表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

日常を生きる

作者: 穂住瑞穂


人を好きになるのを忘れた。


日常がたんたんと過ぎていく。

私はいつから人を好きになるのを忘れたのだろう。


人間だから簡単な好きはわかる。

タイプの人を見て好きとは思う。


先にある恋愛への好きがわからない。


私はこんなことを長々と考えながら掃除をした。


何年も恋愛らしい恋愛をしてない自分。

家事はそれなりにできる。


料理も煮物を作れるくらいの腕はある。


ただ相手がいない。


実家に帰ると母はニヤニヤと笑っている。


どうやらお見合いの話らしい。


私は断った。


お見合いも選択肢に入ってないわけではない。

それでも自分の目で心で見極めたい。


缶ビールを買って帰ろう。


冷たい風が身に沁みる。


わかってる。

みんなが言うことも望むことも。

ビールを飲みながら愚痴っぽくなる。


窓を開けて月を見ていたが寒さに負けた。

さて、寝ようか。


目覚まし時計をセットした。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ