二回戦 裏で暗躍する彼ら 後編
「うお!びっくりしたなこれは すごい威力だ」
と俺は焦土化した地上を見て言った
「レイン 大体の敵は倒したから後は君に任せるよ」
と未来は俺に向かって笑顔で言った
「なら…俺は一回降りてみて 様子を見てくるよ」
と俺は言うのと同時に窓から飛び降り 着地した
「へえ 外から見ればこんな感じか…」
と俺はいまだに浮遊する【航空型戦艦】を見て言う
空に浮く【航空型戦艦】からはすざましい量の魔力が溢れ出ていて、一種の圧力ともいえる迫力だ。
歩くが敵は倒れていて、たいていの敵は白旗を地面に置き降伏を表していた。
そしてリーダー格が見当たらない、リーダー格が降伏しない限りは戦いは終わらないのだ。
「貴様…何者だ! 指令に近づくではない!」
と彫られた穴を護るようにしている女性の転生者は、俺に向かってそう言った。
「そこを退いてくれ 勝負はついているも同然だ」
と俺は腰に納まっていた剣を抜く
「お前らのせいでたいていの味方は骨折した ! これを模擬戦と呼んでいいのか」
と女性転生者はそう言うと何かを投げた。
何かは音もなく飛んできた、が視認できないそして腕に刺さるとそこから少量ながら血が溢れ出始める。
「はは…どうだ!ガラスのナイフの威力は!」
と誇らしげに女性転生者はそう言う
「降伏しないんだな…?」
と俺は魔力を見に纏うとそう聞く
「当たり前だろうが…こちとら国を代表してきてんだ!学生なんかに降伏してたまるかよ」
「そうか…警告したからな!」
と言うと剣に魔力を込めて袈裟切りをする
「へっ こんな見え見えの攻撃食らうはずが、」
と女性転生者はそう言うが“見えない斬撃”を喰らった瞬間、言葉を発さないまま血が出てきた腕を見下ろす。
「これでもまだしないか?」
と今度は少し魔力を強めてそう言った
「ぐはっ これが王国…貴様らのやり方か?」
「いや もっとひどい国なんて沢山ある。」
「行け…少年 指令は蹲っているからな」
と女性転生者はそう言い、退いてくれた。
地下に向かうと怯えた司令官と白旗が見つかったので我々の勝ちだ。
「お疲れ様…明日は休みだからしっかり、休むように」
と泣きそうになりながらも先生は言うと解散した
◇◇
「明日選手たちが泊まるホテルを襲撃する。」
とカルウェインは反王国団体の幹部クラスに言った
「とうとう反乱を起こしますか…ですが各国は我々に宣戦布告をするでしょう」
と眼鏡をかけた男性科学者は資料を見ながら言う。
「ああそうだな 認めたくないのだろう。だが安心しろ“学院”内にスパイを送り込んでいる。
更に王府を乗っ取れる準備も済ました、問題の首都護衛は決まってないからな」
と自信げに脳内の情報をカルウェインは述べた。
「さて…これは命令だからな、楽しい事にしましょ」




