……俺は断言する!
この話から、一部、タイトル通りの展開になります。
数10分後に、奥から聞こえていた金属を叩く音が止まり、更に、数分後に奥から筋骨隆々な、正に「ドワーフ!」と言った立派な髭を生やした男性と店番をしていた少女が現れた。
「儂が、鍛冶師イポスじゃ」
「初めまして、鍛冶師イポス。俺は冒険者のヤクモで、仲間のリンとアリシアだ」
「ヤクモ様の奴隷でリンです」
「仲間のアリシアよ」
「冒険者ギルドからの紹介状を読んだ。儂を引っ張り出した以上は、儂が満足する仕事を持って来たんだろうな?」
……おう!
流石は、元国王で、最高の鍛冶師だ。
威圧が半端ないな!
「勿論だ……と言っても、鍛冶師イポスでも無理かもな」
「……ほう? 儂でさえ、か」
「ああ」
「面白い! 小僧が持ってきた素材が、どれ程の物か、見せて貰おうか!」
「安心しろ。期待以上だ!」
そして、俺は災害級の毛皮で身体の右側と右側の牙と爪を「蔵」から取り出す。
「この素材は、何じゃ? かなりの上物………いや、それ以上じゃぞ!」
「流石だな」
「小僧。この素材は何じゃ?」
「災害級ザカリアス」
「……今、何と言ったのじゃ?」
「災害級ザカリアスだ」
「……何ぃーーー!?」
色々な理由でテンションが上がった鍛冶師イポスが落ち着くのを待った。
因みに、災害級ザカリアスは、俺が暇な時に解体しておいた。
約10分後に落ち着いた鍛冶師イポスに、説明をした後、此処に来た理由である、俺達の武器や防具の製作をお願いした。
「……そうか。小僧……いや、ヤクモ殿が、5000を超えるスタンピードをほぼ壊滅させ、災害級ザカリアスを単独討伐した冒険者なのじゃな」
「まあな」
「い、一世一代の大仕事になるのじゃ!
儂は燃えて来たのじゃー!」
勿論、速攻で承諾の返事を貰った。
その後は、此方の要望を伝えて、戦闘時の戦い方等を色々と質問された。
しかし……
「服系の防具なら、儂より上が居る」
「鍛冶師イポスを超える?」
「うむ。知り合いのエルフじゃ」
エルフかぁ……
「何処に?」
「この王都を南に進むと、強いモンスターが蔓延る魔境と言われる程の大森林が在る。その大森林の中層と深層の境に居を構えておる」
「分かった。ちょっと行ってくる」
「そうか。武器の方は1ヶ月後じゃ」
俺は、必要分の素材を渡して鍛冶工房を出ると宿屋を取り大森林へと向かった。
…確かに、魔境と言うだけの事があるな。
出現するのが、最弱でCランクモンスターのパーサクレッドボアで、ちょうど良いな。
リンやアリシアには適度な強さで、俺はサポートに廻る事にした。
俺は、「蔵」から召喚の腕輪を出して右腕に装備すると言う。
「モード『対戦』に変更」
そう言うと、腕輪の真っ白な宝玉が淡く光りだした途端に、俺の前に先導者的なフィールドが発生した。
ちょっと違うのは、そのフィールドの形が横長の正方形ではなく、凸の形をしている事だ。
その尖っている部分は、遊○王のEXモンスター専用的な召喚場所だ。
ぶっちゃけた話、魔神イフリートや四聖獣玄武とかは、MMORPG「リンカーネイション・ロア・オンライン」の、サブゲームで使うカードゲームだ。
名前は「リンカーネイション・サーガ」だ!
ルールは、先導者的なカードゲームと遊○王的なカードゲームを合わせたような感じだ。
モンスターは最大4体までで、後ろの3枠は遊戯○的な魔法や罠ゾーンな訳だ。
……まあ、遊び方は追々語るとして、俺はリン達をサポートしながら、文字通り遊ぶつもりだ。
実は、たまに1人になり、色々と実戦で試していた。
それと、「モード『対戦』」を俺が解除しない限り、ずっとこのままだ。
まあ、その間は、微量ながら魔力を消費し続けるけどな。
「リン、アリシア」
「はい、ヤクモ様」
「何、ヤクモ」
「俺が符術召喚師の本領を発揮している間は、俺は全ての物理や魔法の行動が出来なくなるから注意してくれ」
「分かりました、ヤクモ様」
「分かったわ、ヤクモ」
リンとアリシアに認知して貰ったら、予め組んでいたデッキをセットして、腕輪から指定したモンスター3枚が手札となり、更にシャッフルされたデッキからカードを3枚ドローする。
「良し!」
このゲームは、先導者的なカードゲームと同じで通常は3体まで召喚する事が出来る。
初手としては、幸先の良い3枚だ。
「召喚! 水の大盾使いシーナ!」
上下に130cm近くある大盾を構える青い軽鎧を装備した少女が俺達の5m先に現れた。
「召喚! 火の剣使いレイ!」
赤い飾り意匠が施された大剣を構え、赤い胸当てを装備した少女が現れた。
「召喚! 風の魔法使いウィンディ!」
緑色の宝玉を付けた杖を構え、緑色の魔法使い系の服を着た少女が現れた。
「カードを3枚セット!」
……俺は断言する!
このサブゲームを考えたスタッフ達は、絶対ヲタクだと!
このサブゲームは、遊○王の国際大会で優勝する様なガチデッキに互角以上に戦えるファンデッキが多数存在する。
その最たるデッキを今、俺が使っている。
俺達は森の奥への移動を改めて開始した。
「転生! 流水の騎士シーナ!」
「転生! 炎の大剣士レイ!」
「転生! 旋風の賢者ウィンディ!」
厳しくも温かいメッセージを待っています!
そして、星の加点をお願いします。
……まあ、アレです。




