……俺達の勝利だ!
それなりの数が……
……これで現場の士気を上げる事には成功したが、万が一の可能性を想定して、エルフ達には予定通りに結界を張って貰う事にした。
そして……
「来たぞー! オークキングの災害級モンスター『ボデンロス』だー!」
「皆、合わせろ!」
「「「「「はい!」」」」」
「……今だ!」
森の奥から強襲した災害級ボデンロスが、結界の範囲内の入った瞬間、結界は発動して災害級ボデンロスを閉じ込める事に成功した。
「成功したぞ!」
「では、ヤクモ殿。貴方がSランク冒険者になった、その実力を示してください」
「任せろ!」
カナルから結界を自由に出入りする為に必要な護符を借りて使い、結界内に入る。
アリシア達は待機だ。
「GaAAAーーー!」
……オークキングの災害級か。
やっぱり、エルフ国を襲ったのは苗床を手に入れる為だろうか?
まあ、今更、考える必要は無いか。
「……さて、始めるか!」
召喚の腕輪を装備して、叫ぶ。
「召喚! 白虎の闘仙女カリン!」
右手に弯曲刀を持つ仙人みたいな白虎柄の衣装を着ている綺麗系の女性が俺の前に立つ。
……因みにだが、胸部装甲は「薬○のひとりごと」の「青い方」ぐらいだ。
後、災害級ボデンロスの大きさは大体2mを少し超えるぐらいだが、体型が、最初の劇場版の覚醒したブ○リー並みにMUSCLEだ。
「GaAAAーーー!」
災害級ボデンロスと白虎の闘仙女カリンの戦いは、最初からクライマックスな状態で始まり、内心、コレを映像化する時は大変だろうなぁ、と思った。
……だって白虎の闘仙女カリンの衣装、スリットが入っているのに、足技も使うから。
いや、ゲームの時は、そんな足技を出さなかったんだ!
本当だ、信じてくれ!
勿論、バトル物としても、凄い事になっている。
イメージ的には、実年齢は年配だけど、継承する前の制限の無い「若い○海」と80%の戸愚○弟みたいな感じなんだ。
パワーとスピードで激しく攻めるボデンロスに対して、カリンは舞う様に躱しながら、右手に持つ弯曲刀で攻撃し、超近接時には、浸透系の掌底で攻撃している。
ボデンロスは災害級の中では弱い方に入るだろうが、近接戦闘が苦手なエルフ族には荷が重く大変だろう。
ボデンロスの大体の強さも分かったし、俺も出るか。
白虎の闘仙女カリンから吹き飛ばしをくらい大きく下がった所で、白虎の闘仙女カリンを返還した。
「何故だ、ヤクモ殿!」
この戦いを警戒しながら見ていたカナルから、非難とも感じる声が周りに響いた。
「本当の戦いはこれからだ!」
俺が叫ぶと、ボデンロスは猛然と走り俺の前に来ると勢いのまま手に持つクレイモアを振り下ろす。
「GaAAAーーー!」
「ヤクモ殿ー!」
「破!」
俺は、最初の一撃をギリギリで躱すと一歩踏み込み左回し蹴りを頭に叩き込む。
その後も、ボデンロスの連撃を躱しながら、狙った……
「今だ!」
ガン!
「GaAAAーーー!」
クレイモアの刀身の腹を殴り、結界の隅までクレイモアをぶっ飛ばした。
ボデンロスも、武器が無いのなら、と直ぐに素手の攻撃に切り替えた。
この後の攻防を自画自賛するなら、孫○空vsブ○リーだと思う。
……まあ、超近接戦闘のみだけどな。
「Ga……」
途中から、俺のターンが続き、腹に良いボディブローが入り、ボデンロスが片膝を突いた瞬間、飛び手刀でボデンロスの首を跳ねた。
「……俺達の勝利だ!」
「「「「「「おおぉーーー!」」」」」」
この後、長期戦を前提で編成されたエルフ軍が到着した。
説明をカナルに押し付けた俺達は、ボデンロスを回収して王都に戻ろうとしたら、エルフ軍のリーダーに気付かれて、お願いされた。
「あんなオーク初めて見た」
「これで、警報に怯えなくて良いんだ」
「凄い!」
……はい。
リーダーにお願いされて、急遽用意した台車にボデンロスを載せて王都のメインストリートをパレードをしている。
その日の夕食は宴会となり、女王でさえ、何かの祝日でないと食べれない美食を腹一杯に食べた。
アリシア達も、どうやら限界まで食べたみたいだ。
いつの間にか、酒を呑んだリンが酔っ払い幼児化して俺に甘え、俺の膝の上を独占した。
アリシアもいつの間にか呑んでおり、酔ったら俺の右腕をアリシアの胸に沈ませ、ずっと俺に「あ~ん」をしていた。
マルティナは……
最初の乾杯を一口した後は、俺達の客室で夢の中だ。
だから、今日の宴会で使った食材等を6人前ほど取っといて貰い、明日、マルティナと一緒に食べようと思う。
翌日は、授賞式となり疲れた。
それが終わると、昼食の時間だったから、昨日の宴会の料理をお願いして、昨日食べ損なったマルティナと一緒に食べた。
マルティナが3人前を食べ切った事で、長い食後休みの後、女王に呼ばれた。
「報酬の件だが……」
授賞式では、最大級の名誉称号と、俺達全員が亡くなるまで、税金関係全て免除されたエルフのメイド付きの豪邸を貰った。
話を聞くと、年一回2泊ぐらいの別荘扱いで良いらしい。
「いや、もう授賞式で貰ったから」
「そんな訳にはいかない」
「……分かった」
女王の真剣な顔を見て、俺は折れた。
「ありがとう。報酬なんだけど……」
女王が、そう言うと奥からエレナが現れた。
「優秀な精霊術士で弓の名手、要らない?」
厳しくも温かいメッセージを待っています!
そして、星の加点をお願いします。
万が一は、5回に1回当たるとかではなく、10000回に1回「有るか無い」かの確率です。




