表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

26/115

これ、もうアカンやつだ!

リンは甘えん坊。

 俺は、リンを起こすのは忍びないと思って、リンを背負って帰る事にした。


 転移扉ゲートで都市近くの森に転移したのだが、とある理由から雲行きが怪しくなった。


「お父様、まだ~」

「まだだよ」


 とりあえず、適当にリンの寝言を返してみたのだが、俺の移動速度が次第に上がっていった。


「お父様、トイレ~」

「もう少し我慢しなさい」

「お父様、我慢出来ないかも~」

「リンは立派な淑女レディだろ」

「お父様、もう無理かも~」


 これ、もうアカンやつだ!

 過去の経験から、俺は直ぐに街道から森に入り、結界と遮音の魔法を掛けて、掌圧で穴を開けて、手を引きリンに言った。


「リン、此処でしなさい」

「は~い、お父様」


 リンは寝たまま見事に、最重要任務を達成して、俺のもとへと帰ってきた。

 因みに、リンの性格から狸寝入りでは無いのは確かだ。


 俺は、穴をゴーレムで塞ぎ解除し、極小の結界を張り直した。

 この結界は、1週間は解けない筈だ。


 ……そして、可愛い桃を見てしまった事は、俺は墓場まで持っていこうと思う。


 俺はまたリンを背負って街道を歩いているが、リンには洗浄クリーンを念の為に掛けておいた。


「お帰り、ヤクモ殿……て、リンは?」

「ただいま、ナルディア。リンなら俺の背中だよ」

「何が有ったのです?」

「宴会の時に、いつの間にか呑まされたみたいでな」

「宴会ですか!」

「……悪いな」

「そうですね。一緒の部屋に居ますが、知り合い程度の関係ですから」

「そうだな。その代わりにほれ」

「これは?」

「酒だ」

「頂いても?」

「その為に持って帰った」

「……それなら頂きますね」


 ……30分後に、年配への愚痴込みで、アルハラ系の絡みをしてきたナルディアに睡眠魔法スリープを掛けて、ナルディアをベッドに運び寝かせた。

 リンも、幸せそうに眠っている。


 翌日だが、やっぱりリンは、俺のベッドに潜り込み、幸せそうに眠っていた。


 ……次から、命令してあげよう。


 因みに、ナルディアは記憶に残るタイプみたいで土下座して謝っていた。


 目が覚めたリンに、俺は専用ブラシを用意してリンのブラッシングをした。

 そして、リンは気持ちが固まったのか、終わった後にはスッキリした顔になっていた。


「ヤクモ様。これからもヤクモ様の奴隷てして、また冒険者仲間として、よろしくお願いします」

「ああ。よろしくな、リン」


 さて、今日はリンの装備を新調しようと以前行った武器と防具の工房で、ダメになった防具を買い直して、黒炎虎ブラックフレイムタイガーの素材を使った装備を依頼した。

 完成は1週間後だ。


 そして、今日からは保留にしていたダンジョン攻略をしようと思う。

 1人でダンジョンに行っても寂し……つまらないから、保留にしていたが、リンもある程度の強さを身に付けたから攻略してみる事にした。

 勿論、武器と防具の工房にも、その事を伝えてあるから大丈夫だ。


 実際にダンジョンに入るのだが、ダンジョンの位置は、都市の北西に徒歩20分の場所に有り、地下何階層まであるか分からないが、現在の記録は51階層らしい。

 それで、この異世界のダンジョンはどんなダンジョンかと言うと、ラノベの異世界系ダンジョンとそれ程の差は無い。

 ダンジョン内には、光り苔や、光石ひかりいしという光源に使える不思議な石がある為に、松明等の光源は必要無いらしい。

 まあ、暗闇のダンジョンとか言われているダンジョンとかには松明等の光源が必要らしいが。

 次にダンジョンモンスターだが、倒すとドロップアイテムと魔石が残るみたいで、何故、肉体等の器が残らないのか、研究者達を思考の袋小路に迷わせているみたいだ。


 ……居るんじゃね、ダンジョンマスター。


 当然、ダンジョン攻略の最大の目的は、この「魔石」で、かなりの高額買取の対象で、魔道具等のエネルギー源に主に使われている。

 勿論、ハイリスクハイリターンで、ダンジョンモンスターは、相手の強さを無視して襲い掛かってくるみたいだ。

 地上のモンスターなら、向こうが逃げる可能性があるのにな。


 後、5階層毎に、階層ボスが存在する。

 最初の5階層のボスは、ボブゴブリンにゴブリン8匹だ。

 10階層のボスは、ブラックウルフ3匹だ。

 15階層のボスは、ゴブリンジェネラルにボブゴブリン5匹にゴブリン7匹だ。

 20階層のボスは、ゴブリンキングとジェネラルゴブリンが3匹とボブゴブリン8匹だ。

 こんな感じだ。


 そして、ボスを倒すと宝箱が出現するが、倒す過程や参加した人数で、宝箱の内容が変わるらしい。

 更に、ボスを倒すと、ダンジョンの出入口に転移出来る「転移陣」が出現する。

 その転移陣を利用すると、次回からは転移陣で行く場合に利用出来て、ダンジョン入口の直ぐ横の部屋に入ると転移陣があって、その転移陣で攻略した階層の最初の階層に転移する事が出来る。

 例えば、20階層のボスを倒して転移陣を利用すると、次回からは16階層から再スタートが出来る。

 後、転移陣を利用した人が1人以上居れば、それ以外のメンバーが別人でも利用出来る。

 ただ、同じ階層の周回は出来ないみたいだ。


「さて、念の為の道具等も買い揃えたし、ダンジョン攻略を開始しようか」

「はい、ヤクモ様!」


 しかし、20階層のゴブリンキングすら俺とリンの相手にならず瞬殺だ。


厳しくも温かいメッセージを待っています!

そして、星の加点をお願いします。


因みに、マナへの近況報告は、夜、トイレに行く時とかに済ましています。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ