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綺麗な白桃だった

サービス回です!

 

「残念ながら、この盗賊共のアジトに囚われたのはお前だけみたいだ」

「そうですか……」


 牢屋から出て明るい所で見たら、まだ幼い顔立ちと控え目な体型で、かなり汚れていたから洗浄クリーンを掛けた。


 ……風呂に入るのを嫌がる弟妹を入れるのは俺の役目だったなぁ。


「どれかは着れるだろう」

「分かりました」


 俺は、アジトの物置きから適当に選んだ女性服を少女に渡した。


「どうやら、まだ無事・・だったみたいだな」

「……はい。どうやら裏で私を売る予定だったみたいです」

「……そうか。それで、この先に生きていける伝手はあるか?」

「はい。バレシアの街に……」

「分かった。ちょうど俺達の目的地だ。連れて行ってやるよ」

「ありがとうございます」


 少女の体力を診ながら雑談を交えてリン達が待つ馬車に向かい到着すると、事情説明をして目的地の街バレシアに向かった。


 1時間後に街バレシアに到着した俺達は、先に冒険者ギルドに行き、盗賊共を換金してから、少女「マリー」の案内で移動した。

 家に到着した事で気持ちが前向きになったマリーが紹介してくれた。


「此処が私の家であり、バレシアで最高の自慢の宿屋です!」

「かなり大きな宿屋だな」

「うん。男爵級の広さを誇っているんだ」


 そんな会話をしながら俺達は、宿屋の裏手に廻り裏口を開ける。


「……ただいま」

「「「「「「マリーお嬢様!?」」」」」」

「心配掛けてごめんね」

「直ぐに、旦那様と奥様にご報告を!」


 と、まあこんな感じで話が進み、俺達は今、スィートルーム、要するに一番高い部屋のソファーに座り、この宿屋の管理責任者のマリーの両親が反対側のソファーに座っている。

 因みに、最初は床に座っていたが、ソファーに座って貰うようにお願いした。


「改めてお礼を言わせてください」

「娘を助けて頂いて感謝しかありません」

「「ありがとうございます」」

「そこまでで良い。これ以上だと、この後に食べる夕食が不味くなる」

「……分かりました。娘の恩人を不快にさせる訳にはいかないので、お礼は此処までにします。

 ……さて、当宿屋ですが、5階建てで、3階と4階には各部屋に浴場を用意してますし、予約制ですが5階には大浴場がございます」

「大浴場か!」

「はい。ヤクモ様達には、是非、当宿屋自慢の大浴場を満喫して欲しいと思っております」

「それなら、是非、5階の大浴場を使わせて貰うよ」

「畏まりました。今日でしたら午後9時からが空いていますが、如何されますか?」

「予約を入れておいてくれ」

「ありがとうございます。それでは、5階の大浴場は午後9時から朝の4時までの貸切とします。ごゆっくりとお使いください」

「分かった」

「それでは、夕食の時間の午後6時になりましたら、此方の部屋に夕食を運ばせて頂きます」


 ……夕食の時間となり、俺達の部屋に運ばれた料理は野菜や果物をたっぷり使っていて、それとは別に、食後のデザートまで付いていた。


「「「「美味しかった!」」」であります」


 食後の休憩を挟んでゆっくりしていると時間が来たから、俺達は早速、5階の大浴場に行ってみる事にした。


 5階に上がると、通路を挟んで扉が6ヶ所有り、その内片方には使用中の札が掛けていた。


「お待ちしておりました」

「ヤクモ様達ですね?」

「ああ」


 この5階に、スタッフが4人居た。

 多分、片方ずつに2人就いているのだろう。

 現場対応と連絡係として。


 そして、俺達は男湯と女湯に別れて大浴場を満喫したのだが、問題は次の日の同じ午後9時を過ぎてからだった。

 初日は満足した俺達は、翌日の今日も午後9時からを予約したのだが、リン達は女将を呼び止めた。

 そして、何やら内緒話をしていると、アリシア以外は乗り気な感じで、アリシアは困惑している様に見えたが、最後は2人に説得された様だ。

 アリシアは、かなり意気込んでいるみたいだな。


 今日は1日中、宿屋の中で、のんびりと過ごして夕食も終わり、5階の大浴場に行くのだが、リン達は用事があるみたいで、後から行くらしい。

 俺が先に大浴場で広い湯船を満喫していると、脱衣所から話し声が聞こえてきた。 


 ……誰の声なのか察した俺は、転移で逃げる事を諦めた。


 リンの林檎やアリシアのメロンも、マルティナの西瓜すいかもサクランボ付きで、大変結構な絶景でした!

 まさか、アリシアまで参加するとはな。

 まあ、アリシアは大浴場に入る前から、耳どころか鎖骨の辺りまで真っ赤だった。

 アリシア、別に2人に無理して付き合う必要は無いからな。

 勿論、3人共に綺麗な桃だった。 


「リンのお肌、キメ細かくて良いな」

「アリシアだって、湯船に浮かんでいる『ソレ』の形が良くて羨ましいですね」

「アタイも羨ましいよ。最近、肩が凝ってて……」

「「モイであげましょうか?」」

「……あ、その……ごめんなさい」



 ……要するに、リン達からの俺へのサービス回だった訳だ。


 そして、目線を切る為に身体の洗い場に行くと、リンが「今日こそはお背中を流さして頂きます!」と言ったら、マルティナが「アタイが前を洗うであります!」と言い出して、アリシアがインターセプトして俺の前に行こうとして大変だった。

 そのお陰で、視覚的な要因のお陰で反応する筈だった「ナニ」が反応しなかった。


 ……タスカッタヨ。


 大浴場から上がり、脱衣所に行くと女性用の「湯着」があった。


 ……着てこいよ!


 3日目、何とか立ち直ったマリーに街の案内をしてくれる事になった。


「ガキが生意気なんだよ!」



厳しくも温かいメッセージを待っています!

そして、星の加点をお願いします。

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