1年4ヶ月で200万文字書いて、公募で打ちのめされた話
公募に挑戦して気づいた文章のくせ
こんばんは、雨日です。
このエッセイは、
小説家になろう在籍1年4ヶ月で200万文字を書いた雨日が、
「公募」に挑戦して初めて気づいた、自分の文章のくせについての記録です。
◇なろうで書くことと、公募に出すこと
同じ「小説」なのに、こんなにも違うのか。
毎日、打ちのめされている。
今、公募チャレンジ16日目。
目標は1ヶ月で10万文字。
無謀?
あぁ。知っているさ。
連載のストックが尽きる前に、どうしても書き上げたいから。
完全にマイルール。
ストックはあと34話。
原稿は5万5千文字。
ようやく折り返し。
ヒリヒリしてる。
しかも年度末。
今の生活で、2時間まとまった時間を作るのは贅沢。
唯一の休日に、子どもが帰省するって。
「いや、今は小説書かなきゃいけないから今度にして?」
……言えるわけない。
言えないから、ここに書く。
◇ 公募にチャレンジして分かったこと
半月ほど、公募用の原稿を書いている。
雨日が勢いよく書いた文章は、AIにバッサリ切られる。
何万文字も。
容赦なく。
そこでやっと分かった。
公募向けの文章は、説明じゃない。
行間で匂わせる。
え?今さら?
そう思う人もいると思う。
でも、雨日は本気で分かってなかった。
雨日は感情を丁寧に書きすぎる。
主人公も、相手も、モブも。
とにかく全部説明したくなる。
「こう思っている」
「だからこうした」
「実はこういう背景があって」
全部、書きたい。
読者に、完全に理解してほしい。
でも公募は違う。
削る。
削って、読者に委ねる。
理解させる文章と、感じさせる文章は、別物だった。
この違いが、思っていた以上に大きかった。
◇ 説明してなんぼ
考えてみれば当然だった。
雨日の文章の土台は、実用書。
実用書は委ねない。
曖昧にしない。
必要なことは全部書く。
網羅する。
さらに雨日は、20年くらい講師をしている。(本業じゃない)
講師も同じ。
相手に委ねる話し方なんてしない。
説明する。
補足する。
理解させる。
それが正義。
それが染みついている。
だから小説でもやってる。
無意識で。
……あと性格ね。
粘着質。
ネチネチ書く。
そういう書き癖は、なろうでは気づかなかった。
好きなようにさせてもらっていた。(恋しい)
だから、200万文字も書けた。
公募に挑戦して、それに気づけたのは大きい。
◇ なろうは趣味の世界 公募は修行
この書き癖は、直そうと思っても、なかなか直らない。
今まで、辛いことや悲しいことがあったら、
文章を書いてストレスを発散してきた。
書けば楽になった。
なろうは、雨日にとってそういう場所だった。
でも今、公募を書いていると――
めちゃくちゃストレスが溜まる(笑)
自由に書けない。
気ままに感情を全部吐き出せない。
「読者に委ねる?」
は?
なにそれ。
そんなことしてたら、KYの雨日は一生気づかないだろ。
って、最初は本気で思ってた。
でも、沸々しながらも考えるようになった。
KYの雨日ですら気づける“委ね方”って何だ?
どう書けば、説明しなくても伝わる?
脳の使い方が、少しだけ変わってきた気がする。
でもその分、発散できない。
だからなのか。
20年近く毎日更新しているブログが、やたら長文になってきた。
今日のブログ、3000文字。
……なにやってるんだろう。
たぶん、現実逃避。
書きたい欲が、行き場を失って溜まっている。
自由に書けないストレスが、別の場所で暴れている。
でも。
これが修行なんだと思う。
なろうは趣味の世界。
公募は修行。
削られて、削られて、自分の癖と向き合う場所。
今は苦しい。
でも、逆境に耐えて、
ちゃんと書く力がついてきたと信じたい。
あと半分。
それでも、書く。




