2.この世界について
夕日を眺めたあと少し歩き、一件の宿屋に着いた。
「いらっしゃいませ、食事は3食付きで1泊銀貨1枚です」
「じゃあ3泊で」
エリックは、銀貨を3枚取り出し店員に渡した。
「銀貨3枚で3泊ですね。ご利用ありがとうございます」
そして、鍵を渡され階段を使って2階に上がり「203」の扉の前に立ち、店員に渡された鍵を使って開ける。
中には、ベッドと椅子と机が1つずつあり小さな窓もある。
ちなみに、この世界のお金についてだが紙幣はなく貨幣だけだ。
簡単に説明するとこんな感じだ。
まず銅貨が10枚で準銀貨
準銀貨10枚で銀貨
銀貨10枚枚で準金貨
準金貨10枚で金貨
金貨100枚で正金貨
となっている。
ちなみに、今日の稼ぎは銀貨6枚と準金貨2枚だ。特にいつもと変わりないぐらいの稼ぎである。
エリックはベッドに座った。
最近エリックは「人を殺してはいけない」というルールについて疑問に思っている。
エリックが生きてきたなかで、人を殺したと言う人にあったことがない。「人を殺してはいけない」そんなルール必要なのかと…。だが、エリックは人を殺したいわけではない。ただ疑問に思っているだけだ。
人を殺しては誰かにとっては不都合なのかそれとも何か別の理由か、そんなことを考えているといつの間にか日が沈み夜になっていた。
階段を下り食堂へと行く。今日の夜ご飯は、何かの肉のステーキと野菜のサラダだった。きちんと完食し2階へと戻る。
今日はもう、やることがない。
なので、エリックはベッドで寝ることにしたのだった。
週1ぐらいでのんびり投稿するので、よろしくお願いします。