表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

48/115

……俺、ディスられている?

現行犯逮捕かな?

 

 馬鹿アーベラとの決闘が始まった訳だが、どう処理しようか?


 ……アレにしよう。


「うぉおおおーーー!」


 ガッ!


「やった!」

「今、何かしたのか?」

「ヤセ我慢を……」


 ガッ! ギ! ガン! ゴン! ドゴッ!


「……だから、何かしたのか?」

「何故、切れないんだ!?」


 馬鹿アーベラの攻撃力よりも、俺の「素」の防御力の方が、圧倒的に高いだけだ。


 だから、馬鹿アーベラが幾ら全力の攻撃を何度もしようとも、俺にダメージを与える事が出来ない。


「お前に全力の攻撃をする時間を与えた。

 次は俺の攻撃を受けて貰おうか」

「出来るものならやってみろ! ボクは伯爵家なんだぞ!」


 ……は!?


 コレは、お前から申し出た「決闘」だろ?

 何を言っているんだ?


「少しでも攻撃してみろ。その時はお父様に言ってお前を潰してやる。その後に、恐怖と絶望に戦慄する残った2人を喰ってやる!」

「……それが、本性だな」

「さあな」


 その時の屑野郎アーベラのゲスな顔を見て決めた。


「……潰す」


 俺は長剣を捨て屑野郎アーベラに向かった。


「剣を捨てて自棄やけになったか?」

「屑野郎には拳で潰すと決めてんだよ」

「何を言……がはっ……」


 その後は、身体のスペックをフルに使って屑野郎アーベラをフルボッコにした。


「ふん! 屑が!」


「アーベラ!」


 サンビル伯爵が駆け寄り屑野郎アーベラを抱き上げた。


「幾ら決闘でも、此処までしなくても……」


 俺は、王紋と証明書を見せる。


「き、君が、いや、貴方様が!」


 サンビル伯爵とミランダ夫人は、国王の前に居るみたいに膝を突き頭を下げた。

 俺は証明書を「蔵」に仕舞うと言った。


「命令する。アーベラをサンビル伯爵家から除籍し投獄せよ。」

「な、何故ですか?」

「先程の会話が聞こえていないみたいだが、罪を犯している可能性がある」

「「なっ!?」」

「アーベラが、王立学園から帰ってきたのは?」

「……約1年と半年前です」

「この街の冒険者ギルドに行った時に聞いたのだが、約1年前から評判の良い娘が失踪する事件が幾つか発生している」

「それに、息子のアーベラが!?」

「可能性がある。だから、先程の会話から俺、つまり王紋を持つ俺を侮辱した罪で、伯爵家からの除籍を命じる。そして投獄し、失踪事件に関して取り調べを命令する」

「か、畏まりました」


 この後、朝食を遠慮して、領主館を出て街に来た時に取った宿屋で改めて泊まる事にした。

 サンビル伯爵には、1週間後に結果を聞きに行くと伝えてある。


 さて、この1週間はカリアのレベリングをした。


「まさか、あの災害級ディザスターザカリアスを単独討伐したのがヤクモだったなんて!」

「驚いたか?」

「驚いた、なんてもんじゃないわ!」

「カリア、気持ちは分かります」

「リン……」

「私も、何度もヤクモ様のデタラメに驚かされ続けていますから」

「……俺、ディスられている?」

「今頃気付いたのヤクモ」

「アリシアまで!?」

「ヤクモ、領主館に到着したわよ」

「……分かったよ」


 サンビル伯爵から結果報告を聞いたが、やはり、屑野郎アーベラは、失踪事件の主犯だった。

 そして、被害を受けた娘達は既に……

 この結果を重く受け止めたサンビル伯爵は、屑野郎アーベラに関する物を全て処分して、私財を使い被害者の遺族に謝罪し慰謝料を払った。


 更に、屑野郎アーベラは、サンビル伯爵自身が公開処刑をし、街の人達に対して謝罪した。

 街の人達は、実の息子を自らの手で処刑した事で、サンビル伯爵の覚悟と誠意に納得した様に見えた。


 まあ、サンビル伯爵は爵位まで返還しようとしたが、周りが必死に止めたらしい。


 そして、俺達は街サンビルを出発した。


「見えてきたわ」

「アレが今日の目的地の村『ポリクナ』だ」


 俺達はポリクナに到着すると、村に1つしかない宿屋に向かったが、既に満席だった。

 実は、この村は今、明日開催される祭りの準備に大忙しだ。

 そして、明日の祭りに出される特別な料理があり、その料理を目当てに来た訳だが、遅かったみたいで宿屋は満席だった。

 まあ、寝泊まりは馬車でも大丈夫だけどな。


 そんな訳で、許可を得て指示された場所に馬車を停めると、リンとカリアに留守番をして貰い、俺とアリシアは村の散策を始めた。

 因みに、アリシアは上機嫌だ。


「ヤクモ、明日の祭りに出される特別な料理、楽しみね」

「ああ」


 サンビルの冒険者ギルドの受付嬢の話だと、とある鳥系モンスターと、村秘蔵の調味料を使った料理らしいが、とても美味しいらしい。

 そんなに美味しいのなら、もっと知っている人が居ても不思議ではないが、どうやら、略取する商人や貴族が現れない様にする為に、料理の事を広めない様にしているらしい。

 勿論、受付嬢には情報料として金貨5枚渡して言った「コレで、受付嬢達で、何か食べて」と。

 すると、聞く耳を立てていた他の受付嬢達からもお礼を言われたよ。

 アリシアはこの時、ちょっと不機嫌だった。


 ……何故?


 そんな訳で、この村に来たのだが、祭りの準備をしている村の活気は良いもので、俺も気分が良い。

 ちょっとぐらい散財しても良いかな、と思っていると、男女の言い争う声が聞こえた。

 行ってみると……



厳しくも温かいメッセージを待っています!

そして、星の加点をお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ