車で留守番をして貰っている間に、盗賊共のアジトに行き処理を済ますとアリシア達の下に戻る。


 さて、今日の目的地の街「アミュレン」に到着すると、先ずは泊まる宿屋を決め、今回、気まぐれで馬車を預けて街の散策に出た。


「楽しい!」

「楽しいでありますか、ソフィア」

「当たり前よ、マルティナ。私を縛るモノは無いし、小言を言う人が居ないのだから」

「その気持ち、分かるわ」

「アリシア、分かってくれる?」

「勿論よ!」


 こんな感じでテンション高いソフィアを連れて散策するのだが、やはり街の無料宿泊施設は満室になり、善意で頂いたお金で美味しい昼食や屋台等を満喫した。

 勿論、余裕のある男のマナーとして、差し障りの無いアクセサリーをアリシア達に贈ったりした。


 宿屋に戻ると……


「何時になったら帰ってくるのだ!」

「大変申し訳ありませんが、私共に言われても、お答えする事が出来ません」


 何か、言い争いみたいな事をしているな。

 まあ、俺達には関係無いだろうと、夕食までにはまだ少し時間があるから、一旦部屋に行こうすると呼び止められた


「お客様、お待ちください!」

「俺達の事か?」


 そう答えると、宿屋の女将が言った。


「はい。此方の方が……」

「待っていたぞ! あの馬車を寄越せ!」

「……どういう事だ?」


 とりあえず、敵判定でいいな。


「素晴らしい技術が使われた馬車だ!

 しかも、馬も軍馬並みの体躯で、御者も結界術を使える。あの馬車は、私にこそ相応しい!」

「それで」

「だから、あの馬車を寄越せ!」


 ……はぁ。


「寄越すか、バカ」

「貴様、誰に言っているのか分かっているのか?」

「知らん」

「お客様! 此方の方はマリベージャル国の第3王子「ケヌマカヴァー」殿下の第2王子妃「イクニミー」様の父君のクヨーゴ様です」

「分かったか、下民が!」


 さて、どう料理しようか、この馬鹿を。



厳しくも温かいメッセージを待っています!

そして、星の加点をお願いします。


因みに、歴代の聖女が編み出した、聖女になった者だけに継承する男性撃退魔法があります。

神殿の最高権力者の教皇(男)も知りません。

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