プロローグ~その2
流石に日本だけではネタが足りないです。
一応、自我が目覚めたからか、食事中、チラチラと俺を見ている事から、マナ以外は出来るだけ俺が名前を呼ぶまで我慢していたみたいだ。
そこで、俺の弟妹であるNPC達を紹介しよう。
俺の相棒にして本拠地「ラジャス・アーク」の女将「マナ」で、外見は巫女衣装の金眼紅髪の格闘と雷魔法の使い手で「雷神族」だ。
次は若頭のトモエ、ガル、ユキ、リオンだ。
トモエの種族は「妖狐族」の「炎神狐」で、人化した時のアバターは、我が妹本人が監修した大正時代の大和撫子で、薙刀と火魔法の使い手で朱眼白髪だ。
ガルの種族は「狼人族」の「氷神狼」で、人化した時のアバターは、弟を参考にして格闘と風魔法の使い手で翠眼白髪だ。
ユキの種族は「豹人族」の「黒神豹」で、人化した時のアバターは、本人が監修した女忍者風で、背中の日本刀が本人との比較で大剣に見える。
そして、氷と闇魔法の使い手で紫眼青髪だ。
リオンは「獅人族」の「白神獅」で、人化した時のアバターは、親友を参考にして青眼金髪で斧と土魔法の使い手だ。
因みに、本人以外は「牛」を推したが、本人の強い希望で「獅子」になった。
そして、ユキは親友の妹だ。
そして、本拠地ダンジョンの階層ボスは……
上の階層から「ブラン」で、短剣使いの夢兎族で暗殺者だ。
次が「ルカ」で大鎌使いの石化の魔眼を持つ蛇女族だ。
次が「シデン」で、鞭使いの幻魔族で、モンスターテイマーだ。
次が「リョクナ」で、斧使いの雷獣族だ。
……と、此処までが俺的な「接待用」の階層で、この下の階層からがガチマジの階層だ!
次が「ゴウキ」で、棍棒使いの結界術と土魔法が得意な幻亀族で元ネタは「玄武」だ。
次が「ガイラ」で、風魔法と格闘使いの聖虎族で元ネタは「白虎」だ。
次が「シュナ」で、火魔法と槍使いの鳳凰族で元ネタは「朱雀」だ。
次が「リゼン」で、水魔法と長剣使いの龍族で元ネタは「青龍」だ。
最後が「オウガ」で、光魔法と大剣使いの龍族で元ネタは「黄龍」だ。
因みに、このゲームに於いて「竜」は、モンスター扱いで「龍」は竜の上位扱いで神寄りだ。
だから、竜の最強は龍の中級レベルとなっている。
まあ、そうは言っても竜の中の「ワイバーン」はドラ○エで言ったらレベル30以上が推奨となる。一般的な竜と言えばコレ扱いの「赤銅竜」はド○クエで言えばレベル40以上が推奨される。
そして、この「赤銅竜」の単独討伐で称号「竜殺者」が手に入る。
他にも、近衛騎士団みたいなのも居る。
……さて、食事が終わりどうしようかと思っていたら、地表に軽く張っていたアラームが鳴った。
俺とマナとリゼンとゴウキで行き、隠れて様子を見ると薄汚い格好した野郎共が美少女を襲っていた。
その美少女が大変な状態だったから助ける事にした。
「嫌ー! 誰か助けてー!」
「こんな森の中に助ける奴が居るかよ」
「そうだぜ。諦めて大人しくするんだな」
「オレとしては抵抗した方が燃えるがな」
「さて、頂くとするか」
「い、嫌ーーー!」
大勢ってのは、不愉快だな……
「女の方を助けるぞ」
「「「は!」」」
序でだから、異世界特有のアレも此処で捨てるか。
「全員、素手で殺せ」
「「「はい!」」」
「助けてーーー!」
「だから、来ねえ…あ……」
「来る時には来るんだよ」
「誰だ…ぐはぁ…」
「助け…ぎっ…」
「ひ…ごふっ…」
リゼン、ゴウキは後ろから心臓を貫手で、俺とマナは手刀で首を刎ねた。
「あ、あ、あの…」
「ちょっと待ってな。洗浄」
生活魔法の「洗浄」を使って俺達や美少女に付いた血を消す。
それと、マナ達も何とも無いみたいだし、俺自身も昔荒れていた経験のお陰か異世界系ラノベの「殺人童貞」も大丈夫みたいだ。
「あ、あの、危ない所を助けて頂いてありがとうございます。大した金額は持っていませんが出来る限りのお礼をします」
「分かった。その辺も含めて話そうか」
「は、はい」
先ずは、野郎共の金銭や換金出来る物を美少女に教えて貰い剥いだ後、ゴウキが地面の土を使いゴーレム作成術で穴を開け、野郎共をその穴にゴーレムに命じて放り込み焼却してゴーレムに穴の上に寝かせ術を解く。
異世界ファンタジー系ラノベを読んで思い付いた小ネタだ。
「改めて言わせてください。危ない所を助けて頂いてありがとうございます。このお礼は必ずいたします」
「分かった。と言いたいんだけど…」
「?」
「俺達は、とある貴族が所有していた用途不明の魔道具に因って、この地に飛ばされたんだ。だから、色々と聞きたい。そして、その情報を君からのお礼にしたいけど、良いかな?」
「……そんな事で良いんですか?」
「ああ」
「分かりました…って、まだ名前を言っていませんでしたね。私はレミと言います」
「俺はヤクモで、彼女がマナで、リゼンとゴウキだ」
俺は美少女ことレミから色々と聞いた。
先ず、この森は成人男性なら何とかなる程の安全な森で、多少の腕に自信のあるレミにも安全だが、4日前には無かった筈の見た事も無い建物(俺達の本拠地だな。)が建っていてビックリしていた所を盗賊共に襲われたみたいだ。
そして、この森やレミが暮らす村を統治しているのがランカール辺境伯で、所属している国の名前が「アルディーノ王国」だ。
次に通貨だが、一通り聞いたが、村では「銅貨」と「大銅貨」で足りるみたいで年に1回あるか無いかで「銀貨」を見るらしい。
因みに銅貨1枚で肉串1本が買えるとの事だ。
他にも沢山の事をレミから聞いたが、意外と異世界系ラノベの内容と大きな違いが無かった。
厳しくも温かいメッセージを待っています!
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