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私は貴女を軽蔑します

ちょっとシリアスに。

 

 俺達は1泊する事になり、時間は経過して大体午後11時となるのだが……


 位置関係から侵入者は俺達を狙っている可能性があるな。

 それと、まだアリシア達は眠っているから、対応はどうしようか。


 ……四肢切断からの麻痺させよう。


 そして、アリシア達に遮音魔法を掛け終わると同時に、侵入者が部屋に侵入した所で……


「「「!」」」

「折角のお越しで悪いが、アリシア達はまだ眠っているから……な!」


 運良く、侵入者全員が部屋に降りているから素早く終わらせる事が出来た。


 四肢切断は、足が残れば逃げる可能性が有るし、腕を残れば何らかの抵抗が有るだろうし、麻痺状態にしないと、魔法を放つ可能性も有るし、奥歯に隠した毒で自殺の可能性が有るから。

 だから、四肢切断は、嗜虐趣味からの判断じゃないからな。

 この後の準備として、何故か、ガチャのハズレとしてあった「医療用手袋」を使い、侵入者の口内を探り毒等が無いかを確認する。

 毒等が無かった為、アリシア達が起きない様に遮音魔法をアリシア達に掛け直して侵入者との「お話」を始めた。


「さて、お小遣いをくれたのは誰かな?」

「……」


 俺は、ゲームのガチャアイテムとして存在する「痛覚5倍」の塗り薬を塗ったアイスピックを侵入者Aに刺す。


「ぎ、……ぎゃあぁああーーー!」

「お小遣いをくれたのは誰?」

「……」


 ……刺す。


「ぎゃあぁああーーー!」

「お小遣いをくれたのは誰だ?」


 思っていた以上に「痛覚5倍」は、キツかったみたいで、「お話」をする事が出来たのだけど、侵入者達は「実行犯」だったから「管理責任者」のお家に行った。


 ……闇ギルドを1つ潰し、労働の対価として一級品の宝飾品だけを全て頂き、犯罪の証拠品等を回収して、神殿に戻った時には空が白けていた。


 密かに部屋に戻り、荒れた部屋を綺麗にした後、遮音魔法を解き、アリシア達が起きた所で説明をしてお願いした。


 食堂に到着すると、マリベルの勝ち誇った顔が、俺達を視認すると顔が醜く歪んだ。


 朝食が済むと同席していた司教にお願いして残って貰った。

 そして、食堂には、俺達、聖女ソフィア、マリベル、ロイナ、司教ブルタスだけとなる。


「さて、残って貰った訳だが、昨夜未明に、俺達は暗殺者に襲われた」

「「「え!?」」」

「勿論、俺達が此処に居る以上、暗殺者達を撃退したから無事な訳だ。

 そして、暗殺を依頼したのは誰かと尋問した」

「ヤクモ殿、依頼したのは誰です?」

「依頼人は……」


 ちょっと此処で、俺は「溜め」た。

 理由は、勿論、「じっちゃん」な孫や、頭脳は「大人」な小学生をマネる為に!


「依頼人はあんただ、マリベル!」

「そんな!?」

「バカな!?」

「……」

「そして、暗殺者との繋ぎをした共犯者がロイナ、お前だ!」

「「え!?」」

「……」

「ロイナが……」


 マリベルは、ずっと俺を睨んだままで、ロイナは笑顔のまま無言でいる。


「まさか、俺達を消す為に即日対応するとは思わなかったよ」

「く……」

「仮にも、聖女の命の恩人を、身元不明という理由だけで殺そうとするとは、な」

「……」

「待ってください! マリベルやロイナがそんな事をする筈がありません!」

「いや、事実だ。証拠となる書類等は押さえてある。それに、ロイナ」

「……」

「お前が繋ぎを取った闇ギルドは、俺が潰したから」

「「「……え!?」」」

「でなければ、証拠となる書類等を押さえれる訳がないだろ」


 そして、俺の話で意識が俺に集中して周りの状況を把握出来ていない内に、お願い通りにリンとエレナでロイナを拘束した。


「ヤクモ様、本当なのですね?」

「ああ、事実だ」

「そんな……」

「ヤクモ殿。司教として、謝罪の言葉もありません!」

「司教ブルタス、気にするな。誰だって想像すら出来ない事だ。仮にも聖女の命の恩人を、その夜に暗殺者を向ける女神官が居るなんてな」

「……はい」

「マリベル!」


 聖女ソフィアが叫んだ。


「何故ですか!」

「聖女ソフィア様。貴女ほど、清楚で気品に溢れ、慈愛に満ちた聖女はいません。

 そんな気高き聖女ソフィア様に、あんな汚がわらしい者が近付いて良い訳がありません!」

「マリベル……」

「ですから、汚物処理をする為に、ロイナに繋ぎを取って貰ったのです」


 パァン!


「ソフィア様……」


 聖女ソフィアは、マリベルに近付いて平手を放つと言った。


「マリベル。私は貴女を軽蔑します」

「ソフィア様!」


 俺は、リンとエレナに視線を送ると、マリベルは少し抵抗したがリンとエレナが拘束した。

 そして、聖女ソフィアは俺達の方に向き直し、深く頭を下げて謝罪した。


「ヤクモ様。そして仲間の皆さん。

 本当に申し訳ありません!」

「貴女が謝る必要はない」

「いいえ。これは私の責任です。それに聖女という存在は、ただ崇められるだけでは意味が無いのです。

 実際に、様々な地におもむき、治癒を求める者を癒していくのが、本来の聖女と呼ばれる存在もので、その意思は従者達にも求められます。

 だから、聖女とは決して貴族の様な特権階級に属しているのではないのです。

 それなのに……」


 聖女ソフィアが、そう言った後、マリベルに向き直して、携帯していた護身用のナイフを奪い、言った。


「ヤクモ様達が助かったのは結果論です。

 ならば、私も命を以て贖罪しょくざいします」

「ソフィア様ーーー!」


 突然な事で、リンもエレナも止める事が出来ず、聖女ソフィアは、奪ったナイフを自身の首を深く切る。


「ソフィア様ぁあああーーー!」


厳しくも温かいメッセージを待っています!

そして、星の加点をお願いします。


ガチャの医療用手袋の「真」の用途

職業がヒーラー系が、医療用手袋と同じくガチャアイテムの白衣をセットで装備すると、とある魔法の成功率が30%上がります。

そして、この効果は、マスクスキルで、運営側しか知りません。

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