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ボイスドラマ とある青年の物語 --Memory of the seducer- 3話

ボイスドラマ とある青年の物語 --Memory of the seducer-


登場人物


✽ルシファー ♂

✽ミカエル  ♂

✽ウリエル  ♂

✽ラジエル  ♂


   *.。.*゜本編*.。.*゜


  第三話 『裏切りの真意』


ルシファー「えっとね、僕とヴィンスはね元々天使だったんだ。で、上位の天使は何個かの階級を兼任してるのね!それで僕とヴィンスは熾天使(セラフィム)っていう階級と智天使(ケルビム)っていう階級を兼任してたの。それである日僕が神様の命令に逆らっちゃって…」


------過去の回想------


勢い良く扉が開く


ミカエル『兄さん!兄さんは何処?!』


ウリエル『どうしたのですか、ミカエル。そんなに慌てて。』


ミカエル『兄さんが神様の命令に逆らったって、さっきラジエルが言ってたんだよ!!』


ウリエル『本当なのですか!? …あのルシファーが…』


ラジエル『…本当だよ。』


ミカエル『…(ビクッ』


ウリエル『ラジエル。いたのですか?』


ラジエル『…うん。ルシファーが逆らったって…さっき神様が言ってた…』


ミカエル『ラジエル!兄さんが何処にいるかわかる?!』


ラジエル『…あっち。』


ミカエル『…っ…! 兄さん…!』


ミカエル勢い良く飛んでいく。


ウリエル『あっ…! 待ちなさい、ミカエル!』


ミカエルを追いかけて飛んでいく。


ラジエル『…。』


後ろの棚に向かって


ラジエル『…二人は行ったよ。…出ておいでよ、ルシファー。』


ルシファー『…バレてたんだね(ヘラ』


ラジエル「…うん。二人は気付いて無かったけどね。』


ルシファー『そっか…』


暫しの沈黙


ラジエル『…これからどうするつもり?』


ルシファー『うーん… 神様に戦いを挑む!』


ラジエル『…それ本気で言ってる?今まで神様に逆らった天使達がどうなったか知ってるくせに。』


ルシファー『負けたら負けたでどうにでもなるよ。まぁ、負ける気ないけど。だって僕天才だからね!』


ラジエル『…(溜息 まぁ、君が天才なのは認めるよ。だからこそ、その地位まで上り詰めたんだろうし。』


ルシファー『でしょ!だから、きっと今回もどうにかなるよ!』


ラジエル『…それとこれとは別問題だよ。 …そこまで言うのには何か理由があるんだろうけど。』


ルシファー『あちゃー、そこまでばれちゃってるんだねー!やっぱりラジエルに隠し事はできないね!』


ラジエル『…そういう風に言いながら、僕達に隠し事を沢山してるのはどこの誰?』


ルシファー『あはは…はは… 僕…です(シュン だって、迷惑とか心配とか掛けたくないし…(プク-』


ラジエル『…僕は君に頼られるのが嬉しいから、隠し事される方が悲しいよ。』


ルシファー『うっ…ごめん…』


ラジエル『…はぁ でも君。もう天界にはいられないんだよね。』


ルシファー『うん。そうなんだよね。ごめんね(ヘラ』


ラジエル『…って事は次、会ったら敵だね。』


ルシファー『そうなるね。』


ラジエル『…そっか。それで誰を連れて行くの?』


ルシファー『え?』


ラジエル『…神様に戦いを挑むって事は一人で行く訳じゃないでしょ?』


ルシファー『そうだね。えっと、今のところバアルと、アシューと、ヴィンスとか?他の人はこれからって感じかな?』


ラジエル『…僕は連れて行ってくれないんだね。』


ルシファー『君には、ミカをサポートして欲しいんだ。僕がいなくなったらあの子はきっと…』


ラジエル『…わかった。…出来る限りの事はするよ。』


ルシファー『ありがとう!さっすがラジエル!話がわかるね!』


ラジエル『…他でもない君の頼みだしね。』


ルシファー『ホントはラジエルも連れて行きたかったんだけどね?』


ラジエル『…はいはい、僕はミカエルのサポートって言う仕事があるから。』


ルシファー『連れて行かない事根に持ってる?』


ラジエル『…別に。』


ルシファー『うっそだー!絶対根に持ってる!』


ラジエル『…そうかもね。ところでミカエルには会って行かないの?』


ルシファー『う~、ミカかぁ… ミカに会いに行ったらミカもついて来そうだしなぁ…』


ラジエル『…最後なんだし、会いに行ったら?さっきの慌てっぷり見てたでしょう。会いに行かなかったら、ミカエル傷つくよ。』


ルシファー『う~、仕方ない。会いに行こう。』


ラジエル『…』


ルシファー『あ、そうそう!これあげるね!』


ラジエル『…何これ?』


ルシファー『えっとね、僕の力を込めてあるんだー!だから困ったな~、どうしよっかな~って時に使ってね!』


ラジエル『…わかった。』


ルシファー『じゃあ、僕行くね~!』


ルシファー飛び去る。


------ミカエルside------


ミカエル『はぁっ…はぁっ…兄さん?』


ウリエル『ルシファー?』


ミカエル『兄さーん!僕だよー!どこー!』


ウリエル『いませんね。ここにはもういないのでは?』


ミカエルの後ろに降り立つ。


ルシファー『ミカ。』


ミカエル『…っ…!?』


ウリエル『ルシファー…』


ミカエル『兄さん!探してたんだよっ!』


ルシファー『うん、知ってる。』


ウリエル『というか、ここに居たはずの貴方が何故私達の後に来るんです?』


ミカエル『あ、そう言えばそうだね。』


ルシファー『あー、えっと… 実はミカとかウリエルがさっきいた部屋に隠れてました☆(テヘペロ』


ウリエル『そのまま出てくればよかったでしょう。何故隠れていたんです?』


ミカエル『そうだよ!兄さんがすぐに出てきてくれれば僕もこんなに探しまわらなくてすんだのにー!』


ルシファー『ごめんね~!なんか顔合わせるの気まずくてさ~』


ミカエル『で、兄さん。神様に逆らったって、ラジエルから聞いたよ。どうして神様に逆らったりしたのさ!』


ウリエル『そうですよ。きちんと説明してください。』


ルシファー『えっと~… あの、言わなきゃダメ?』


ウリエル『当然です。』


ルシファー『笑わない?』


ミカエル『う~ん、多分?』


ウリエル『笑いませんよ。』


ルシファー『…ミカが笑いそう。』


ミカエル『笑わないよ!』


ルシファー『ならいいけど。あのさ、僕が命令された事って何かわかる?』


ミカエル『んーん、僕知らない。』


ウリエル『私も知りません。』


ルシファー『そっかー。命令っていうのはね、泥から出来たアダムとイヴに仕えろって言う事だったのね!僕、なんで天使が人間にペコペコしなきゃいけないかわかんないからさー、命令逆らっちゃった☆』


ミカエル『…ぷっ』


ウリエル『ふっ…くくっ…(笑いを堪える)』


ミカエル『にっ…兄さん…(笑) そんな事で神様を裏切ったの?くくくっ』


ルシファー『あー!笑ったー!笑わないって言ったのにー!!(プクー』


ウリエル『気持ちはわかりますけどね(クスクス』


ミカエル『そうだね、神様の命令とはいえ人間にペコペコしなきゃいけない理由は無いよね(クスクス』


ルシファー『でしょー!だから僕、思ったの!「何で神様は、僕達天使より人間を寵愛するんだろう?僕等の方が人間より綺麗じゃん!」って。』


ウリエル『まぁ、そうですね。そこは理解できなくはないです。』


ミカエル『んー、そうだね。でも裏切ろうとは思わないかな。』


ルシファー『んー、そっかー。僕おかしいかな?』


ウリエル『おかしくは無いのでは?過去に何人か同じ理由で堕天したものもいましたし。』


ミカエル『そうだね。おかしいとは思わないよ!まぁ、僕は兄さんがいればそれでいいけどね。』


ルシファー『嬉しいこと言ってくれるなー!流石ミカ!』


ミカエルに抱きつく。


ミカエル『わっ!苦しいよ兄さん。』


ウリエル『…(咳払い 二人共その辺にしておいてはいかがです。』


ルシファー『えー!別にいいじゃん!もう会えないかもだし!』


ミカエル『そうだよ!もうぎゅー出来ないかもしれないじゃん!』


ウリエル『そうは言っても、ルシファーと仲良くしていれば神に目をつけられるかもしれませんよ!』


ルシファー『…(ハッ そう…だね。ウリエルの言うとおりだ。』


ミカエルから離れる。


ミカエル『兄…さん?』


ルシファー『ミカ。落ち着いて聞いてね。僕は君を置いて他の天使達と神に戦いを挑む。』


ミカエル『そんなっ!兄さん、正気なの?!神様に戦いを挑むなんて!嘘なんでしょ?ねえ?嘘だよね!?』


ウリエル『ミカエル。』


ルシファー『…ごめんね、ミカ。』


ミカエル『そんなっ!それじゃあ、兄さんは…』


ルシファー『僕は大丈夫だよ!それより、ミカ。お願いがあるんだ。』


ミカエル『お願い?』


ルシファー『うん!僕、ここにいられなくなるでしょ。だからね、僕の役職を継いで欲しいんだ。』


ミカエル『兄さんの…?って…えぇっ!?天使長を!?無理無理無理無理!僕には務まらないよ!』


ルシファー『そんな事ないよ!僕はミカに継いで欲しいんだ!』


ウリエル『ルシファー!そんな事許されると思って!』


ルシファー『大丈夫!なんか昔神様に、辞職したくなったら代わりのやつ選んでいいって言われたし!』


ウリエル『そ、そうですか。』


ルシファー『それでミカは、継いでくれるの?』


ミカエル『…』


ルシファー『やっぱりすぐには無理だよね…?ちゃんと考えておいてね!』


ルシファー飛び去ろうとする。


ミカエル『待って!』


ルシファー『どうしたの?』


ミカエル『あのね、僕…!兄さんの跡、継ぐよ!』


ルシファー『ホント!?継いでくれるの!?』


ミカエル『ホントだよ!大事な兄さんの頼みだもん!』


ルシファー『ありがとう!ミカ!』


ミカエル『兄さんよりも、上手くみんなをまとめてみせるよ!』


ウリエル『…キレやすいミカエルにルシファーよりうまくまとめられるかどうかは、わかりませんがね。』


ミカエル『ウリエルひどーい!』


ルシファー『そうだよ!ミカエルいじめちゃダメだよ!』


ウリエル『いじめているわけじゃ無いですけどね。』


ルシファー『でもひどいよ!』


ウリエル『そうですか。』


ミカエル『ウリエルはいっつもこうだよね~』


ウリエル『こういう性格なので。』


ルシファー『そうだね~、じゃあ、そろそろ僕行くね!』


ミカエル『あっ!兄さん!これあげる!』


ルシファー『ん~?何これ?!可愛い!』


ミカエル『兄さんぬいぐるみ好きだったでしょう?だからね、僕作ったの!』


ルシファー<『ホント!?ミカが作ったの!?わぁぁ、嬉しいなぁ!大事にするね!』


ミカエル『うんっ!僕だと思って大事にしてね!』


ウリエル『私からも何か差し上げたかったのですが、なにしろ急な話だったので。』


ルシファー『んーん!気持ちだけでも嬉しいよ!ありがとね!』


ウリエル『そうですか… すみません。』


ルシファー『謝らないでよ!僕は気にしてないんだからさ!ね?僕、他にも会いに行かなきゃいけない天使達がいるからホントにもう行くね!』


ミカエル『うんっ!わかった!元気でね、兄さん!』


ルシファー飛び去る。


-第三話END-


-----------------------------------------


次回予告


ルシファー<『やっほー!次回予告の時間だよ!今回は僕とミカでお送りしまーす!』


ミカエル『今回は兄さんと僕が主役のお話だったね!』


ルシファー『まあ、回想が主だからね!』


ミカエル『次回はどんなお話なの?』


ルシファー『ん~?作者によると次の話は、新キャラがかなり出てくるらしいよ!』


ミカエル『新キャラがたくさんなのか~、名前覚えるの大変そうだね~。』


ルシファー『そうだね~、まぁまた僕はセリフ数が多いみたい!という事で次回!『天使達との密会(?)』だって!』


ミカエル『次回もちゃんと見てね☆』


*.。.*゜*.。.*゜ここまで*.。.*゜*.。.*゜


はい、作者でっす(キラッ

今回は主に回想シーンです!


まあ、ミカエルやラジエルが出せたので満足です

次は、誰と誰を出そうかなと楽しみながら書いておりますw


なかなか更新はできてませんが←

まぁそのうちキャラヴィジュアルも出します!(新キャラ設定も)楽しみにしておいてください!では四話で会いましょうね!

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