スタッフから番号札「99」を貰う。
会場でのオークションは終了しました。
次は……
スタッフから、番号札「50」を貰った。
多分、購入した奴隷との交換用のだろう。
リンに番号札を預けて、トイレから帰った後、休んでいると、知らない男性から声を掛けれた。
「おい!」
「……俺か?」
「そうだ」
「何か、用か?」
「私が買う予定のエルフを返せ」
「は?」
「私が買う予定だったエルフを返せと言ったんだが、聞こえているのか!」
「馬鹿か! あのエルフは、平等な競売という方式で、俺が正式に買った。だから、貴様に返す理由は無い!」
「出鱈目を言うな! アレは私の物だ! だから返せ!」
「返すか、ば~か」
「貴様ー!」
バキィ!
俺はワザと殴られ、人やテーブル等も無い方向に、自分から派手に飛んだ。
「「「きゃあああーーー!!!」」」
「これで理解したか?」
「ああ、貴様が犯罪者になった事はな」
「は!?」
オークションスタッフと警備の者が5人来てスタッフが言った。
「大変残念です。我がオークションから奴隷法の強盗罪を犯す者が現れるなんて……」
「奴隷法の強盗罪?」
「理解する頭が無い奴に、此処で説明しても無駄だから連れ出してくれないか?」
「畏まりました。おい、連れ出せ!」
「「「「「はっ!」」」」」
「被害を受けたお客様。及び周りのお客様、大変ご迷惑をお掛けしました」
馬鹿は喚きながら警備員に連れ出された。
この後、俺はスタッフに上級ポーションを飲まされ、俺、周りの人達のテーブルに白金貨1枚を置いていった。
まあ、流石の貴族も、ちょっと迷惑な事が起きても白金貨1枚なら黙るよな。
そんなハプニングが起こったが、時間が来てオークションは再開された。
「さあ! 皆様、大変お待たせしました。
特殊奴隷の出品を始めます!」
「「「「「「「「「「おおおーーー!!!」」」」」」」」」」
「なお、順番の関係で、先に男性を出品しますが、後で、購入をしたい方は、オークション終了後にお近くのスタッフにお声をお掛けください。相談に乗りますので。……では、特殊奴隷の男性からです!」
多分、夫婦だとか、親子だとか、兄弟姉妹とかが有るからだろうな。
しかし、野郎は……パス。
「さあ、最後です! オークションの華!
特殊奴隷の女性を出品いたします!」
「「「「「「「「「「おおおーーー!!!」」」」」」」」」」
出品の順番は、男爵夫人、男爵令嬢、子爵夫人、子爵令嬢という感じで出品されていった。
次々に出品され、残りは侯爵以上となった。
「次は、とある国の侯爵令嬢で14歳です!
その国の第3王子と婚約していましたが、その第3王子を毒殺しようとした罪で特殊奴隷になりました。
そんな侯爵令嬢を金貨100枚から!」
「金貨110枚」
「金貨120枚」
「金貨130枚」
「金貨……」
幾ら、侯爵令嬢で美少女でも、毒殺未遂は敬遠されるのだろう。
……あ!
はぁ……
……涙か。
俺もチョロいなぁ……
「金貨210枚」
「金貨300枚だ!」
「……」
「金貨300枚が出ました! 他に居られませんか? ……では、11番が、落札です!」
「「「「「「「「「「おおおーーー!!!」」」」」」」」」」
「……ヤクモ様?」
「まあ、考えるよ」
「……」
……買ってしまったのは仕方ない。
スタッフから番号札「96」を貰う。
「次は、とある国の公爵夫人です! 政争が、勃発して敗北した側になります。しかし、勝利者側に降る事を拒否して自ら奴隷に堕ちました。そんな誇り高い公爵夫人を金貨200枚から!」
「金貨300枚」
「金貨350枚」
「金貨400枚」
「金貨480枚」
「金貨……」
……用途は後で考えよう。
「金貨800枚」
「金貨900枚だ!」
「金貨1000枚」
「金貨1200枚だ!」
「……」
「金貨1200枚が出ました! 他に居られませんか? ……では、11番が、落札です!」
「「「「「「「「「「おおおーーー!!!」」」」」」」」」」
「ヤクモ様?」
「考えるから……」
スタッフから番号札「97」を貰う。
「次の出品は先程の誇り高き公爵夫人の娘で、夫人同様に誇り高き志しから自ら奴隷を選びました。そんな誇り高き公爵令嬢を金貨500枚から!」
「金貨600枚」
「金貨700枚」
「金貨800枚」
「金貨……」
マジで、購入した奴隷をどうしようか?
案なら幾つか有るが、足が地に着いてないヤツばかりだからなぁ。
「金貨22000枚」
「金貨23000枚」
「金貨25000枚だ!」
「金貨26000枚」
「金貨30000枚だ!」
「……」
「金貨30000枚が出ました! 他に居られませんか? ……では、11番が、落札です!」
「「「「「「「「「「おおおーーー!!!」」」」」」」」」」
スタッフから番号札「98」を貰う。
「ヤクモ様、大丈夫ですか?」
「きちんと考えるから!」
「本当ですか?」
「ああ」
「……まあ、最悪。あの場所に預ける事が可能ではないのですか?」
「そうだな」
あ、何か、司会者が会場を静寂にしている。
「さて、次が最後の出品になります! 最後を飾る特殊奴隷は、王女で、しかも姉妹です!」
「「「「「「「「「おおおーーー!!!」」」」」」」」」
「2人の美貌は甲乙付け難いですが、2人は違った美しさを持っています! そして! 先程の公爵家同様に誇りを取り、自ら奴隷に堕ちました!
そんな姉妹の王女2人を金貨2000枚から!」
「金貨3000枚」
「金貨3200枚」
「金貨3800枚」
「金貨4100枚」
「金貨……」
……凄ぇ!
どんどん、値が上がっていく。
「金貨40000枚」
「金貨60000枚」
「金貨80000枚だ!」
「金貨81000枚」
「金貨90000枚だ!」
「金貨91000枚」
「金貨100000枚だ!」
「……」
「金貨100000枚が出ましたぁ! 他に居られませんか? ……では、11番が、落札ですっ!」
「「「「「「「「「「おおおーーー!!!」」」」」」」」」」
スタッフから番号札「99」を貰う。
「……以上で、今回のオークションは終了いたしました。皆様、また次回お会い出来る事を、スタッフ一同を代表して願っております」
厳しくも温かいメッセージを待っています!
そして、星の加点をお願いします。




