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4万PVから17万PVへ――非テンプレ50万文字を書き切った話

書いている途中で見える数字は、未来の評価ではない。


こんにちは。雨日です。

今日は休日だ。


予定?

小説を書いて、

息抜きにこのエッセイを書いて、

そして――雪掘りだ。


先ほど、その雪掘りを終えた。


まだ午前中だというのに、もうクタクタである。

腕も腰も、しっかり仕事をしたと主張している。


けれど、次の寒波がやってくる。


その前に、雪の捨て場を作らないといけないのだ。


◇ 祝 17万PV


昨日、処女作のアクセス解析を見て、手が震えた。


ついに。

ついに。

処女作が、17万PVを突破した。


嬉しい。


人気作家の人たちから見れば、

17万PVで歓喜している雨日は、鼻で笑われるかもしれない。


「たったそれだけ?」

そう思われても、不思議じゃない。


でも――

雨日にとっては、大きな数字だ。



処女作も、非テンプレ。群像劇。バッドエンド。

長文。

50万文字。


(この「も」が、すべてを物語っている気がする)


軽くない。

読みやすくもない。


友人・知人に紹介できない!


だって50万文字だよ?


「読もう」と思う人は、相当猛者だ。


流行に寄せたわけでもない。


むしろ、「なろう向きではない条件」を、

丁寧に全部そろえたような作品だった。



◇ 孤独な作業


こんな重めの展開だから、

書いている最中、需要はまったく感じなかった。


誰かに刺さっている実感も、

評価されている手応えも、ほとんどない。


たまにポイントが入ると、

身を震わせるほど嬉しかった。


だからこそ、

ブクマが外れると、一気に落ちる。


「もう、あかん」

「誰も、雨日の書いた小説を楽しみにしていないのだ」


そう思って、クヨクヨしていた。


ランキング上位の作品を覗くと、感想が、じゃんじゃん来ている。


称賛。考察。熱量。


一方で、雨日の作品は――連載中、一度も感想が来なかった。


一回も、だ。


そして、人気作品を見て、僻む。


「あぁ。やっぱり、こういうのが求められているんだよな」


落ち込む雨日に、家族は言い切った。


「テンプレを書かずに落ち込む資格はない」


本当だ。


自分の書きたいものを書いて、「読んでもらえない」と嘆く。


ランキング上位を見て、

魂が抜けたようなため息をこぼす。


愚かな行為だ。


でも、それが本音だった。


こんなことを書いたら、

「器が小さい人間だな」と思われるかもしれない。


でも、事実だから仕方がない。


雨日の器は、

お猪口よりも、さらに小さい。



無音。

無反応。


その中で、

ネチネチと、書き続けた。


派手な反応もなく、

背中を叩いてくれる人もいないまま。


悲しい結末に向けて、泣きながら書いた。




◇ 連載中のPVは、44,000。


これが30話程度の小説なら、雨日も胸を張れただろう。


けれど、197話(当時)だ。


長文連載である。


この数字が良いのか、悪いのか。

どのくらいを基準にすればいいのか。


正直、指標はまったくわからなかった。


それでも、完結から8ヶ月後。


処女作は、17万PVに辿り着いた。


約12万6千PV増。

ほぼ4倍だ。


しかも、雨日の作品はランキングに載らない。


載った回数は、10本の指に収まる程度しかない。


それでも、ここまで来た。


これは、才能の証明でも、流行に乗った結果でもない。


途中でやめなかった人だけが、見ることのできる景色だ。



◇ 読んでくれた人がいる


完結当初の総合ポイントは、168。


今は、608。


爆発的な伸びではない。

奇跡でもない。


ただ、

「書き切った」

その一点の積み重ねだ。


テンプレ作品が強い場所でも、読んでくれる人はいる。


それが嬉しかった。


雨日は、トップ作家ではない。

ランキングの常連でもない。


それでも、

誰も読んでいないと思いながら書いた物語を、

2万人以上の人が読んでくれた。


この事実は、

どんな比較をされても、消えない。



このエッセイを読んでいる人は、

小説を書いている人が多いと思っている。


「やめようかな」

そう思う気持ち、すごくわかる。


けれど、

非テンプレでも、

群像劇でも、ちょっとずつ浮上した書き手もいる。



数字は、他人と比べるものじゃない。

過去の自分と比べるものだ。


やめたら、PVもそこで凍る。


44,000PVで書いていた雨日は、17万PVの未来を知らなかった。


書き切った人だけが、

見ることのできるゴールがあるのだと思う。



だから雨日は、今日も書く。


需要がなく、

長文で、

非テンプレの重く、暗く、屈折した小説だ。


(どうしよう、連載中の小説も確実に50万文字以上になる)


このシリーズを書き終えたら、


ゴリゴリにテンプレ作品を書くぞ。


・・・でも、それは、まだ数年先の話だ。



小説を書いて、

息抜きにエッセイを書いて、

雪を掘って、クタクタになっても。


それでも、書く。


書いている途中で見える数字は、未来の評価ではない。





このエッセイで触れた処女作は、

非テンプレ・群像劇・バッドエンド、

約50万文字の長編小説です。


書いている最中は、

需要も反応も感じられませんでしたが、

完結後、約8ヶ月かけて17万PVに辿り着きました。


もし、

・数字に悩んでいる方

・非テンプレ作品を書いている方

・「完結する意味」を探している方


がいれば、参考になる部分があるかもしれません。


*『秘密を抱えた政略結婚 〜兄に逆らえず嫁いだ私と、無愛想な夫の城で始まる物語〜』**


https://ncode.syosetu.com/n2799jo/

<完結>



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