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……死ぬか?

ちょっとダークな部分を……

 

 ランカール辺境伯御一行が王都に到着したであろう日から更に2週間後に俺とリンも王都に到着した。

 あらかじめ、ランカール辺境伯にはゆっくり行く様にお願いしていたから、それ程、国王側も待っていないだろう。


 ……前代未聞の大偉業を成し遂げ、歴史に名を残すだろう俺とリンは今、牢屋に居る。



 1時間前


「やっと到着したな、リン」

「はい、ヤクモ様」


 俺とリンは王都に到着して、直ぐにランカール辺境伯の王都での屋敷に行くつもりだったのだが、門番に冒険者カードを見せると、何故か、険しい顔をされ、有無を言わせずに俺とリンは門の近くの詰め所の地下の牢屋に放り込まれた。

 そして……


「また偽者かよ」

「そうだな。今回は、冒険者カードの偽造という犯罪まで犯してな」

「まあ、全てが終われば、一生遊んでも余る金と高い地位と酒池肉林が待っているからなぁ」

「違い無いな」




 ……と、いう会話をしていた。


 既に、災害級ディザスターザカリアス討伐の話は王都にまで届き、俺の偽者が列を成して現れたみたいだな。


 さて、どうしようか?

 まあ、力技でなら簡単に牢屋から出れるが、ランカール辺境伯にも迷惑掛かるし、ラノベからの知識だと、絶対にクソ貴族がネチネチと絡んでくるだろしなぁ。


「ヤクモ様」

「何、リン」

「あの短剣を使ってみては?」

「ああ、あの短剣か!」

「はい。あの短剣なら大丈夫なのでは?」

「そうだな」


 早速、牢屋から呼び出して短剣を見せた。


「その短剣を何処に隠していた!」

「そんな事よりも、しっかりと見ろよ」

「はん! 貴様ら、死にたくなければその短剣を寄越せ」

「話にならんな。もっと偉い奴を呼んでこい」

「……貴様~」

「どうせ、偽者だから、殺してしまおう」

「そうだな。ついでに、この獣人族の雌を頂いてしまおうぜ」

「……そうだな」

「……もう一度、言ってくれないか?」

「は?」

「リンをどうするって?」

「死ね貴様には関係ない事だな」

「そうだな。獣人族の雌はオレ達でしっかり遊んだ後は、宿舎で飼っててやるよ」

「……死ぬか?」


 俺は、鬼神圧を解放した。


「かはっ……」

「ぐはっ……」


 牢屋番をしていた屑野郎2人が、俺の鬼神圧に耐え切れず、重力魔法を受けたみたいに地面に這いつくばり、周りの牢屋に居た連中も同じ様に地面に這いつくばった。



 国王side


「宰相よ」

「はい、国王陛下」

「そろそろの筈だよな」

「はい。ランカール辺境伯の話ですと、冒険者として受けた仕事が終わり次第に、此方に向かっている筈ですから、もう到着しても不思議ではないと思われます」

「……そういえば、かの英雄殿の偽者が複数人現れたそうだな」

「はい。その様に報告を受けております」

「……宰相よ」

「……国王陛下」

「まさか、な……」

「……そうですよね」

「「あはははは……」」


 ……ドン!


「ぐ……」

「ぎ……」

「……な、なんだ、この重圧は!?」

「……わ、分かりません」

「国王陛下! 宰相! ご無事ですか!」

「こ、近衛騎士団長……」

「い、今、な、何が起きているのです?」

「分かりません。どうやら、一定以上の強者には効き難いみたいですが、それ以下の者には立つ事すら出来ぬ重圧が掛かるみたいです。こうして、動けるのは私と副長に、各騎士団長ぐらいです」

「……あ! こ、国王陛下」

「ど、どうした宰相?」

「も、もしかしたら万が一が起きた可能性があります」

「……こ、近衛騎士団長」

「は!」

「す、直ぐにお、王都外周の正門に行き、異変が無いか確認に行ってくれ」

「は!」



 ヤクモside


 まあ、王都全域に広がっている異変だから、ある程度待っていれば、最終的には、この牢屋にも誰かが来るだろう。

 その為に、ゲームでLv40以下のモンスターやプレイヤーが行動不能になり、Lv40以上は全ステータス3割減になる「鬼神圧」を発動したんだからな。

 ……しかし、感知出来る範囲だけでも、王都全域に広がっているな。

 ゲームだと、小学校とかの体育館ぐらいの範囲だったんだけどな。



 ……40分後


「……来たな」

「……誰か、話せる者は居ないか?」

「地下の牢屋だ」

「分かった」


 降りて来たのは、外見が優美な鎧を装備した騎士2人だった。

 そして、俺を認識した途端に、抜剣し切っ先を俺に向け、もう1人の騎士も抜剣して切っ先を俺に向けた。


「……貴様が原因か!」

「理由を聞かないのか?」

「聞く必要は無い! 貴様を殺せば、この異常を取り除く事が出来る!」

「つまり、理由も聞かずに、俺に対して殺意を向け、殺そうとしている訳だな?」

「何を言おうと無駄だ! 私、近衛騎士団団長のオルガルが殺してやる!」

「……近衛騎士団団長か。つまりは、この国の国王は、俺と敵対するのだな?」

「戯言など聞かん。死ね!」


 俺は、引き戸を引く様に牢屋の頑丈な鉄格子をあっさりと横に引き千切り牢屋から出ると、2人が怯んだ隙を突き、手刀で近衛騎士団長ともう1人の両腕と両足を斬り落した。


「がぁあああーーー!」

「ぎゃあああーーー!」


 そして、火球ファイヤーボールで斬った四肢を焼却して、傷口を焼いて止血すると、屑看守から冒険者カードを回収して、リンと2人一緒に転移した。


 ……行き先は、王城の大広間だ。


 そこからは、2人を無遠慮に引きりながら、通路に倒れている文官やメイドに国王の居る場所を聞き向かった。


「久しぶりですね、国王陛下」


厳しくも温かいメッセージを待っています!

そして、星の加点をお願いします。

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