小説初心者がプロットなしで47万文字の小説を書けた理由 → 展開が遅い!!
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テンプレ0の処女作
兄の命で嫁がされた姫・シリと、無愛想な夫・グユウの政略結婚から始まる切なくも温かな愛の物語です。
▶︎ https://ncode.syosetu.com/n2799jo/
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老人との恋愛
『秘密を抱えた政略結婚 〜三人の娘を守るため、妾のいる25歳年上領主の妻になりました〜』
連載中です!
▼ 続編はこちら:
https://ncode.syosetu.com/n0514kj/
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こんばんは。雨日です。
このエッセイは、ライトノベルを1冊も読んでない雨日が、小説家になろうで
書きたいものを書いた経験について書きます。
◼️ 処女作は47万文字
雨日の処女作
「秘密を抱えた政略結婚 〜嫁ぐ相手は貧しい領主 再婚、子持ち 寡黙で無表情な美男〜」の
文字数は47万文字を超えた。
処女作にしては長い方だと思う。
小説家になろうでは、2018年のデータでは全体の15%の作品が10万文字以上の長編らしい。
40万文字以上はさらに少ない傾向があるようだ。
◼️告白する プロットを書いてないよ
長編小説を書くにあたって、プロットを書くことが大切らしい。
プロットはいわば「小説の設計図」となるもの。
物語を作るためのとても必要なものらしい。
雨日は頭の中でストーリーができていた。
完結後のシリーズも頭の中でできていた。
大まかな流れをノートに書き、目隠しした猪のように書き出した。
◼️ プロットにテンプレを入れこむ
小説家になろうの作風に詳しい家族は、プロットの必要性を話した。
プロットを書くことで、キャラクターや世界観、ストーリーの構成などに良いらしい。
さらに、小説の設計図にテンプレ要素を取り込み、読者が喜ぶ作品を作ることが大事らしい。
「なるほど」と思った。
でも、萌えない。
小説を書くって根気がいるから、好きなことじゃないと続かない。
書きたいものを書くのが、趣味の世界だ。
アドバイスをありがたく聞き流し、暴走特急のように小説家になろうにむかって突入した。
◼️プロットなしで書いた結果→展開が遅い
超!!長文になってしまった。
長い。長すぎる。
持ち前の粘着質が活かされ、細かくネチネチとしたものになった。
それも、これも、設計図なしで挑んでしまった結果なのだ。
雨日の書いた小説を読み、家族は絶叫した。
「展開遅っっ!!」
軽く読むライトノベルでは、展開が早いストーリーが好まれるらしい。
◼️ 1日の出来事を9話に渡り書き続けた その結果
たった1日の出来事を、9話に渡って書き続けた暴挙に出る。
ざっくりとしたストーリーを紹介する
⚪︎27話 政略結婚から2ヶ月 主人公(女)は妊娠に気づく 父親は夫か、実の兄か不明
妊娠を告白できずにいる
↓
⚪︎28話 兄が主人公の元に訪問に来る 熱い眼差しで見つめられ「後で話そう」と言われる
↓
⚪︎29話 夫公認で兄と2人きりになる。口づけをされる
↓
⚪︎30話 主人公、ナイフで兄を恐喝
↓
⚪︎ 31話 部屋に潜んでいた家臣が「おい兄とキスしていたよ」と夫に報告
↓
⚪︎32話 夫が主人公に質問 「オレに話したいことはないか」
↓
⚪︎33話 主人公 夫に妊娠を告白 父親はどちらか不明と説明
↓
⚪︎34話 妊娠を喜ぶ夫 結婚して初めて夫が笑う
↓
⚪︎35話 主人公 兄のことを許せるか夫に詰問
◼️ 展開遅っ!!!
1日の話を9日間に渡って書いた。
付き合ってくれた読者様、あなたは天使だ。最高!
展開が遅い小説を気長に読んでくれる、その優しさ、
粘り強さ、根気強さ、違う方向で活かされているはず!
素晴らしい!
その9話だけで文字数が17094文字!!
◼️ 粘着質極まる
こんな感じで粘着質に書いた展開が数箇所ある。
27話で結婚2ヶ月という展開。
そして、34話で主人公の夫が笑顔を見せる展開の遅さ。
ちょっとした恋愛小説なら、34話で完結している。
粘着質に書いていたから、197話 47万文字になった。
完結まで読んでくれた読者様 ありがとう!
◼️ 文字数が多いのと面白い文章が書けるは違う問題
当たり前だけど、文字数が多くても、面白い文章が書けるということではない。
文字数が短く、面白い作家さんは山ほどいる。
センスあるな。
羨ましいなと思う。
雨日にはそれがない。
◼️ 文字数が多いと小説を読んでもらえる
けれど、文字数が多いと利点もある。
文字数が多いと、話数が増え、小説を読んでもらえる機会が多くなる。
PV数が増えるというやつだ。
雨日の処女作は現在97000PV。
人気作品ではないけれど、処女作にしては読んでもらえているという手応えを感じている。
それは47万文字書いたからだと思う。
◼️ 完結まで書き切った爽快感!
連載中、雨日の小説は読まれていなかった。
あぁ、才能ないなぁと落ち込んでいた。
家族はテンプレなしの作品を書き、『読まれたい』と思うなんて笑止千万!と話していた。
それでも、思い描いた小説を完結まで書き切った。
その時の爽快感は忘れられない。
この年齢になると、こういう達成感は得られない。
頑張ったな。素直に自分を褒めたい。
◼️ その爽快感が忘れられず、再び続編を描き始めた。
今回も展開が遅く、暗い話を延々と書いている。
老人との政略結婚を異世界恋愛ジャンルにした。
いわゆる無謀ってやつだ。
そして、テンプレ0。
プロットなし。
けれど、頭の中にあるゴール(完結)を目指して、ネチネチと書き続けようと思う。
次回は「小説をSNSで宣伝する?」について書く。
◼️ 今日のまとめ
長文が書けたのは粘着質の賜物。
そして、小説を完結まで書き切るのは最高の娯楽!
今回も、その爽快感を目指して書き続けるぞ!