公募締切まで一週間なのに娘が事故りました
公募の締切まで、あと一週間。
連載ストックは残り20話。
震えている。
手も心も。
おはようございます。雨日です。
連載中のストックが尽きる前に、公募用の小説を書くと決めて、今日で27日目。
ストックは残り20話。
「20話もある」と思う人もいるだろう。
「20話しかない」と思う人もいるだろう。
雨日は、完全に後者だ。
ストックが10話を切ったら、もう駄目だ。
借金取りに追われているような生活になる。
この状況を一言で言うなら、追い込まれている。
この27日間、仕事をしながら、洞窟の中で修行していたような感覚だった。
起きて、必要最低限の家事をして、仕事をして、ひたすら原稿を書く。
雨日の「全部書きたい癖」は、編集を任せたAIに容赦なく削られる。
あぁ。
書いていて楽しかった従者と乳母のやり取りは、ばっさりカットされた。
書いた文字は9万文字。
削られた文章は、その倍近い気がしている。
まさに、大木から仏像を彫るような作業だ。
苦しい。
趣味なのに、苦しい。
ストレスのせいか、胃痛まで出てきた。
だから最近の食事は、白菜と大根とおにぎり。
これまで、ストレスは「書く」ことで発散できていた。
今は、それができない。
しかも、食事にも走れないのだ。
◇残された時間は、あと一週間
ストックは20話ある。
でも10話になったら、連載を優先するつもりだ。
連載は毎日更新したい。
それを守るなら、公募に使える時間は一週間しかない。
公募は10万文字が目安。
今の進み具合なら、残り一週間で終われそうな算段はついた。
大雪。
新しいパソコン導入(設定で叫んだ)
容赦なく文章を削るAIとの格闘(毎回けんか腰)
従業員の休みで休日出勤。
除雪で小説が書けないと嘆きながら、
それでも、なんとか終わらせられそうだ。
すごい。
自画自賛したい。
そして、ほんの少し、文章力が上がった気がしている。
◇編集作業が終わらない。
27日前の自分より、確実にうまくなっている。
雨日は、文系の体育会系だ。
千本ノックのように書いて、投げて(AIに)、捨てられ、また書く。
いつもより何倍も書いた。
積み上がっては消えた文字数が、文章力になっていると信じたい。
……が。
そこには大きな落とし穴がある。
27日前の自分の文章を、書き直したくなるのだ。
それを繰り返していたら、終わらない。
そんな予感がしている。
◇執筆したいよ(泣)
とにかく、残り7日間で公募を終わらせたい。
今日は休日だ。
よし、仕上げるぞ。
……そう思っていた。
思っていたのだけれど。
県外で暮らす娘が、運転中に車をぶつけた。
幸い、ケガはない。
でも車は壊れた。
おそらく廃車。
その車は、雨日が娘に譲ったものだった。
一目ぼれして、9年乗り続けた大事な車。
泣きそうになる。
これから、このエッセイを書き終えたら、娘の元へ向かう。
正直に言うとーー廃車を見るより、原稿を書きたい。
もちろん、娘の無事が一番だと頭ではわかっている。
落ち込んだ娘の話をじっくり聞くより、公募を進めたい。
完結させたい。
……そんなこと、言えない。
言えないから、こうして書いている。
雨日を人でなしと呼んでくれ。
◇原稿を書きたいのに、書く時間がない
次から次へと試練がやってくる。
雪が降る。
ストックが減る。
娘が事故を起こす。
車が廃車になる。
仕事が増える。
時間が消える。
書けない理由は、いくらでもある。
でも、書く。
書かない理由より、
書きたい気持ちの方が勝っている。
だから、書く。
今週は、廃車のニュースに落ち込んだ。
そして、息子から創作で受賞したと報告を受けた。
(小説じゃないよ)
悲しいニュースと嬉しいニュース。
人生は、等価交換なのかもしれない。
それでも、書く。
これから、落ち込む娘の元へ行ってきます。




