神域転生! 勝利の戦女神アテナ!
彼女の名前はフリー素材ですよね?
俺達は、運良くリン達と合流して、スタンピードが向かって来る東門へと移動した。
リン達が、冒険者ギルドから仕入れた情報には、追加の情報が有った。
どうやら、ただのスタンピードではなく、大型モンスターのスタンピードな為に、周辺のモンスター共が、恐慌状態になって方々に散っているらしく、その中に王都に向かっているモンスターが存在している。
だから、冒険者ギルドとしては、そのモンスターを討伐する事になったらしい。
「「「「ヤクモ様!」」」」
「トモエ、ガル、ユキ、リオン!」
そう言えば、王都に拠点を持てと言っていたな。
「「「「御命令を!」」」」
「トモエとガルは南門を守護し、向かって来るモンスターを討伐せよ」
「「はっ!」」
「ユキとリオンは西門を守護し、向かって来るモンスターを討伐せよ」
「「お任せを!」」
「ヤクモ様は?」
「俺達は、スタンピード本体を殲滅する為に、東門に行く」
「「「「畏まりました」」」」
「……全部取るなよ」
「分かっております、ヤクモ様」
「分かっているのなら問題無い、行け!」
「「「「はっ!」」」」
俺の指示に従い、トモエ達は二手に分かれて移動した。
因みに、北門は王城が近い為に騎士団が守護するだろうから丸投げだ。
「俺達も行こう」
東門に到着すると、そこには既に王都の精鋭の冒険者達が集まっていた。
「おいおい。此処は今、ガキと女が来る所じゃないぜ」
「そうだぜ」
どうやら、中身も良い冒険者が集まっているみたいだな。
「気遣いは感謝するが、王家からの依頼で来ているんだ」
「王家からの依頼なんて嘘はいけねぇぜ。
それに、バレたら重罪だぞ」
「大丈夫だ」
「どうした? 何を揉めている?」
「ギルマス」
どうやら、王都の冒険者ギルドのギルドマスターが来たみたいだな。
「いや、このガキと女が……」
「そうか。此処は危険になるから……」
俺は王紋を見せる。
「……本物か?」
「此処で、偽物を見せる意味があるのか?」
「……確かに。それで、何故、此処に?」
「さっきも言ったが、王家からの依頼だよ」
「分かった。……使っても良いか?」
……使う?
ああ、そういう事か!
「ああ、良いぜ」
「感謝する。 聞け、冒険者共!」
集まった冒険者達は、ギルドマスターの言葉に耳を傾ける。
「喜べ。オレ達は、また酒を呑む事が出来るぞ!」
「どういう事だ、ギルマス」
「今、考えられる最強の援軍が来た!」
「最強の援軍?」
「ああ! 最強のSランク冒険者ヤクモと、その仲間達だ!」
「……ちょっと待て! 誰が来たって?」
「あのヤクモだ!」
真面目に情報収集をしていたみたいで、殆どの冒険者達が、俺を見た。
「Sランク冒険者ヤクモだ!」
少し間を置き……
「「「「「「「「「おおぉおーーー!!!」」」」」」」」」
冒険者達の雄叫びが大気を揺らした。
そして、冒険者達の本音がポロポロと溢れた。
「死を覚悟していたんだよなぁ」
「オレもだ」
「これで、楽に特別報酬が手に入る」
「明後日の結婚式で、花嫁になる彼女の横に立てれるぞ!」
「3日後の受付嬢とのデートをキャンセルしちまった!」
「大丈夫だ。また言えば受けてくれる」
「そうか?」
「ああ。だから、しっかり臨時収入を稼ごうぜ」
「ああ!」
……何人か、死亡フラグを立てている奴が居るなぁ。
「露払いはお前らに任せるが、デカい奴らは任せろ! 晩飯までには帰らせてやる!」
「来たぞー!」
見張りをやっていた冒険者からの報告が入った。
先程までの浮ついた空気は消え、静かに身構え始めた。
スタンピードの大型モンスターに追われる形で出て来た周辺のモンスターが向かって来た。
「行くぞ、野郎共!」
「「「「「「「「「「おう!!!」」」」」」」」」」
後衛で支援と回復役のソフィアと、まだ経験が足りないネイは、俺の近くで待機だ。
勿論、ネイに役目が無い訳じゃない。
ネイには、ソフィアの護衛をして貰っている。
アリシアは、ソフィアが居る事で、魔力を温存し武器攻撃を主にしている。
同じ様にリン達も、魔力を温存して武器攻撃で戦っている。
俺は、アリシア達のフォローをしている。
これだけの乱戦だと、どうしても不意の攻撃って有るからな。
それを潰している。
後、片手間で、他の冒険者達のピンチだけを助けている。
「雷矢!」
「助かったぜ、ヤクモ」
……ローテーションで交代しながら2時間が経過して、周辺から出たモンスターの討伐は済んだみたいだ。
今、低ランク冒険者達が手伝って、討伐されたモンスターを指示に従い片付けている。
……あ!
地響きが近付いている。
後ろの壁の上から「見えたぞー!」が出た。
俺は、召喚の腕輪を装備して、召喚するカードを選ぶ。
……来た!
「召喚! 戦女神の剣皇スターリア!」
「召喚! 戦女神の聖騎士ドラグシア!」
「召喚! 戦女神の拳聖シュン!」
全てFRだ!
更に……
「召喚! 勝利の旗手アテナ!」
そして!
「神降臨!」
更に再び光が1つ現れ、俺の左手に1枚のカードとなり、俺は召喚する。
「神域転生! 勝利の戦女神アテナ!」
厳しくも温かいメッセージを待っています!
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第1部完まで、残り2話です。




