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るーるーるー、
るーるーるー、
るーるーるー、
るーるーるー、
平坦な声が響く、響く、響く。
るーるーるー、
るーるーるー、
るーるーるー、
るーるーるー、
その声を上げているのは、薄暗い道を練り歩く喪服を着た人間の集団だった。
姿形は人間であるが、本当に人間なのか怪しい。
誰も彼も俯いて、真っ白な棺を担ぐ男衆は虚ろな視線を前方に投げる。葬式帰りで、これから棺を火葬場に持ち込むという訳ではなさそうだ。
るーるーるー、
るーるーるー、
るーるーるー、
るーるーるー、
奇妙な歌声を奏でる喪服を着た人間の行列は、霧に紛れてどこかを目指す。
百の幽霊と巡り合った仲間を迎えにいく為に。
これから、この列に加わる同志を迎え入れる為に。




