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里帰りと書いて…

「じゃあ 宿泊学習について話す 手元の資料1ページを開いてくれ」

と先生は資料を片手に説明を始める


「ええと 今年の行き先は北方連合守護国だ ちなみに3泊4日だ」

と先生が言うと皆がはしゃぎだす




北方連合守護国は化学技術を得意とする国で 遺跡が多数あり【ライフル銃】と言われるものが最近出土するそうだ

魔物が出てくるためわが国では渡航警戒情報が出ていたはずだが…

と考えていると


「大丈夫だ 今回は船で行くさらになんか知らないがお礼として帝国第一剣使徒が護衛として付き添うらしいしな」

と先生が言う なぜ帝国が…と考えるがわからないので探るのをやめる



そして出発までの二日間休みなので俺はお土産を持って故郷へと一回帰ることにした


故郷のシュガー村は王都から300キロメートルあるが走って帰る

村のみんな元気かな…と考えながら期待を胸に走る


「【物質調整】」

と魔法を使い土を布に変え空を滑空する


そしていつもなら19時間かかるのを3時間で着いた


「レイン兄ちゃんだ」

と村の子供たちは言いながら近寄ってきた


「やあ皆元気かな?」

というともちろんと言わんばかりの笑顔を見せながら子供たちは遊び始めた




そして俺は村の中心部にある家へ着いた


「レイン お帰り」

と父さんはこちらへと駆け寄りながら言った


「ただいま 父さん」

と俺は笑顔で言った


「そういえば母さんは?」

と俺は不思議に思ったことを聞く


「母さんはな 帝都へ旅行さ 運が悪かったな」

と父さんは途切れ途切れに言った


「さあ飯を食べよう」

と父さんが言うので俺は頷いた






そして俺はいつの間にか腕が上がった父さんの料理を方張りながら話をした

学院の話 班員の話 楽しかった話 すべて笑いあえる仲間がいる事


そして時間はあっという間に過ぎた



「ありがとう またくるね」

と俺は言うと父さんは手を振り見送ってくれた




「言えなかったな 母さんが死んでしまったこと」

と息子に言えなかった言葉は小さく響いた


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