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冒険開始!

作者が書く作品の冒険者規則は、作者のほぼ他の作品と同じです。

 俺、トモエ、ガル、ユキ、リオンとの異世界冒険が始まった訳だが、レミの元村に行き、人払いの結界を張った。

 まあ、盗賊とかの拠点にされるのも不愉快だからな。


 ……うん。馬車の乗り心地も悪くないな。

 これなら、半日以上でも我慢出来そうだ。

 因みに馬は馬頭鬼だ。馬頭鬼は馬に化けているし、俺の意思を念話で伝えるだけで動くから楽だ。

 次に表向き用の御者なのが、忍刀の付喪神がスキルで人化してやっていて、名前は「ヒカゲ」だ。

 素の強さは課金も有り中々の強さだし、探索と結界術が得意だから野営とかも安心だ。


 道中、たまにゴブリン等が現れるが、自らに舐めプを課して暇を潰している。

 それと、トモエ達に異世界転生(転移)した者向けの指導も行った。

 モンスターの討伐証拠の部位や、ウルフ系の討伐の仕方等を教えた。

 それと、道中で、女性の悲鳴が聞こえて助けたら、王家御用達の大商人や、ましてや王女だった、というそんな事件は流石に無く、都市ランカールに到着した。

 まあ、辺境に王女が居たら、それはそれで大事おおごとだけどな。


 さて、門番が運良くあの時の門番で、簡単な質疑応答だけで済み、俺達は冒険者ギルドへ向かった。


 冒険者ギルドに到着した俺達は、中に入ると視線の洗礼を受けている中、動く奴らが居た。


「ちょっと待ちな」

「何か用か?」

「おい! 前回一緒に居た女はどうした?」

「答える必要が有るのか?」

「良いから、答えろ!」

「……置いて来た」

「……チッ。まあ良い。」

「もう用は無いな?」

「まだだ! 今回はそこの女2人で我慢してやるから、次回は連れて来い。」


 ……そういう事か。


 俺は前回、冒険者ギルドに来て登録した時に聞いていた。

 冒険者ギルド内での冒険者同士の喧嘩はどうなるかと聞いたら、内容にも因るが先に行動に移した方に責任が有る、と。

 更に、武器を抜いたり、攻撃魔法を放てば正当防衛が成立し殺されても文句は言えない、と。


「そんなに飢えているなら、森に行ってゴブリンのメスに頭を下げて来い。1000匹に1匹ぐらいは頷いてくれるかもしれないぞ? 

 ……ああ、無理か。幾らなんでも向こうにも選ぶ権利が有るからな」

「「「……殺す!」」」


 3人共、殺意の言葉と腰の武器を抜いたのも確認したし、受付嬢が見ているのも確認した。


 ……大義名分成立だな。


 最初の奴が俺に向かって剣を振り降ろした所を右の蹴りで剣を上空に蹴り上げ視線が剣に向いた瞬間に潰れる程度の力で股の間に左の蹴りを入れて、左足が床に着くのと同時に右廻し蹴りで相手の左顎を砕く。

 そのまま右足を床に着け左側に居た相手に左後ろ廻し蹴りを相手の股に撃ち、同じ様に左足を床に着けた所を右廻し蹴りを相手の顎に入れ砕く。

 残った1人に対して相手が警戒した瞬間、一瞬で懐に入り左足のヤクザキックで股を蹴り、他の2人と同じ様に顎を砕く。

 そして、蹴り上げた剣を見ずにキャッチする。


 ちょっとした歓声が上がったが、無視して3人の剝ぎ取りを開始した。

 終わると、俺は現金と戦利品に洗浄クリーンを掛けて受付嬢の所に向かう。


 ……あ、モーゼの十戒だ。


 一部始終を見ていた「先輩方・・・」が先を譲ってくれた。


「数日振りですね、ヤクモ様」

「久しぶりです。今日は、この不用品の買い取りと、後ろの4人の冒険者登録をお願いします」

「畏まりました」


 無事にトモエ達の冒険者登録が終わり、レミでは聞けなかった事等を聞いた。

 俺達が使う魔法やスキルは、どうやら、この世界の魔法やスキルと同じみたいだ。

 因みに、「位階魔法」と呼ばれていて、「第0位階魔法」が生活魔法「洗浄クリーン」等で、第1位階魔法に「火矢ファイヤーアロー」等で、第2位階魔法に「火槍ファイヤーランス」等がある。

 第3位階魔法に「炎矢フレイムアロー」や「回復魔法ヒール」等がある。

 そして、第3位階魔法が使えれば、人格に問題が無ければ身分を問わず、最低でも王宮魔術師の末席に加わる事が出来るらしい。

 日本なら国家公務員エリートだな。

 もう少し言うと、ゲーム設定では、位階魔法は全部で10段階あって、その上に「超越魔法オーバーマジック」が存在する。

 ついでに、受付嬢に知っている範囲内で現役最強は誰ですかと聞いたら、東の「レオハース帝国」の主席魔導師「フェレイス」で第5位階魔法が使えて第6位階魔法まで使えるという噂があるらしい。


 ……冒険者ギルドの受付嬢が知る得る限りの最強が第6位階魔法程度?

 うちの子達(NPC)は戦闘型なら最弱でも第8位階魔法を幾つか使えるよ?


 ……彼の居る世界同様に、ゲームと現実のギャップが此処にも出ているな。


 他にも色々と聞いた後、八雲の時に身に着けた宴会芸の手品の要領で「蔵」から金貨1枚を周りから見えない様に手の平に隠して受付嬢の手を握りお礼を言う。

 受付嬢も慣れているのか、自分の手の平に在る物を確認すると、笑顔で「また、何でも聞いてください」と言った。


 俺達は、冒険者ギルドを出た後、馬車を預けられる宿屋を見つけ2部屋取り、異世界系ラノベに倣い薬草採取に向かった。


 適当な森に入り、受付嬢から買った薬草の本を見ながら、薬草を採取しているんだけど、偏見かもしれないがモンスターが元気だな。

 灰色の狼系のモンスターが帰るまでに30匹ぐらい狩ったし、森の中層以降に出現する筈のオークやオーガまで出て来た。

 まあ、オークは例に漏れず肉は旨いらしいから楽しみだな。


「ヤクモ様!」


厳しくも温かいメッセージを待っています!

そして、星の加点をお願いします。

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