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凄い……

彼女の戦う姿は、当時から色褪せていません。

 

 ダークエルフの美少女の話の内容だが、まあまあの胸糞だった。

 才能か、偶然か、組織ぐるみかは、分からないが、相性の関係と人質を取られた上で、一対一では勝てないモンスター「黒甲虫ブラックインセクト」をテイムした盗賊のかしらと、その手下が押し掛けて武力制圧されたらしい。

 そして、不幸中の幸いと自虐するしかないが、向こうは成熟した女性にしか興味が無いみたいで、まだ幼かったり、子供のダークエルフは無視されていた。

 大人の女性達は、娘や子供達が毒牙に掛かるくらいならと、泥水をすする様な屈辱に耐えながら、盗賊共の相手をしているらしい。


「ヤクモ、答えは1つよ」

「ヤクモ様、行きましょう!」

「ヤクモ殿、義に参ずるであります!」

「我が君、行こう」

「その様なケダモノは、クラッシュあるのみです」

「ヤクモさん。チョン切りましょう」


 2名ほど、過激な事を言っているが、反対する気は無いから、行く事にした。


 ダークエルフの美少女の案内で、行く事にしたが、リドナ達の安全の為に、ヒガケに護衛を任した。

 これで、最低でもAランク冒険者以上じゃないと結界を壊される事はない。

 移動中に、お互いの自己紹介をした。

 ダークエルフの美少女の名前が「ネイ」だと知った時、俺とアリスは密かにテンションが上がった。

 偶然だろうが、何という神の奇跡の采配だろうか!

 是非とも、仲良くなり仲間になって貰いたいものだ。


 ネイの案内のもと、谷に近付くと気配を察知した。

 どうやら、見張りが立っているみたいだが、俺は一気に駆け出して腹パンで沈めた。

 俺に追い付いたリンが素早く拘束と猿轡さるぐつわの処理をした。

 次の見張りも、俺とリンの連携で上手くいっていたのだが……


「動くな!」


 向こうにバレた。

 原因は、ちょうど交代時間だったみたいで、俺とアリスはネタ話に夢中になって気付かなかった。


 ……反省×2


「いいか! これ以上を近付いたら、こいつを殺すからな!」

「理解したなら、武器を捨てな」


 ……ざっと、12人って所か。


「どうする、ヤクモ」

「こうする」


 俺は、普通に人質を取る盗賊に近付いた。


「動くな! この女が死んでも良いのか?」

「ああ。別に殺したかったから殺せ」

「「「「「「「「「「「「な!?」」」」」」」」」」」」

「その代わり、お前には、死すら生温い、殺してくれと懇願する拷問に掛けてやる」


 俺は、そう言いながら近付く。


「さあ、殺すなら殺せ。その瞬間から、お前の想像を絶する拷問が始まる」

「く……」


 俺は、更に近付く。

 後、3m……


「さあ、選べ! 人質解放か、拷問か」

「く、来るなぁ!」


 後、5cm……


 ……0


 俺は、針の穴に糸を通す制御が可能の距離になった瞬間に、手持ちの最速の魔法である雷撃弾ライトニングバレットを無詠唱で放つ。


「が……」


 盗賊が持つナイフが、人質の首から離れると同時に、全ての盗賊共に雷撃弾ライトニングバレットを、両肩両膝に放つ。

 既に、盗賊共の位置は押さえてあるから簡単だ。


 ……と、思ったら、盗賊共のかしらとテイムしたモンスター「黒甲虫ブラックインセクト」が無事だった。


「へぇ~。アレを食らって無事か」

「当然だ。さて、覚悟は出来ているんだろうな?

 てめえが、激痛と屈辱で地べたに這いずったまま、のた打ち回る覚悟をな!」


 黒甲虫ブラックインセクトが、飛び出して、そのまま黒角で、俺の心臓を狙った。


 ……が、そんな攻撃が通る訳もなく、俺は躱しながら様子見で腹に蹴りを入れる。


「Gi……」

「な!?」


 さて、ネイが見ているから、プレゼンをするとしようか!


「クズと弱虫、掛かってこい!」

「バカにしやがって! 行け!」


 俺は西洋系長剣を構えて前進と同時に、無詠唱で第3位階魔法の落雷サンダーフォールを足元に放ち、盗賊のかしらの出鼻を挫く。


「く……」


 そして、黒甲虫ブラックインセクトは、予想通りの突進だ。

 俺は、その突進を片手でビタ止めをした。

 まるで、加速しながら滑り進むタンカーを3人の少女が一歩も引かずに止めた様に。


「Gi……」

「破!」


 俺は、黒甲虫ブラックインセクトの黒角を握ると、腕力で上空に放り上げ、長剣に雷属性付与を施す。

 バチバチ鳴る長剣を構え、俺も上空に跳び連撃を放つ。

 そして、お互いに地に着くと、最後の一撃を放つ。


烈光轟雷ライトニングノヴァ!」

「Gi……」


 幾ら魔法耐性が有ろうとも、流石に第7位階魔法に対しての魔法耐性は無かったみたいで沈黙した。


「凄い……」


 良し!

 プレゼンは成功している!

 後は、俺の為に道化どうげを演じてくれた盗賊のかしらだけだ。

 因みに、盗賊のかしらが逃げなかった理由は、リンが隠蔽を施した「影縛シャドーバインド」を、盗賊のかしらに使っていたからだ。


 バチバチ鳴る長剣を影縛シャドーバインドの拘束から解放された盗賊のかしらに切っ先を向ける。


「残ったのはお前だけだ」

「こうなったら……」


 盗賊のかしらは、俺に対して反転し逃亡を選んだが、良く言うだろう「魔王からは逃げられない」ってな。

 俺は、周りに分かる様に、両足に雷属性の身体強化を掛けて、盗賊のかしらの前に廻り込む。


「逃げられると思ったのか?」

「く、クソが……」


 腕を上げて、最後の抵抗をしようとした瞬間、盗賊のかしらの首に雷光の線が走る。


 そして、ダークエルフ達の悪夢は終わった。



厳しくも温かいメッセージを待っています!

そして、星の加点をお願いします。

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