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詩「17才」

作者: 有原悠二

 校舎の暗がりから

 誰もいない海が見える

 言葉なんて聞きたくないの

 孤独に惑わされ

 光に捕まる前に

 早く強く抱きしめて

 私はもう愛が分からない


 曇リ後晴レルデショウ続イテハ波浪警報ノ時間デス沿岸部西カラ強イ風ガ吹クデショウ。


    私は今

    私は今

    私は今 寂しいのです。


昼なのに暗い夏なのに寒い漆黒の中にケダモノのように震えている海岸沿いを走る鴎が息も止まる勢いで私は今生きています孤独と血と骨と風が吹き体液が煮えて寒い寒いの早く抱きしめて心臓を掴んで離さないで強く握って捕まえて青空の下私寒いのもう凍えそうなの。


 動かないで

 お願いだから

 猫(モノクロ写真)

 波が白く飛沫が眩しく

 猫(なんという惰性的な)

 太陽が見つめる中

 そっとキスしていい?


 空も海も

 ああ

 光っているわ

 、

  、

   、

    私は今 悲しいのです。

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