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否定出来ないのが辛いわね、ヤクモ

よく有るテンプレ。

 

 ヤクモside


 ……お!


 全員が、ノルマを達成したみたいだな。

 流石は、ソロながらAランク冒険者であるフローラだ。

 あっさりと課せられたオーガ討伐のノルマを達成したな。

 それじゃあ、次は俺のノルマだな。


 一応、リン達に万が一が無い様に、こっそりとFRファンタズマレアランクの「玄武」を召喚して結界を張って防御を固めてと……


 行きますか!


 俺は9番目に気に入っている妖刀の村正「霧雨きりさめ」を「蔵」から出して抜いた。

 この村正「霧雨きりさめ」は、相手に絶命する一撃クリティカルを入れれば入れる程に、攻撃力と斬れ味を上げていく。

 そして、装備者のAGI、つまり素早さも限界突破させる。

 今回の様なシチュにはぴったりの武器だ!


「行くぜ……」


 威圧に因る結界を解き、抜き身の村正「霧雨きりさめ」を左手に握ったまま散歩するかの様に進み、俺に気付いたオーガが、俺を叩き潰す為に手に持つ巨大な棍棒を振り上げたが、その棍棒は俺に叩き潰す前に振り上げた勢いで後ろに落ち、オーガの首が前に落ちる。


「え!?」

「この私が見えなかったなんて……」


 俺は、斬る時だけ素早さを上げ、向かって来る普通のオーガを次々に首を斬っていった。


「GaAAAーーー」

「鏖殺だ!」


 ……そして、数10分後には、生きている普通のオーガは居なくなった。


「流石はヤクモ様です!」

「凄い……」

「……化け物ね」


 リンは、素直に俺の活躍を大称賛し、アリシアは、まだ肩で息をしながらも感嘆の言葉を贈り、フローラは、俺が出した結果に驚愕した。


 俺はリンに手伝って貰い、討伐したオーガ全てを回収に廻った。


「残りは4匹のブラックオーガだけだな」

「そうね、調査通りなら、ね」

「フローラ先生?」

「アリシア。冒険者ギルドが、発表した調査結果は信頼するべきですが、絶対ではありません」

「はい、フローラ先生」

「それで、ブラックオーガはどうする?」


 因みに、俺の探知系だと、5匹だったりする。


「Aランク冒険者としては、此処は全て任せてと言うべきでしょうけど、流石に4匹を1人では無理だわ」

「それなら、俺が全て貰うぞ?」

「幾ら何でもそれもダメよ。Aランク冒険者の私がやるから支援と補助をお願いするわね」

「ああ、任せろ」


 普通のオーガとは別に隔離していたブラックオーガを威圧から解放すると、怒り狂ったかの様に、俺達に向かって来た。


「ヤクモ君は、出来る事ならブラックオーガの足を魔法で狙って。そして、私の合図で顔に向かって放って」

「分かった」


 そして、ブラックオーガ4匹の相手を俺とフローラで相対した。

 リンは、アリシアの護衛だ。

 俺はフローラの指示に従い、ブラックオーガの機動力を潰す為に、第4位階魔法の氷槍アイスランス雷撃弾ライトニングバレットを使い分けて放った。


 ……そして、3匹討伐して4匹目を……


「ヤクモ君、放て!」

雷撃弾ライトニングバレット!」

「GaAAAーーー!」


 俺の雷撃弾ライトニングバレットは、ブラックオーガの左目に命中する。


「今よ! 炎属性付与……炎撃剛剣フレイムパワースラッシュ!」

「GaAAAーーー……」


 炎属性付与で、火傷の追加効果と切れ味が上がった威力重視の一撃で、ブラックオーガの首を9割切って絶命した。


「終わったわ」


 ……魔力探知が!?


「まだだ!」

「え!?」

「GaAAAーーー!」

「ぎっ……」

「フローラ先生!?」

「……ぎ、ぎゃあぁああーーー」

「死ね!」

「Ga……」


 森の陰から急襲したブラックオーガは、1番近くに居たフローラに襲い掛かり、少し離れていた俺は間に合わず、最初の一撃で意識を失ってしまい、左足を引き千切られ、腹を噛まれているが、俺の一撃で首を斬り急襲したブラックオーガを討伐した。


「フローラ先生!」

「……わ、私の冒険は、此処でお、終わりね」

「ヤクモ!」


 俺は、引き千切られた左足を拾い、洗浄クリーンを掛けた後に本来の位置に戻し完全回復パーフェクトヒールを唱える。


「……あ! ウソ!?」

「フローラ先生!」


 俺が唱えた完全回復パーフェクトヒールで、千切れた左足は引っ付いて綺麗に治った。


「ありがとう、ヤクモ」

「ありがとうね、ヤクモ君」

「どういたしまして」


 俺は、ブラックオーガを回収して「蔵」にとりあえず仕舞って、休憩を取る事にした。


「本当に化け物ね、ヤクモは」

「否定出来ないのが辛いわね、ヤクモ君」

「そうです! ヤクモ様のデタラメは、今に始まっていませんから」

「アリシア、フローラ、リン……」

「でも、ヤクモ君に助けられたのも事実だわ。

 感謝しているわよ」

「ヤクモ、これからどうする?」

「そうだな……なっ!」

「どうしたの……!」

「……え!?」


 現実リアルのスタンピードは、こんなに厳しいのか!?


「……この魔力!? ブラックオーガが可愛く感じるわ!」

「フローラ先生?」

「フローラは、どう判断する?」


 俺は以前、受付嬢から聞いた話を思い出して、現役の一流であるフローラに尋ねた。


「Aランクのブラックオーガよりも、強大で禍々しい魔力……。私も遭遇した事が無いからはっきりと言えないけど、恐らく『災害級ディザスター』か『天災級カラミティ』だと思うわ」

「フローラ先生、『災害級ディザスター』とか『天災級カラミティ』とは、どういう意味ですか?」

「そう言えばまだ教えていなかったわね」

「それで……」

災害級ディザスター天災級カラミティというのは、冒険者ギルドが定めたモンスターのランクの名称よ。モンスターのランクは、冒険者のランクと同じで、GランクからSランクまで在るわ。

 モンスターのランクが、そのまま、そのランクと同じ冒険者が対応するのが普通なのだけど、この災害級ディザスター天災級カラミティは、Sランクモンスターが、突然変異して更に強大化した存在なのよ」

「そんな……」

災害級ディザスターでさえ、3つ以上の国が連合して総力を上げないと討伐すら難しい存在なのよ」

「や、ヤクモ……」

「フローラ」

「何、ヤクモ君」

「白金貨をもう9枚渡すから絶対秘密な」

「これから死ねのだから要らないわ」

「約束な」

「……分かったわ」

「ヤクモ……」

「ヤクモ様……」


 フローラの性格は分かっているからお金は要らないだろうけど、フローラにも納得する言い訳を用意しないとな。


「さて、真面目に戦うか」



厳しくも温かいメッセージを待っています!

そして、星の加点をお願いします。


悲鳴に「濁音」付きの理由

まあ、そんな激痛に綺麗な「きゃあああーーー!」は無いと思っています。

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